初心者のための登山とキャンプ入門

東京から北海道へ。ヤマトの「単身者向け引越サービス」の料金とレビュー

ヤマトの専用ボックス(カーゴ)二台分の荷物
ヤマトの専用ボックス(カーゴ)二台分の荷物

東京から北海道の旭川へ引越。単身かつ家電も少なかったのでヤマトの専用ボックス(カーゴ)を利用した「単身者向け引越サービス」で引越しをした。

料金は東京から旭川で、カーゴ2台を利用して税込み90,200円。搬出から引越し先の搬入までは2日。午前中に荷物を搬出し、翌々日の午前中には旭川に届いた。

単身者向け引越サービス利用のポイント

ヤマトの専用ボックス(カーゴ)のサイズ
ヤマトの専用ボックス(カーゴ)のサイズ

単身者向け引越サービスとは?

トラックに荷を積むのではなく、カーゴ(専用ボックス)に積んで引越をするパターン。ヤマトではカーゴは2台まで利用可能。荷物の少ない人、大きな家電を所持していない人に向いている。

カーゴでの引越のメリット

荷の積替えがないこと。一旦カーゴに荷物を積んだら封印をするので、荷の積替えができない。全ての引っ越しがこの形なのかどうかはわからないが、荷物の積替えや移動がなければ紛失がないだろうし、目の届かない場所で投げられて中身が痛むこともない、と想像する。

カーゴでの引越のデメリット

特に無いが、適当にパッキングをすると嵩張ってしまい、カーゴに入り切らないことも考えられる。
一つのダンボールに出来る限りの荷物を積み込むとか、どれくらいの量がカーゴに入るか計算するとか、そういった手間と努力が必要となる。

自転車を入れたケースの隙間に荷物を詰め込む
自転車を入れたケースの隙間に荷物を詰め込む

2台のカーゴでどれだけ荷物が積めるか

ヤマトの専用ボックス(カーゴ)二台分の引越し荷物

上の写真が2台のカーゴに積んだ全ての荷物。

大きな物は、本棚、自転車、巨大なスピーカー一組、イス、ハードケースに入ったギター、オーディオ・パソコン関係の機材がいくつかとレコード。カラーボックスはサイズが違うけど合計9個。ベランダ等に置くコンテナ的なものが2つと机とその下に置くキャビネット。

どれくらいの量が1つのカーゴに積めるのか、というのはとても難しいけれど、頑張ってパッキングをして上記の量の荷物が2台のカーゴに収まった。

3Dソフトでのシミュレーション

blenderで引越しシミュレーション
左の黒い線の箱がヤマトのカーゴ、右の箱が西濃運輸

荷造り後の荷物を見て2台のカーゴで収まるかが不安だったのと、スペースがあるなら出来る限り荷物を持って行きたかったので、僕は事前にフリーの3Dソフト「blender」を使って積み込みのシミュレーションをした。

自分が積み込むわけではないので思い通りには行かないが、カーゴ1台か2台か、もしくはそれ以上になってしまうのか、を判断するのには役立ったと思う。荷物の量があまりにも多ければ、普通に引っ越し業者に頼んだ方が安く済むかもしれない。

引越し料金、支払い方法

料金は東京から北海道の旭川までで税込み90,200円。

支払い方法はカードを選んだが、カードを読む機器があるわけではなく、QRコードを読んで伝票的なページに移動し、そこでカード情報を入力するという形だった。なのでカード払いの場合スマートフォンは必須と思われる。

プチプチを巻いてくれる

段ボールに入ってない傷がつきそうな荷物は業者がプチプチを巻いてくれた。僕の場合はカラーボックス9個で、プチプチを巻かなくてもいいですよ、と言ったが巻かなければいけないルールらしい。
それ以外にも自分でプチプチを巻いたものが数点あったが、巻く必要はなかったと思う。でも搬出時間は短縮されたかもしれない。

搬出の際に使用したプチプチは、搬入の際に回収してくれたのでゴミにならなかった。

搬出はグループ会社の作業員、搬入はヤマト

荷物の搬出はヤマトのグループ会社の作業員2人で、ヤマトの制服を着ていた。
搬入はヤマトの作業員3人だった。

搬出、搬入時間

搬出の作業員は2人で、カーゴ2台分の満タンの荷物の量で30分から1時間くらいだったと思う。

搬入の作業員は3人で、僕と姉が手伝ったので計5人ということになる。
道路から家までは坂道で距離もあって、またその間は荷物を担いで運ぶので大変だった。しかし人数が多かったので、こちらも30分から1時間で終わった。

利用した感想

引越し業者にお願いした方が安かったのかそうでないのか知る由もないが、ヤマトの引越を選んで満足している。パソコンや音楽系の機材類に問題はなかったし、衣装ケースには梱包をしてくれたので傷もつかなかった。

巨大な本棚には大きな傷がついてしまったがこれはしょうがない。事前に言われていたことだし「本棚に小荷物を入れて運んで欲しい」という僕の願いを聞き入れた結果そうなってしまったのだ。

しかし、次に利用するかどうかは微妙かも知れない。というのも、カサを減らそうと至る所に荷物を詰め込んだのでとても疲れた。
ヤカンには靴下を詰め込んだし、パソコンの梱包には掛け布団を緩衝材として使ったり、とにかく空いているスペースがあれば何某かの荷物を詰め込んで、その箱をパンパンにした。そうやって、荷物の移動を繰り返して全ての箱の無駄なスペースを埋めて行った。そんなことばかりやっていたので疲れてしまった。

予算にゆとりがあれば、普通の業者を頼むかもしれない。

検討した運送会社の引越しプラン

他にもあったかもしれないが、調べたところ西濃、佐川、ヤマトの三社が単身引っ越しサービスを行っていた。

西濃運輸のカンガルー引越便(パック料金)

第一候補だったが、電話をすると「今はやっていない、グループ会社ならあるけれど」ということで諦めた。こちらはカーゴタイプではないが、料金表を見てとても安く感じた。

西濃運輸の「カンガルー単身MAX+1 」

カンガルー単身MAX+1

こちらが第二候補だった。カートを使った引っ越しで、サイズは幅115cm×奥行128cm×高さ170cmでヤマトよりも大きい。そしてなんと自転車まで運んでくれる。
しかし電話をしたところやっていないと言われたので諦めた(今思うと「カンガルー引越便」はやっていなくて「カンガルー単身MAX+1」はやっていたのかもしれないけれど)。

佐川の引っ越し「カーゴプラン」と「チャータープラン、スタンダードプラン」

佐川の引越しプラン

佐川にも単身引越しプランがある。どれでもいいから安い方法を選ぼうと思って電話をしたら「旭川まではいっていない」とのこのだった。

佐川なら、相談すれば安くて自分が納得のいく方法を提案してもらえるかもしれない、という期待があったが残念だった。

ヤマトの単身者向け引っ越しサービス

単身者向け引越サービス「わたしの引越」

一番高くつきそうだったので避けたかったが、残る選択肢はヤマトのみとなった。
しかしヤマトの場合ウェブで確実な料金が調べられるし、集荷の前々日に予約できる、という優れたシステムがある。