ドラム式洗濯乾燥機(パナソニック・NA-VX8500)のレビュー
パナソニックのドラム式洗濯乾燥機(NA-VX8500)を買いました。非常に高い買い物でしたが、買ってよかったと思った8つのことと、イマイチなこと、選ぶときに重視したことなどを書いています。
ドラム式を買ってよかった8つのこと
その1、洗濯干しからの卒業
私は「洗濯干しをやめたい」という強い願望がありましたので、乾燥機能に強くて電気代の低いドラム式を購入しました。そして予定通り洗濯干しをやめることが出来ました。今や、天気が快晴でも、干しません。毎回、乾燥機能を使っています。外の洗濯竿も撤去し、靴などを干す時のために外に出しっぱなしでも良いステンレス製の小型洗濯ピンチだけを設置している程度です。
とはいっても、購入前は、「こんなにも世の中でドラム式が流行っているのに、みんな洗濯物干しをやめない。現実的には活用しきれない何か理由があるのではないか」という危惧も抱いていたものです。しかしそれは杞憂に終わったわけです。
それにしても、天気や時間を気にして洗濯しなくて良いということはこんなにもラクなのか、とオドロキです。洗濯って、家事の中でけっこうなボリュームだったのですね。それに、せっかくトイレマットを洗っても天気によっては一日では乾かないこともあるし、雨がふらないか気にして見張ったり、頃合いを見てとり込んだりって、簡単だけど、時間を食う作業なんですよね。「今日は天気が良いから、家中のシーツを洗おう!」。もしそう決めたら、そのことがその日の大きな仕事となってしまうくらいのボリュームです。
しかし今では、家の中に洗濯物がずっと吊るしてあったり、外に放置していた洗濯ピンチが紫外線で劣化してバリバリ割れるストレスも無くなりました。干すものと言ったら、シワが強く入ってしまってまた濡らしたワイシャツくらいです。シワについては後述しています。
その2、家が清潔になった
買い替え前は、「中途半端に着た衣類」が家中にかなりありました。ちょっと買い物に行くのに履き替えたズボンや靴下、短時間着たシャツ。そういうものをすぐに洗っていると膨大な量になるので、「また着よう」と、洗わずにとりあえずハンガーに掛けたり棚に置いたり。加えて、子供は汚れたわけでもないのにたくさん「お着替え遊び」をするので、子供用の”一度着た衣類を入れるカゴ”はいつも山盛りで、下の方の服は出されないまましばらく放置されて冷たくなったりしていました。
しかし、大型(10kg)のドラム式、これがけっこう入るんです。スタートすると、「洗剤0.6杯」などと表示されるので、「お!まだ入るな」と洗うものを探すようになり、ちょっと着た衣類もじゃんじゃん洗われ、ほとんどキープされることがなくなりました。
以前は洗濯機の容量が小さかったことに加えて干す手間や洗濯ピンチの数に限りもありました。なので、「最低限で洗おう」という意識でした。しかも実際には、「ちょっとしか着なかったし、汗もかいていないから」と思ったそのシャツは、その後1週間も着られることなくふと臭ってみると「あれ、くさい!」と思って洗ったりするんですよね。汗って時間が経つと気づいたりしますが、それってきっと衣類にも良くないのだろう、と思ってはいたのですが。そんなわけで、家は清潔になりました。
その3、くさいタオルがなくなった
洗濯の中で一番やっかいだと思っていたのは、保育園から持ち帰った濡れ物です。特に給食の時にくちを拭いたタオルは食べカスと共にエプロンに包まれ、お迎えから戻った夕方には、特に夏場には、かなりにおいます。なので我が家では、夜洗濯して干す、という流れになっていました。
しかし夜、時間が遅くなってしまったりで洗濯機が回せない時も週に1日くらいはあり、その時は水と洗剤を入れたバケツに入れて翌日の夜の回まで持ち越しになっていました。
また、夕ごはんの時にも濡らしたお口拭きを使います。牛乳も1日に1回くらいの頻度でこぼしていた時期もあり、牛乳を拭いた後のタオル、食事の時に味噌汁をこぼして濡らしたズボン、そして台ふきん。とにかく「もう寝ないと」という時間帯には幾つもの濡れものであふれていました。なので気分的にはいつも脱衣所には水を張ったバケツがある感じで、ごちゃごちゃしていました。
特に台ふきんは、お湯で洗ってキッチンに干しておいても、臭くなりました。しっかり石鹸で泡だらけにして洗わないと臭います。風が通れば良いのでしょうが、うちのキッチンでは一晩では乾かず、庭に持って行って干せば臭くならずに乾くのですが、毎回それは面倒でいやでした。
また風呂の後のタオルですが、これも風がないところに乾かすのでは臭くなってしまい、他の家はどうしているんだろうと疑問の一つでした。ところが今では、全員の風呂が終わってから夜間に全部洗うので、タオルが臭くなることも無くなりました。
その4、子供のおもらしも気にならない
子供が3歳の今、夜の就寝時はオムツをするのですが、日中はオムツをやめました。すると保育園でのお昼寝の際、おもらしをしてお昼寝布団や濡れた衣類を大量に持ち帰ることがあります。また、家でテレビなどに集中している際にお漏らしすることもあります。
そういった場合でも、布団ごと洗って翌朝には保育園に持っていけるので、まったく気になりません。もし洗濯乾燥機を持っていなければ、少なからずスペアが必要になるところですし、夕方帰ってから布団を洗う事は、夜ご飯やお風呂で忙しい時間帯にはなりの作業量です。
前述の牛乳をこぼす事もそうですが、子供が小さい時にはこの洗濯乾燥機は本当に便利だと思います。仮に洗濯乾燥機を人生のうちに5年間だけ使えるとしたら、子供が小さい時に限るでしょう。幼児時代は、本当に洗い物が多いです。しかし子供が大きくなって部活などでスポーツを始めたら、その時はサイズも大きくなりますし、それはそれで多いかもですね。
年を取って老後夫婦ふたりになれば、ラクすることよりも健康維持が大切になりますから洗濯干しも良い運動と捉えるほうが賢明ですよね。子育て期間はお金が掛かる時期ですが、もし「いつか買いたい」と思っている場合は、ぜひ最も必要な時期を考えてみてください。
その5、家中に洗濯物が散らばらなくなった
前述のように、我が家では夜洗濯をしていました。基本的に外に干していましたが、翌日の天気が怪しい時は室内に干すこともありました。外に干した場合は夕方冷たくなる前にとりあえず室内に洗濯ピンチごと移して吊り下げておき、そのままにしてとりあえず夜ご飯を作る。その後洗濯をして、次の洗濯物を干すために乾いているものを外し、山にして積んでおく・・・。その後すぐに畳むこともあれば、「いいや、次の回のものと一緒に畳もう」と放置される事もありました。
そんなことが度々ありましたので、部屋の中は常に衣類が散らばっていました。しかし、洗濯タタミという作業自体が無くなったわけではないのに、ドラム式洗濯機を買ってからは、このカオスが一切なくなりました。
朝起きると一番に、乾いたフワフワの衣類を洗濯機からカゴに移します。そのまま洋服ダンスのある寝室に直行し、子ども達が起きるのを待ちながらチャッチャと畳んでしまいます。当たり前のことですが、毎日洗濯して毎回畳んでいるので量も少ないです。あの、溜め込んで山盛りになって踏んづけられた洗濯物を畳むのとは、気分がまるで違うのです。暖かくてフワフワ。なにげに、取り出して畳むのはちょっとした楽しみにさえなっています。
庭に持って行って干して、一旦部屋に戻して畳むという、あの作業。大した事じゃないのに、毎日っていうのはけっこうな労力だったのだなぁと改めて気づいた次第です。
その6、一式でも良くなった
保育園で使うお口ふきタオルや足ふきタオル、エプロン。なんだかんだで足りなくなることもあり、引き出しを一つ占領するほどの量を準備していました。しかし今では、その引き出しを開けることが滅多にありません。夜に洗って、朝に出来上がったものを取り出してそのままバッグに入れて持っていくのです。これだと、引き出しを開けてしまう手間もありません。上の子は特に気に入っている温かいズボンがあって、冬場は毎日それを着ていきます。極論を言えば1式あれば毎日同じ服を着て行けてしまうのです。数がないジャンバーなんかも助かります。
主人のワイシャツもそうです。とはいっても、主人は対外的な意味で変えていますが、めんどうくさがりな私は服を買いに行くことすら必要ないように思えてきました。
一番助かるのはマット類です。トイレのマットもキッチンのマットも玄関のマットも、我が家には1枚しかありません。かさばる洗い替えをストックしておくのも面倒だと思い、洗っているときは一時的に無い状態でやってきたのですが、今では3時間経てば乾いています。これらのマットは分厚くて乾きづらいので、干している最中もひっくり返したり翌日まで持ち越して干したりなどもあるため、ついつい洗うのがおっくうになっていたものたちです。それがフワフワになって戻ってくるので、気軽に洗うようになりました。
あとは冬場の布団にかぶせるフワフワカバーです。これもかさばるため各自1枚しか無く、天気が良くて用事のない休日に朝洗って夜には使うというふうでやってきました。とはいっても、これはこれでけっこう面倒なので、「まぁ来週でもいいか」とついつい先延ばしにしがちでした。しかし今では、雨で何もやることがないときなどにふと思い立って洗うことが出来ます。
その7、洋服がいっぱいに見えるらしい
前述の「ちょっと着た衣類」としてカゴにキープされている服、水に浸かり中の服、洗濯ピンチに干され中の服、乾いたけど洗濯物の山に積まれている服・・・。これらが全部、常に引き出しの中に畳んでしまわれている今では、行方不明になる服はなくなりました。毎朝繰り返されていた「あの服がない」という娘の騒ぎもなくなりました。それに以前はたびたび引き出しを開けて着替えようとする度に「私は全然かわいいお洋服を持っていない」とボヤいており、その度に「あれがあるじゃん、今は洗っているけど、この前買ったあれもあるし、あっち探してごらん」という会話を繰り返していました。娘が苦情を言わなくなったのは年中さんになって聞き分けが良くなったという事もあるかもしれませんが、洗濯全般を受け持っている私には何がどこにあるのかの全体量もわかっていたけれど、娘にとっては、あちこちに散らばっていた服は把握しづらかったのかもしれません。
洋服を増やしたわけではないのですが、今では引き出しには洗ってある服でいっぱいになりました。今現在着ている一着以外は全部入っているので、パンパンです。子供は「服が足りない」とは言いません。これは私にも効果があって、フラッとユニクロに行っても子供の服を探そうと思わなくなりました。1箇所にまとまっているので「特段足りないものもない」ということが把握できるのです。
その8、だんなの家事が減った
夜八時半に仕事から帰ってきて夜ご飯を食べた後、2週間に1回くらいはだんなが洗濯物を干していました。まず、それが無くなりました。山積みにされていた乾いた洗濯物を畳んでくれることもたま~にありましたが、それもなくなりました。
また、前の洗濯機はサイズが小さく、1日分の洗濯物をすべて洗えない時が多かったので、毎回優先順位で選別して洗っていました。濡れたもの、子ども達が着たがる服・・・というような順番で。すると主人の靴下やワイシャツの下に着るTシャツがいくつも洗われずに取り残されることがありました。洗濯タタミをするのだって、まとめたほうが早いだろうと思っていたこともあります。しかし一気にまとめて洗った黒か紺かグレーの似たような靴下をクイズのように合わせる作業、だんなはこれがなぜか苦手のようでした。たまに私の黒い靴下を間違って自分のところにしまっていたりすることもありました。明け方、洗濯物の山の中から靴下を探しだし、あれじゃないこれじゃない、かたっぽがない、とやっている姿も見て見ぬふりをしていましたが、そんなこともなくなりました。
「もったいないから壊れてから買えばいいじゃん」と言っていただんなですが、買い換えることによってここまで自分が恩恵を受けられるとは思っていなかったようです。
ドラム式、イマイチなこと
その1、シワ
どうやら洗濯乾燥機の一番の問題はシワのようです。これは買ってみて初めて知りました。取説にも、「シワ」、「仕上がり」についての工夫の仕方などがいろいろ書かれていますので、きっとそういうことだと思います。
これは乾燥し終わった時の状態、特にヒドイパターンです。なんでしょうか。
保育園の上履き袋です。
タオルやヒートテックや靴下、トレーナー生地のものなどは問題ありません。
特に問題があるのは、ワイシャツ、トランクス、チノパンなどです。つまりシャツみたいな生地で作られた、伸びないようなものです。トランクスも綿100%は毎日くしゃくしゃですが、ナイロンが30%くらい入っているものは大丈夫だったりします。あと、ネルっぽい生地で作られたパジャマも、場合によってはシワシワだったりもしましたし、マットに近いような織り目のギッシリしたバスタオルもシワが強く付いたこともありました。ロングTシャツでも、生地の厚いようなものはたまにシワクチャになります。
シワクチャになる大きな原因は、洗濯物の量が多い事にあり、なので減らすことが対策となります。上の上履き袋はギュウギュウに入れた時のものです。いつも何も考えずに洗いから乾燥までやってしまっていますが、実はこの洗濯乾燥機は洗いが10kgで乾燥なら6kgです。なのでもしかして予め6kgの量でやれば良いのかもしれません。
あとは、ワイシャツなどは形状記憶の製品にし、開始から1時間のところで取り出して脱衣所や風呂場に吊るすことです。開始から1時間というと脱水が終わり乾燥が始まっています。その生乾きのタイミングで取って部屋干しに変えれば、シワは気にならない程度にすることが出来ます。それか、途中で一旦止めて乾いているものから取り出してしまって、スペースを確保することもシワ軽減に有効かもしれません。
しかし何もかもスッカリ忘れて朝に気がつき、シワもしっかり入っていることがあります。そんな時は面倒ですが、風呂場に吊るしてシャワーを掛けたり、シャワーでは取れないシワならば洗面ボウルにぬるま湯を張って少し浸し、風呂場に引っ掛けています。そのため、我が家の風呂場や脱衣所には突っ張り棒が設置してあります。
または生地の厚いロングTシャツなどは濡らしたまま吊るすのでは乾きにくいし伸びますので、このような洋服が多い場合は、すすぎ・脱水・30分乾燥をもう一度やった後に生乾き状態で風呂場に干したりもしています。
これらは手間ではありますが、しかしそれを考えても洗濯乾燥機がやってきたことのメリットは計り知れません。
その2、柔軟剤の香りが消える
私はファーファのトリップシリーズが気に入っていてドゥバイの香りのものを半年くらい使っています。家の中に干していた時はあたり一帯が良い香りになって、畳み終えた衣類もとても良い香りがしていました。引き続き同じものを使っていますが、残念ながら洗濯乾燥機で乾かした衣類からは、ほとんど良い香りがしません。消えて無くなってしまうのだと思います。それがとても残念です。もしかしたら乾燥機に強い香りの柔軟剤もあるかもしれませんが、今後開拓してみたいと思います。
その3、米は取る
イマイチというわけでもないのですが、「ドラム式は、縦型に比べて水にじゃぶじゃぶと浸かるわけではないので固形物は落ちにくい」ということを耳にします。そのため、子供が洋服に付けがちなお米は気をつけて事前に取るようにしています。けっこう派手にくっつけるので、大量の米がくっついて乾いてしまった、という時にはしばらく水につけて米を取ってから、洗濯機に入れます。もしかしてどちらでも構わないのかしれません。とりあえず、これまで洗浄力で気になったことは一度もありません。
購入に至るまでのこと
買う動機と決意
我が家の洗濯機は主人が一人暮らしを始めた時に使っていた普通の洗濯機で、日立製。モーターが良いから壊れにくいと聞いたことがありますが、もう17年も使っていました。壊れたら買い換えるというのが理想でしたが、まだまだ壊れる様子はありませんでした。友人によっては、「壊れてから買おうと思うと到着までの間洗濯に困るから、壊れる前に買うのが正解」という人も居ました。たしかに購入から到着まで10日位掛かりました。あとは、前にも書いていますが容量が小さく、4人家族ですが日曜などは3回位洗濯機を回さないと間に合わない日もありました。
「壊れていなくても買おう」と思わせてくれたのは雨の多い屋久島を旅行中に、とあるコテージで自由に使わせてもらうことが出来たパナソニックのドラム式洗濯乾燥機がとても良かったことです。「3時間もかかるし、どうせちゃんと乾かないんだろう」と思いつつ夜中に放り込んで明け方取り出すと、なんとフワフワ。しかもゴム部分とかポケットの中とか、分厚い部分もキチンと乾いていました。私の記憶では、数年前に友人宅に泊まって縦型の洗濯乾燥機で乾かしてもらった自分の服がシワクチャになった記憶が強烈で、友人も「普段はあまり使わない」言っていたことがあったので、このクオリティにはオドロキだったのです。
しかし旅行から戻っていざ買おうと調べてみると、撃沈しました。ドラム式ってそんなに高いんですか?18万円て・・・。7万円くらいかと思っていました。ということで、一旦熱は冷めました。
しかし第二の波がやって来ました。身内が入院することになり、免疫力が落ちることから毎日パジャマから下着に至るまですべての衣類を洗って清潔に保つ必要が生じました。冬だから長そで長ズボン。うちの小さな洗濯機では衣類一式を洗濯して扇風機を当てて翌朝までに乾かすということはなんとか出来ても、ニ式あると他のものは洗えず、乾かす手間なども考えてコインランドリーへ行きました。コインランドリーでは一回乾かすのにだいたい30分、300円。お金はかかるけどフワフワに乾きますし、すぐに畳めて仕事がサッと終わる感覚。とても便利でした。しかしそんなことを繰り返すこと1ヶ月・・・やっぱりめんどうで、とうとう購入を決意しました。というより、早く買っておけばよかったと強く後悔しました。
ネットか、店舗購入か
屋久島のコテージで見たものは「エコナビ」と書いてあったのでパナソニックであることがわかっていました。競合には日立もありましたが、なんとなくパナソニックにしました。パナソニックのドラム式を使っている友人から聞いた話しは、実はそんなに良いものではありませんでした。
- ドラム式で洗って(乾燥せずに)自分で干すと、ゴワゴワになる
- あまり乾燥機は使っていない。タオルだけ貯めて乾燥し、たまにフワフワを楽しんでいる
- 早く縦型に戻したい
乾燥機はあまり使えないものなのだろうか?ネットでは色々な評価がありましたし、乾燥の機能というのは短期間でかなり進歩しているようにも伺えます。それに私には屋久島で自分で使ってみた実感がありました。あのクオリティなら満足できる。よし、使い倒そう、そう思って聞く耳持たず購入に走ったのでした。
ネットだと店舗よりも4-5万円安いことが多々ありました。また、電気屋さんの店頭では既に置いていないモデルも出回っていました。すごく悩みましたが、電気屋さんで買うことにしました。「買った後壊れたので見に来てもらったことがある」という友人が身近に居ましたし、店頭で買えば配送料無料で設置までしっかりやってくれます。また、ネットで販売しているものに保証を厚くしていくと、価格も高くなります。どの程度の保証にすべきかもイマイチわかりませんでした。そこで店舗数も多いヤマダ電機へ行き購入を決めました。すると、事前に「見積もり」という形で確認に来てくれると言います。設置場所にドラム式が置けることはパナソニックのサイトで測ってわかっていたものの、設置場所までの搬入経路、例えば門のドア、玄関のドア、廊下、脱衣所のドアをすべて通ることが出来るのかを見てくれると言います。とりあえず購入して代金を払い、すべての手続をするのですが、業者さんが見積もりに来て、万が一購入した商品が入らないと分かれば店舗に出向き別のものに変更する、という流れです。商品代金に加え、古い洗濯機のリサイクル料と5年保証に消費税を入れて、20万円で購入しました。
重視した機能
家電の機能については詳しくありませんし、しょっちゅう変わっていてなんだかよくわからないというのが実感です。そのなかで重視したのは、
- 乾燥機を毎日使いたい
- 容量は一番大きい物がいい
この2つです。乾燥機をしょっちゅう使いたい場合はドラム式のほうが適している、ということはどこにでも書かれており、明らかなようです。
あと調べていくと気になった機能の一つに、40℃洗い、漬け置き洗い などがありました。これはシーツなどを洗う際に欲しいなと思い、この機能がある中で一番安いものをと探した結果、NA-VX8500になりました。もっと上位機種では30万円以上するものもあります。2ヶ月たった今、40℃洗い、漬け置き洗いは、実は各1回しか使っていません。久しぶりに出した夏物のシーツを使う際などにまた利用するかもしれませんが、「思った以上に使わないな」というのが実感です。
乾燥機能については電気代が気になるところですが、どうやら高く見積もっても1回の洗濯と乾燥で40円くらいだろうということですが、正しくはよくわかりません。ただ、みんなが電気代を気にしていないところをみると、そんなに外れていないのではという直感です。そうだとしたら、1ヶ月30回しても高くて1200円という事になります。熱くしないで風を利用して乾かす機能のせいか、安いようです。縦型だとこれが高くなるという記述もありますのでよく検討が必要です。容量については、家族4人で10kgでちょうど良かったです。「1回で洗濯が全部終わる」、「洗濯物が一つも残っていない」、というのはすばらしく気持ちの良いことです。我が家は転勤族ですが、次の家選びもこのドラム式が設置できるかどうかをチェックして決めたいと思います。