釜山のキメ(Gimhae)空港から成田空港へ。 韓国旅行記⑪
エイデンとリブにお別れ。キメ空港から成田へ。
韓国旅行7日目。今日は帰国の日。 7:30にエイデンの携帯のアラームで起きると、ちゃかちゃかっと準備をして部屋をでた。昨晩は2:00過ぎに寝たと言うのに、リブもエイデンも僕を空港で見送るために起きてくれた。そして8時頃にはゲストハウス”Hello Guesthouse”をあとにした。3日間お世話になった素敵なゲストハウスともお別れだ。
キメ空港まではヘウンデ駅から電車で向かう。乗り換えは1回だけだが、乗り換えの際に時間がかかり空港へは1時間ちょっとかかった。電車の中で僕らは何を話しただろうか。ほとんど何も話していない気がする。朝だからだと言うのもあるし、昨夜からもう僕らは静かになっている。別れを感じながら会うというのはいつも寂しい。
キメ空港には9時過ぎに着いただろうか。大韓航空のカウンターでチェックインを済ますと、僕らは朝ごはんを食べることにした。僕の搭乗時間までほとんど時間がなかったけれど、これが最後の食事なんだ。僕はチャパゲティを注文。インスタントのチャパゲティしか食べた事がないので挑戦してみた。でもインスタントの方がおいしかった。ちなみに僕はオリジナルのチャパゲティも好きだけれど、やっぱり四川風のチャパゲティが好きだ。辛くて美味しい。でも日本では見つける事ができなくいので残念。
チャパゲティも食べきらず僕は両替所に向かった。69,124ウォンが4650円になった。10ウォンは交換してもらえなかったけれど、それ以外の小銭を交換してもらえたので良かった。それにしてもいい感じにお金を使ったものだなーと思う。奢ったり奢られたりして結局韓国では3万5000円くらい使った事になる。まあほとんど奢られたんだけど。
両替が終わるとタバコを吸ってトイレに入り、また二人がいるレストランに戻った。そんな事をしていたら搭乗時間まであと10分もなくなり、二人にお別れの挨拶もほとんど出来ずに手荷物検査に向かう事になった。エイデン、リブ、本当にありがとう。
急いでいる中手荷物検査で靴を脱ぎ、イミグレーションを抜けロッテのデューティーフリーへと向かった。このキア空港のデューティーフリーで、ミョンドンで買ったヴィトンの財布をゲットしなければならない。どれくらい時間がかかるか、と心配していたが30秒くらいで終わった。レシートを見せるだけで物を受け取る事ができた。
その後走って搭乗口まで向かった。人の動きが無かったのでもう全員乗ったか?なんてハラハラしたけど、どうやら僕の便が30分ほど遅れているらしかった。なんだよもう。これだったらエイデンとリブとゆっくり話せたのに。
そして僕を乗せた大韓航空KE715は空に飛んだ。機内では朝食がでた。鶏肉のあんかけのようなものだった。もう、朝食がでるとわかってたらあんなに慌ててチャパゲティなんか食べなかったのに。もっと二人と話せたのに、と僕は自分の学習力のなさをつくづく思い知った。
To everyone, 감사합니다.
ここにみんなへのお礼を書く。まあケビン以外はみんな日本語が読めないだろうけど、いつか日本語が理解出来るようになったら読んでくれ。Googleの翻訳を使ってもいいね。
みんな、本当に忙しい中ありがとう。みんな勉強と就活中で大変な中よく集まってくれた。俺はみんなに迷惑をかけたんじゃないかと内心思ってるけど、みんな楽しんだかな?楽しんでくれていれば嬉しい。俺はかなり楽しんだぜ。
俺は今回みんなから色んな物をもらって感謝の気持ちでいっぱい。色んな場所に案内してもらったし、ご馳走になったし、お土産ももらったし、そしていっぱい歓迎してくれた。俺はその中で甘えていて何もできなかったけれど、みんなが日本に来た時は全開で歓迎するから、早く素敵な仕事を見つけて日本に来なさい。もちろん俺も近いうちに韓国に行くよ。その時はおじさんにまかせなさいね。本当にありがとう。
ハンナ
ハンナは就活中で忙しかったね。ありがとう。ソウルが地元じゃないのに、ガイドマップを片手に一生懸命案内してくれてありがとう。おかげで素敵な母親への土産も買えたし姉に頼まれてた財布も買えた。今度はギョンジュにも行くよ。ありがとう。
ケビンさん
色々とありがとうございました。そしてご迷惑もかけました。空港でのやりとりとか事前にもうちょっと話し合っとくべきでしたね。本当に申し訳ない。まあ近いうち京都の方へ遊びに行こうと思うのでそん時はよろしく。ありがとうございました。
スーラン
俺に付き合っていっぱい歩いたね。本当にありがとう。ずっと観光して何だかんだで忙しくて、ゆっくり話す時間がなかったな。またソウルに行くからその時はカフェでゆっくりお話ししましょう。そうそう、バレンタインデーのやつ美味しかった?ありがとう。
ビビアン
今回の旅行全部任せてしまって悪かったね。ありがとう。本当はもっとビビアンと話がしたかったんだけどな。あっという間だったな。せっかくニュージで一緒に撮ったポラロイドも持ってきたのに。見せずじまい。ウルサンにも行くよ。ありがとう。
ジョンミン
ジョンミンも就活で忙しかったね。ありがとう。ま、お互い特別に交わした会話もないけど、ジョンミンがいたおかげでずいぶんと場が和んだし盛り上がったよ。それに久々に会えて嬉しい。ソウルで良い職場が見つかるといいな。ありがとう。
リブ
仕事をやめてきたって言ってたけど、まさか今回のため?聞くのが怖いから聞かないけどね。次は夏のチェジュ島だな。その時はお願いだから俺を泣かさないでくれよ。そして素敵なお土産を選んでくれてありがとう。死ぬまで使うからな。ありがとう。
エイデン
忙しい中来てくれて本当にありがとう。そしていつもの様に俺をずっと気にかけてくれたね。君には本当に頭があがらない。12月に日本に来れる様にがんばってくれ。その時は泣かしてやるからな。短い間だけど本当に世話になった。ありがとう。
と、言うことで今回の韓国旅日記は終わります。こうやって日記を書き終えちゃうと、何だか旅が終わったなって感じですごく寂しい。
でも、今僕はエイデンに教えてもらった韓国のミュージシャン”Nell”の”기억을 걷는 시간”をヘビーローテーションして聴いてる。というかギターで弾いて歌ったりもしてる。この曲はラブソングで、元カノ(こうやって書くと寂しいが)を思い出したりとか、その一緒だった時間の中にまだいる、っていう感じの歌だと思うんだけど、何だかその感じが今の僕の心境に妙にマッチする。もちろん”元カノ”ではないんだけど、思い出しているという気持ちは変わらない。韓国語が理解出来ないのが良いのかも知れない。そんなわけでもう少し、僕はこの曲を聴きながら旅の思い出に浸っていようと思う。
ありがとう。Thank you. 감사합니다.