成田空港近くの「 マロウドインターナショナルホテル 」に宿泊 韓国旅行記①
韓国の友人へのお土産「まめぐい」を買う
韓国への便は明日21日に成田から発つ。時間は9:10分。早い。ということで僕は、出発の前日は成田空港近くのホテルで宿泊することにした。僕の家は東京の千葉県寄りだし、空港へのリムジンバスが近場の駅から出発もしているけれど、なんとなく、前日にホテルに宿泊すると言う行為が素敵な事に思えたのでホテルに泊まる事にした。
ホテルの名前は「マロウドインターナショナルホテル」。楽天で3300円と安く、チェックインは夜の8時以降となる。成田駅からは距離があるが、送迎もあるので問題がない。もちろん空港への送迎もある。
14時頃家を出た。韓国の友人にお土産を買いに遥々東京駅へ行くのだ。お土産は「まめぐい」を買う予定。ネットで調べると、お土産には化粧品が良いとかレトルトカレーが喜ばれるとか書いてあったけれど、姉と相談した結果「まめぐい」が良いのではないか、と言う事になった。なんてたって7人ぶんもお土産を買わなければならないんだ。持ち運びもしやすくてそこそこの値段のものが良い。
まめぐいのお店は東京駅の銀の鈴近くにあった。改札の中だ。想像よりも小さいお店だったけれど、品数は充分あるように思える。和柄が色鮮やかでどれも素敵に見える。まめぐいのお店ではいくつかの商品ラインナップがあったけれど、僕のお目当ては箱をてぬぐいで包んだもの。まめぐいのメイン商品だと思う。
買い方は簡単で、好きな手ぬぐいと中に入れる物、飴やお茶などを選びそれをレジに持って行くだけ。そうすると店員さんが箱に入れて包んでくれる。手ぬぐいのデザインの数が多くて悩んでしまうけれど、僕は時間をかけたくなかったのでクラシックな和柄にしぼり、7種類の手ぬぐいを選んだ。中身は全て飴玉にした。手ぬぐいと飴の1セットで合計800円ほどになった。
韓国旅行までのお話し
東京駅を出ると八重洲ブックセンターで「地球の歩き方 ソウル」を購入した。1500円もした。なぜ「ソウル」のガイドブックを買ったかと言うと、ソウルでの3日間の旅の雲行きが怪しくなってきたからだ。僕は今回の旅は全て「ビビアン」にまかせた。人数も多かったのでその方が簡単だと思ったし、特別に訪れたいと言う場所は思いつかなかった。「宿の予約は自分でした方がいい?」と僕がビビアンに尋ねると、彼女は「大丈夫、そんな事考える必要ないよ」と答えてくれた。そうやって僕の旅程はソウル3日間、釜山で3日間という形になった。
韓国の旅は概ねこの様な感じになる。まず僕はソウルに上陸しそこで3日間を過ごす。ソウルで会うメンバーはケビン、ハンナ、スーランの3人。4日目にケビンとスランと共に釜山に行き、釜山組のリブ、エイデン、ビビアン、ジョンミンと合流する。このようなプランを彼らは計画してくれた。
ちなみに、なぜここでビビアンにまかせたかというと、僕はいつもリーダー格の「リブ」に話を持って行ってしまう傾向があるので、たまにはビビアンで行ってみようと思ったのだ。ソウル組にも相談すべきだろうかと悩んだりもしたのだが、リブがいる釜山組は行動力もあり決断も早い。なのでビビアンに話を通しておけば、あとはよろしくやってくれるだろうと、考えていた。
釜山での旅程は早々とフェイスブックにアップされた。観光するコースも宿も決まっている。これなら何も考える事がなさそうだ、とずっと考えていたのだけれど、出発10日前くらいにソウル組の「ケビン」からメールがきた。ケビンは日本の大学に留学をしているし、日本に住んでいた事もあるのでほぼ完璧に近い日本語を話す。そのケビンが「いつ頃くる予定ですか?」という。
ということで、ソウル組と釜山組のコミュニケーションがうまく行っていないことが想像できた。ソウル組は、僕が何月何日に来るらしい、という事だけはわかっているようだけれど、それ以外のプランとか宿とか、釜山組の様には考えていないようだった。
こうなるかも知れないな、って思いは心のどこかにあったし、投げっぱなしにしたのがいけなかった。
ということで、ソウルだけはガイドブックを買ったほうが良さそうだなと言う事になった。
iPhone用充電池とスーランへのギフト
八重洲ブックセンターを出ると有楽町のビックカメラで、スマートフォン用の充電池を買った。充電池って呼ぶのかな?モバイル電源パック?まあそんな物。パナソニックの「QE-PL201」と言う商品で、価格ドットコムなどでも人気が高い商品。iPhoneは2回フル充電が出来るようだ。AC電源も付属し、また本体の重さも他社のものより軽かったのでQE-PL201を選ぶ事にした。
普段は携帯なんてほとんど使わないのでモバイル充電池なんて必要ないんだけれど、ソウルの件もあってスマフォが重要になるなと思った。
その後東京駅に戻り、今度は「スーラン」だけのギフトを探した。もちろんスーランにはみなと同様にまめぐいのお土産を買ったのだけれど、それとは別な何かが必要ではなかろうか、と思ったのだ。と言うのも、彼女は怒っているのではなかろうか?「何でぎりぎりまで宿を決めていないのよ」という空気感が彼女のメールからはビンビンと感じとれたのだ。僕には僕の言いぶんがいくらでもあったが、英語で説明するのも面倒だし、しかも昨日彼女は急いでソウルの宿をいくつかピックアップしてくれたのだ。お礼も込め、また円滑な旅ができるよう祈りを込め彼女だけのプレゼントを買った。個人的にスーランが好きだという事もある。
プレゼントは大丸のBerneというお店で可愛らしいケーキセットの様なものを選んだ。ゴージャスなスーランにはマカロンがよいだろうと思ったけれど高すぎた。あまりにも高すぎると周りとの土産のバランスが悪くなる。そしてプレゼントの名目はバレンタインデーとして。何だか日本人ぽいことしているなー、と疲労感を覚えた。これで東京駅でのお買い物は終了。
マロウドインターナショナルホテル
船橋駅のポポラマーマで夕食を食べ時間を潰し、京成成田駅から8:30分のホテル送迎バスに乗った。送迎バスは定期的に辺りを巡回しており、途中イオンのショッピングモールに立ち寄る。京成成田駅からマロウドインターナショナルホテルまでは30分ほどだ。
マロウドインターナショナルホテルはそれはもう大きくて立派なホテルで、僕は本当にここが3300円で宿泊できるのかと疑った。こんな立派なホテルに泊まった経験は数少ない。
ちなみにこのホテルは楽天トラベルで予約をした。楽天トラベルで成田空港近くのホテルを検索してみたが、3000円から4000円のホテルがいくらでもあり、その中でもこのマロウドインターナショナルホテルは評価も高く、駅と空港への送迎もあった。
部屋はダブルのベッドが置いてある良くあるワンルーム。一人なら充分な広さだし、想像よりも綺麗で驚いた。しかも喫煙部屋だ。喫煙部屋と禁煙部屋は選択できないと言っていたが、恐らくほとんどの場合は喫煙部屋に案内される事だろうと思う。
しかし一人のホテルは暇である。カメラ片手にホテル内をうろつき写真をとり、部屋に戻り写真をとるとやることがなくなった。なので風呂に入り鼻歌を歌い、腹筋をし、鏡で自分の裸をチェック、そしてまた腹筋をした。部屋の窓からは成田空港の滑走路が見えた。
2時頃に眠れなかったのでフェイスブックを確認。するとスーランからのメッセージがあり「宿を早く予約しないとなくなっちゃうよ、宿に確認したけど空いているベッド数が少ないので事前に予約した方が良いよ」との事だった。やはり少し怒っている様にも感じる。大丈夫、なきゃないでなんとでもなるし、と言いたかったけれど、スーランの好意を受けようと思う。ここは彼女の言う通りにした方が物事がうまく進むだろう。「朝に連絡をしてみるよ、ありがとう」と返事をした。スーランにプレゼントを買っておいて良かった、と心から思った。
そしてそんなスーランの事を考えていたら全く眠れなくなった。旅の緊張もあるだろう。諦めて体を起こし、地球の歩き方の巻末にあるハングル講座でハングルを勉強した。ハングルはパズルみたいで面白いし覚えやすい。素晴らしい文字だなと思う。
そして夜が明けた。