おすすめのチョーク、チョークバッグ
チョークの役割とは?
チョークとは…クライミングで滑り止めとして活用されていて粉末、固形や液体などさまざまなタイプがあります。
知らなかったのですが…チョークって滑り止めの効果では無く汗を吸いとりるために使うんですよね。人間の汗って99%の水と塩化分が多くを占めるのですが、他にも油分も含まれたりするんです。そりゃ〜汗をなんとかしないと滑りやすくなるワケです。そこで、クライミングでは汗で滑らないようにチョークを使用します。
成分は主に、炭酸マグネシウムで純度によって効き具合が変わってきたりしますので好みのメーカーやブランドのものを使用してください。
チョークの種類。
チョークボール:粉末状のチョークを巾着袋に入れたタイプ。
主にジムではチョークボールの使用を規定されている所が多いのでチョークバックにチョークボールを入れたスタイルになります。
- メリット:落ちてしまっても飛び散る事が少ない。ジム・外岩など場所を選ばず使用可能。ボルダリング・ロープ様々なクライミングでの使用可能。
- デメリット:キレイに手に着けずらい。パンパンな時と少なくなった時の出が違う。詰め替えが面倒。
ブロック・タイプ:石けんのように固形にかためられたタイプ。
主に、ボルダリングチョークバックなど大きめなチョークバックに入れて使うタイプで石けんで手を洗うようにチョークを付けます。
- メリット:手にキレイにチョークが乗る。手に盛れる感じがする。
- デメリット:ロープクライミングに向かない。崩れやすい物がある。
チャンクタイプ:固形と粉末状のモノが混ざったモノ。チョークバックにこだわらず、様々なタイプで使える。
固形と粉末(チョークボールタイプ)の中間な印象です。
- メリット:粉末と固形の間をとった万能なタイプ。手にも乗るしチョークバックにこだわらず使用可能。
- デメリット:ジムでは禁止される所が多いので使用に注意が必要。
液体チョーク:粉末タイプをアルコールで溶かし。液体を塗って乾燥させるタイプ。
ボトルに入っているのでチョークバックも必要なく、手軽に使えます。
- メリット:手にキレイにチョークが乗る。松ヤニが入っていると更にフリクションが良くなる。
- デメリット:ロープクライミング中のチョークアップは不可能。松ヤニ入りの場合は外岩での使用は控えたい。液体は主にアルコールなので皮膚が弱い方は手があれやすい。
ゼリー状タイプ:液体チョークのアルコールが抜かれたタイプ。
使用用途と調べるとディープウォーターソロやプライベートウォールなどチョークを使いづらい時に使用する方がいるみたいです。
- メリット:粉末状を元にしてないので汚れない。効果が長持ちする。手にやさしい
- デメリット:販売している所が少ないので手に入り難い。
チョークを販売しているメーカーを紹介
M-Factory
Boulder-X。どのショップ、ジムでも見かけるほど有名な液体チョーク。松ヤニ入り・ナシ/アルコールフリーなど…バリエーションが豊富。製作しているM-Factoryに相談すればオリジナルのお気に入りの液体チョークもオーダー可能。
メトリウス(Metolius)
クライミングギアで有名なUSAメーカー。粉末状、ブロック、チョークボールと様々なタイプの物をラインアップされ粉末タイプではスーパーチョーク。更に粒子の細かいファイングラインドチョーク。価格もリーズナブルでラインアップも充実している。
ブラックダイヤモンド(BlackDiamond)
コチラもクライミングギアなどで有名なUSAメーカー。詰め替え可能のチョークボールや固形、粉末状タイプなどギア同様、長くつきあって行けるようにユーザの事を考えた商品が多く価格もリーズナブルな所もいい。
ベアール(Beal)
クライミングギアをメインに扱っているフランスのメーカー。ラインアップではピュアグリップという液体チョークがあります。この液体チョークも良くジムやショップに置いてあり入手しやすく有名なチョークです。
マッドロック(MadRock)
クライミングシューズの方が有名かもしれませんが、マット、チョーク、チョークバックなど様々なアイテムをプロデューズするUSAメーカー。チョークの方は粉末状、チョークボール、固形タイプと用途に合わせたラインアップが充実しています。
ペツル(Petzl)
ヘッドランプからクライミングギア、ロープレスキューに至るまで様々なシチュエーションにあったアイテムを提供しているメーカー。ペツルのチョークはパワークランチというチャンクタイプなのですが、ラインアップのサイズが素晴らしい。特に25gはチョークバック1個に丁度いいサイズで予備に持っていくだけで余分な荷物にならないサイズが使い勝手がいい。
ムーン(moon)
サイファーパンツで、UK出身のベン・ムーン氏が手がけるクライミングメーカー。クライマーがクライマーのための物を作っているので間違いが無い物しか無いと言っても過言ではないかもしれません。チョークはチャンキータイプとチョークボールタイプをラインアップ。
株式会社フロッグ
エコクライマー・チョーク。岩場のため・環境のためにつくられたエコチョーク。卵殻をリサイクルすることによって自然も大事にできるというだけでなく炭酸マグネシウムの純度のもこだわっているのでチョークとしての性能も落とす事がなく、自然にもクライマーにも優しい。
USAMIX climbing
クライマー宇佐美 友樹さんが丁寧に手作りしている。チョークも液体チョークが200gと100g。詰め替えチョークがある。リーズナブルな価格でありながらも、詰め替えに便利なケースの詰め替え用。クライマーが作る商品なので扱いやすく品質も抜群。
おすすめのチョーク。
粉末・固形タイプ
液体タイプ
- マムート 液体チョーク:松ヤニ入りで、フリクションが良く長持ちする。手を洗う時にですら落ちにくいくらいにスゴイです。
チョークバックについて
チョークを入れるバッグで腰につけるタイプと据え置きタイプがある。使用用途にあったモノをチョイスすれば間違いないですが一応、説明とオススメのモノを紹介します。
チョークバック タイプ
腰に巻くタイプで、ロープを使って高い壁を登るリード・トップロープ、ボルダリングまで汎用性があり。チョークアップし易さを求めた商品から可愛さを求めたモノ。カッコ良さを求めたモノまで幅広い使用用途で、初めに買うには便利なタイプ。
チョークバケット タイプ
主にボルダリングでの使用を目的とされてジムであっても、チョークをブロックタイプやチャンキータイプ、粉状のまで使用できちゃんと手にチョークが乗せられるのがメリット。
チョークバックのオススメ。
個人的に使っていて良いなぁ〜と思うのがアークテリクスのチョークバックです。
口の部分にフレームが入っていて常に開いている状態になるので、チョークアップしやすいので専用なモノを買うなら、お勧めです。
ソフトシェルの素材で作られていてしなやかでありつつ、尚かつ丈夫。そして…素材の印象からか使っていて重さを感じません。c40が85gで、c80が102g。
ロープクライミングや長めの課題をやる場合、負担を少なくする事は、かなりのメリットになります。もちろん、スタミナに自信のない方など…軽さを重視して負担を無くしたいって人にはベストです。
ちなみに…サイズはチョークボールや手の大きさによって好みの方を選んでください。外側にはジッパータイプのポケットがあるので小銭や鍵も入れられて軽量なのに使えるチョークバックです。
コチラは口部分が斜めカットされていて人間工学的にチョークアップしやすいデザインがされています。とは言っても、c30pが86g、c50pが94gとコチラも軽め。
素材がナイロンを使用しているのでc40やc80に比べてもガッシリしててチョークアップがスムーズにやりたい方や丈夫でも軽めなモノ…と思うならコチラがオススメです。
チョークバケットのタイプの中でも、工夫されていていろんな所にポケットがあり使う人の事を考えられ、こんなに便利に使える据え置きタイプは他にはありません。
ヤハケンのチョークバック選び
チョークについては、それぞれ好みがあるので使ってみてください!という事しか言えないのですが…(周りの人を見てもそれぞれなので…)。
…でも!チョークバックでは、1回失敗しました。
クライミングを始めた頃、「自分の」という事に憧れ。買ったはいいのですが…
何も分からず…ちっちゃい方が可愛いとか。カッコかもしれない。とか変な理由で小さいやつを買いました。
そして、しばらく使ってましたが…どうしても、指先にしかチョークアップできない。手のひらにつかない…。…そしてスローパーが止まらない。という、またしても見た目だけに走り失敗しました。使う人によっては指先だけチョークアップでいい方もいらっしゃるみたいなのですが。
自分はそうではなかった…。至って普通でした。チョークバックってカッコ良いヤツや可愛いモノがありますが…基本、使いやすさでチョイスした方がいいです!と当たり前の事しか言えてないですけど…。