旭川のゴミの分別に苦戦
北海道旭川・移住の記録 #4
2020年6月5日(金)。山と積んであった引っ越しの荷物を開梱して、適当に各部屋に配置。そしてリビングはオーディオを聴ける環境にとりあえずレイアウト。音楽が聴ける様になった。
しかし梱包材などのゴミの分別が難しい。東京と違い、旭川のゴミの分別はちゃんとしているのだ。
お部屋のレイアウト
前日の続きで、朝から荷物の開梱作業をし、そして部屋のレイアウトをした。
楽しい楽しいお部屋のレイアウトのはずだったけれど、今までずっと6畳間で暮らしていたので、荷物をどこにどう設置したらいいのかわからない。リビングは大きいし、さらに部屋が3つもある。適当に置いてしまうと自分の移動距離が増えてしまう。
またハンガー掛けもない上に、ハンガーは1個しかないので服を片付けることができない。衣装ケースにそれほどの収容能力もないので、衣服はそこらに積み上げて山の様にしている状態になった。
片付ける行為が難しいとわかったので、全ての荷物はとりあえず個室に突っ込んで見えなくすることにした。とりあえずリビングさえまともな状態であれば落ち着くし、ソファーに座って森を見たりしてリラックスできる。遊びに来た姉や姉の家族が「素敵だねえ」と言ってくれる状態になれば第一段階はクリアである。
パソコン机とパソコン機器、ソファー、絨毯、オーディオ関連、これらがリビングに置く全ての荷物。
僕の予定では一日のほとんどをリビングで過ごす予定だ。明るいし天井が広いし、何よりここにずっといれば他の部屋を暖める必要はない。ベッドさえも置いてしまったらどうだろうか、と考えている。
リビングのどこに何をセッティングしたら居心地がいいのかとか、効率がいいのかとかさっぱりぱからなかったので、とりあえず適当に配置した。
そして早速オーディオのセッティングをした。中古のJBLのスピーカーとサンスイの古いアンプ、安いオーディオテクニカのターンテーブル。今まで団地のヘッドフォン生活で、スピーカーで音を出してもとても小さかった。
それがやっと、大きな音を出せる。無駄に大きかったアンプとスピーカーの力を出せる、と言ってもこの家は木造なので限度があるけれど。
というか、音楽が聴けるだけで嬉しい。これで静寂の夜も怖くない。音が出さえすればなんでも嬉しい。
森を見ながらビルエバンスを聴く、マイルスデイビスを聴く、そしてジョンコルトレーンを聴く。
森を見ながらジャズを聴くなんて、人生完成したなと思った。
しかし人生が完成してしまうと、この先どうなってしまうのだろう、なんて考えながらうたた寝をしたら夕方近くになってしまった。食べるものがない。
旭川のゴミの分別が難しい
自転車でツルハドラッグに行き、インスタントコーヒー、食パン、石鹸、シャンプー、リンス、レトルトカレーを買った。お米も買って帰りたかったけれど、重すぎて、とても無理だとあきらめた。
その後はイオンのリンガーハットで皿うどんを食べ野菜の栄養分を補給。家に戻るとジャズを聴いてまったりしたあと、個室に隠していた梱包材の片づけを始めた。スピーカーを守るために梱包材として大量の新聞紙を使っていたのでとても大変だ。
そして旭川のごみの仕分けがとても難しい。東京ではなんでもかんでも燃えるゴミで捨てられたけれど、ここではそうもいかない。まだいまいち理解していないが基本的に、燃やせるゴミ、燃やせないゴミ、リサイクルできる紙製容器包装とプラスチック製容器包装、の4種類がある。
テープのついた新聞紙が燃やせるのかどうかとか、プチプチは燃やせないのかとか、いちいち考えてしまって時間を失う。
大変だ。早く慣れて、この「これはどのゴミだろう」という悩む時間を短縮せねばならない。
そんな作業を一人静寂のなかでぶつぶつとやっていると、姉家族が遊びにやってきた。姪たちは掃除を手伝ってくれたり、絨毯の上で変な踊りを踊ったりしていた。姉はゴミの分別を手伝ってくれた。
みなが帰ると家が一気に静かになる。左耳からキーンと聞こえる。それに耐えきれないので、スマホのオーディブルで村上春樹の1Q84を聴く。