ACCESS VIRUS TI2 POLARレビュー① 個人輸入とケースの話し
日記を書くのは2ヶ月ぶりになる。こんなに間があいたのは始めてのこと。この間何をしていたかと言うと、だいたいは音楽で遊んで過ごしていた。2ヶ月前にAccessのVirus Ti2 Polarを購入したんだ。
このTi2 Polarの日記はずっと書こうと思っていたけれど、やたらボリュームが増えてしまいそうで躊躇していた。けれどだんだんとこのシンセにも慣れたことだし、こんなに思い切った買い物はまあ滅多にないことだから、お祝い的な、記念的な感じでだらだらと、そしてながながと書いてみよう、と思う。
Ti2 Polarを個人輸入で
Ti2 Polarを買ったのは去年の12月。ドイツから個人輸入した。政権は民主党だったからまだ円が強かった。思えばギリギリのタイミングで買えたんだと思う。
何ユーロで買ったかは忘れてしまったけれど、日本円にすると25万円くらいだったと思う。それと合わせてデラックスケース的なものも購入したから合計で26万円くらい。今、代理店を通して購入すると30万から35万くらいなのかな?だからかなり安く購入できたと思う。それと関税は6500円くらいだったかな。10000円はするんじゃないだろうかと思っていたので安心した。
通関保留中
海外から送られてくる荷物はたくさんあるんだけれど、中には何らかの理由で通関にひっかかる荷物があるようだ。詳しいことはわからないけれど、外箱にVIRUSって大きな文字で書いてあるのがいけないんじゃなかろうか、と思ったりもした。
ある日大きな箱で荷物が届いた。けれど届いたのは同時に購入したTi2 Polar専用のソフトケースのみ(ケースと本体は別の箱で2個口のよう)。調べると、どうやらTi2 Polarは通過で保留中になっているようだった。そしてみながネットで書いている様に、翌日か翌々日あたりに川崎の通関なんたら的なところから手紙が届いた。
その手紙に書いてある内容はさっぱりとわからなかったけれど、要は購入したものの材質や使用目的を書いて手紙を送り返すだけというらしかった。でも僕はシンセの素材が何かなんて良くわからない。調べるのも面倒だ。なので、「木、プラスチック、鉄」と書いて送り返した。
あんなんで良かったかなあと不安もあったが、案の定、投函した2日後に通関から電話があった。シンセの素材なんか僕にはわからないよ、と思いながら通関の彼と電話をしていたが、どうやら彼の知りたい事はシンセの素材ではなく、最初に届いたケースの方だった。なぜそんな事を知りたいのかさっぱりとわからないけれど、「大部分はナイロンです」、と答えると、「ハードではないのですね?」と彼は言った。ハードのケースとナイロンのケースで彼のリアクションが変わったのかどうかは未だにわからないけれど、とにかくそれで通関とのやりとりは終わった。そしてTi2 Polarは僕のもとへと届いた。
そう言うわけで、注文してからTi2 Polarが家に届くまでにえらい時間がかかった。2週間はかからなかったと思うけれど、そのうちの5日間くらいは通関に留まっていた。DHLのサイトを毎日チェックしていたので、荷物が日本にある事はずいぶん前からわかっていた。それだけにそこからが非常に長かった。毎日、今日は届くだろうかと思いもやもやとした日々を過ごした。DHLのサイトでトラッキングを1日に何度もチェックした。
Ti2 Polarのデラックスケースについて
ケースはシンセ本体よりかなり前に家に到着していたってことで、ケースを観察する時間はたくさんあった。その時に記録した文章をここに載せてみようと思う。
…先ほど、Virus Ti2 Polar用のケースのみが届いた。
残念だ。ケースだけだなんて。
それにしても、予想を遥かに越える大きさのケース。
100ユーロ。送料は37ユーロ。買う必要あったか?
でもいざという時、これがないとどうしようもない。
なかなか立派なケースで、旅行にでも使ってしまおうと思うくらいだ。
というか、使わないともったいない。
恐らく出番は3回もあれば良いだろう。
そのためだけにこのケースは存在する。
しかしそれだけの役目ではかわいそうだ。
ポケットは3つ。トップに2つとボトムに1つ。
フロントの大きい方はPC用でクッションもしっかりしている。
15インチのマックが入るだろうと想像できる。
もう一つのポケットは細長でペダルサイズ。
でもこれはケーブルやバッテリー類を入れておく場所のようだ。
ボトムのポケットには書類かなんか入れるのだろうか。
おまけ的な感じ。
手で持つ様になんていうんだろう、トッテ?が一つ。
肩掛け用に一つ。
そして背負える様にショルダーハーネスがある。
なので持ち運び方は3パターン。これは嬉しい。
材質は厚めのナイロン。擦れなんかには強そう。
クッションはどうだろうか。
厚くもなく薄くもない感じ。
デザインはかなり地味。小野さんのノベーションのケースに比べたら非常にやぼったい。
そしてこのバッグを作っているところは
Namba Gearというところのようだ。カンサイ?
場所をとってしまうケースだ。
スーツケースと呼ぶには中途半端だけれど、
今度試しに旅行で使ってみよう。
そんなことより、早くTi2 polarが届いて欲しいな。
…という文章を僕は書いた。
その後音楽スタジオにTi2 Polarを持っていったんだけど、このデラックスケースはイマイチだと言うことがわかった。背負心地が最高に悪い。ショルダーストラップがちゃちなもので、ウエストベルトがないので重いTi2 Polarをそのちゃちなストラップで、そして肩のみで支えなければならない。
このケース、どれくらいの人が背負うのか、ということを前提にデザインされたかはわからないが、ショルダーストラップをつけるのならもう少し考えなければならないんじゃなかろうかと思う。このケースを背負って歩けば30分で肩はこるだろう。そしてストラップのジョイント部分が壊れてしまうのではないだろうかと不安にもなる。改造が必要だ。
しかし、良い点かはわからないけれど、このソフトケースの中は異常にスペースがあって、Ti2 Polarを入れてもまだまだ余裕がある。Acidlabのマイアミやベースマシンなんかを一緒に入れることもできるんじゃないだろうか。それプラス、もちろんパソコンなんかも入る。とにかく広いんだ。
それにしても、ソフトケースはなかなか難しい買い物だと思う。いらないっちゃあいらないし、必要だとしても出番はかなり少ない。でもいざ外に持って行こうと思うとケースがないと困る。
今は押入れの上の上のほうでひっそりとしているけれど、いつかたくさんの出番が彼にやってくる事を願っている。