ディズニーの英語システムのレビュー③ 「ワールドファミリークラブとイベントに参加して」
ディズニーの英語システムを買って一年半弱になります。今回は、購入に至った経緯や、イベントに参加した感想、クラブのことなど書いてみたいと思います。
購入を決意させたこと
セールスマンは冒頭に言いました。
「お母さん、今もう英語は、‘やるか、やらないか’ ではなくて ‘いつやるか’ っていう問題なんですよ」。
そうそう、それはうすうす感づいてたけど、子供の教育とかあんまり熱心に考えたくないなーと思っていたのでした。
たしかに当時34歳の自分が学生だった時ですら「英語、英語」って言われてたけど、これからはもっと必要になるんだろうとは思っていました。
セールスマンは、小学校で英語が必須になることとか、赤ちゃんの時に日本語108音以外の英語はたしか2700音だったかな、それらが耳に入る環境で育つことの重要性のデータをいろいろと見せてくれました。
でも教材も見せてもらいながらも、値段をなかなか言わないので絶対高いにきまってる、とかなり冷静に聞いていました。
心が動き始めたのは、金額を聞いてからでした。
高くても10万円くらいだと思っていたので、オプションも買ってしまうと約100万円というのはオドロキの金額でした。
ただ、それから具体的に考え始めました。
自分が大学時代に英会話に二年間通って、大学の学費とは別に70万円くらいかかったこと(結局通いきれなかった)。
中学からも月1万円くらいの英語塾に入れてもらっていたこと。
弟が早くから勉強に劣等感をもち、ぐれたこと。その弟が現在英語を必死にやっていること。
姉がなぜかかなりの英語ギライになっていて、もう修復できないくらいなこと。
このディズニーの英語システムにはたしか高校2年で習うくらいの文法まで入っているとのこと。
もしこれを十分に活用して、高校いっぱいまではECCとか英語塾とかに行かないで済めば、安いもんなんじゃないか、と思うようになりました。
というのも、自分が英会話に2年間通っていた経験から、「塾に放り込みさえすればOK」っていうのはぜったい無い、っていう確信がありました。
塾もピンキリだと思うし、それがましてや週に1回1時間とか、中学生になって理論から入る、とかはかなりキビシイと思います。
できれば何も苦労せず、自然な形で生活の中にあって、頭が柔らかく努力しなくても入る幼児のうちに英語の基礎ができてしまえば、
小学校や中学校に入って数学やら漢字やらをがんばらないといけない時にひとつのアドバンテージになるんじゃないかと。
「他の子に勝ってほしい」と思ったことはありません。ただ「英語キライ」「勉強ニガテ」という意識が出来てしまってからでは、取り壊すのは大変かと思ったのです。
教材について
教材については公式HPを見てもらえばざっとわかると思いますが、今現在よく使うのはDVDとトークアロングカードです。
DVDはストーリーと、歌だけ抜粋したものが主にあって、これはただ流しっぱなしにする感じです。
ワールドファミリークラブとイベントに参加して
ディズニーの英語システムは一回買ってしまえば終わりかというとそうではなくて、ワールドファミリークラブというのに継続して入るのにお金がかかります。
毎月約3000円です。たしか、これに入っていないと教材の交換もできなくなります。ただ、途中休会もできますが、再入会するときにお金がかかります。
クラブに入っていると、毎週一回先生に直接電話して短いですがレッスンを受けられたり、卒業までにキャップを集めていくテストが受けられたり、イベントに参加出来たりできます。
あとは会報が送られてきたり、クリスマスにはDVDがプレゼントで来たりと、こう思い出してみるとたくさんありました。
とりあえず買いっぱなしじゃなくてペースができるまで使い倒してみようと思う人は、入っておくといいと思います。
さて、イベントについて書きたいと思います。
私がかつて一度参加したのは ‘週末イベント’と言われるものです。日本全国で行われていますが、やっぱり大都市になっちゃうのかな、とも思います。
セールスマンは「全国でやっている」と言うと思いますが、地方にお住いで気になる方は、実際のスケジュールの冊子を見せてもらうといいかもしれません。
うちも「もうそろそろ行ってみようかな」と思ったときは、行きたいイベントが近場ではなくて、車で1時間くらいの愛知県一宮市で行われていたものに参加しました。
その時は、「パペットショー」というものを見ました。勤労福祉会館のカーペットの一室で、入ると部屋の絵が描かれた板のようなものが立てかけられていました。
子供と母親は体育座りで座り、お父さんたちは三脚とビデオを持ってサッと後ろの方にセットしていました。
登場する先生は3人で、あとはワールドファミリークラブのオリジナルキャラクターのパペットが登場します。
ここで注意が必要なのは、実際の教材はディズニーキャラクターですが、こういったイベントには一切登場しません。
代わりに、ワールドファミリークラブのオリジナルキャラクターが登場します。
そのオリジナルキャラクターを使った教材はすごくたくさん発売されていますが、うちは一つも買っていません。
ただ、クリスマスなどにプレゼントにもらえるDVDはそれらが主人公なので、それを見せていれば子供たちもみんな知っているというわけです。
今回の主人公はポンポンというパンダでしたが、初めてみると大人の目にはアイシャドウを付けている奇妙なパンダにしか見えません。
主人も「へんなの」と言っていましたが、子供は何度もDVDを見ているうちに好きになったらしく、イベントでもらったポンポンのハンカチをしょっちゅう持ち歩いていました。
3人の先生はテンションも高く、表情も豊かで大人でも楽しめるものでした。
うちの子供はキョトンとしていましたが、前を陣取っていた、すでにブルーのキャップを取得した子供たちは、先生の英語の問いかけに積極的に答え、大興奮していました。
参加した親たちにはかなりの刺激がもらえることと思います。
値段は大人が1500円くらい、子供が700円くらいでした。お金を掛けたイベントという雰囲気ではないですが、先生とタッチしたりシールをもらったり写真を撮ってもらったりとアットホームな内容でこれだけの刺激がもらえれば、充分安いんじゃないかなぁという印象を受けました。
直近の課題
なんでもそうかもしれませんが、どうしても買いっぱなしじゃなくそれをどう使いきっていくかということが課題になってくると思います。
クラブの面でいえば、たしか今でも応募できるキャップテストがあるので、それを調べて送ること。
インターネットで子供の好きなキャラクターを通じてできるレッスンもあったような。
あと2歳半でいえば、週に一回先生に電話をかけて電話口で好きな歌を歌ってもらう、などのレッスンもありました。
週末イベントも半年に1回くらいは行った方がいいでしょう。
せっかく毎月3000円払っているのにそれらを使いこなせていない、というのがとてももったいないことだと思います。
特に今は、意味のわからない日本語の歌でも似たような音を当てはめてすぐにデタラメに歌えてしまうほど記憶力が優れています。
実家にいてサボりがちな教材での遊びの時間も増やさないと。
こんな感じが1年半使っての現状ですが、参考になったでしょうか。
もちろんもっとまじめにやっているご家庭もたくさんあると思います。
うちもこれを機に、頭の柔らかい時期を無駄にしないようにがんばりたいとおもいます。