ACCESS VIRUS TI2 POLARレビュー ⑤ 音のこと。お気に入りの機能。
VirusのTi2 PolarとかAabeltonのLiveとのこととか連続で書き続けてきたけど、そろそろ書くこともなくなってきたので今日を最後にしようと思う。またいつか、何か気づいたり面白い事があれば書きたいなと思う。
今までVirus Ti2の音に関して何も書いて来なかったけれど、それは、音は結局は人の好みによるだろうなと思ったから。あとは比較ができない。まともに使いこんだシンセと言えばVirusAとあとはいくつかのVstプラグインだけなので、他のシンセの音と比べる事ができないんだ。だから書いてこなかった。
VirusAと比べると、圧倒的にVirus Ti2の方が豊かで複雑でゴージャスな音を作れると思う。エフェクトも豊富だからかなり作り込める。一方、VirusAには、好きなんだよな~この音ってのがある。
Virus Ti2とVirusAの音聴き比べ
気になったので聴き比べしてみた。僕の耳での判断なのでなんとも言えないところだけれど。
オシレーターを1つだけ使って聴き比べをしてみたんだけれど、ぱっと聴いただけではどちらもほとんど同じ音がでる。ただよくよく聴いてみると何かが違う気がした。なのでしばらく聴き比べると、Virus Ti2の方がローがでている気がする。サインとパルスで調査をしたんだけど、どちらともそんな印象をもった。耳の良い方ならすぐにわかるのかも知れない。一方VirusAは元気が良い音がする。
どちらが好きかと言うと、僕はVirusAの方が好きだ。Ti2の方は少し大人しく感じてしまう。ほとんど気のせいと言えるくらいのレベルかもしれないし、人に演奏させたら勘違いするかも知れない。
フィルターの利き(カットオフ1とレゾナンス1のみ)も軽く調べてみた。これは調べるっていうかどっちが好きかってのを確かめただけ。
結果はVirusAの方が好き。フィルターの利き方はほとんど同じ様には感じるけど、やっぱりオシレーターがVirusAの方が好きだからそっちに傾いてしまうんじゃないだろうか。実際お互い何がどう違うかは言葉で説明できない。でもなんとなくシンプルな音で比べた時、VirusAの音の方が好きだなあと思ってしまう。
こんな風にVirusAの音が好きって書いているけれど、プリセットを聴き比べてしまうとTi2の方が良い音するなーなんて思う。好きでもあるし、使える音も多い。完成度が高いというのだろうか。オシレーターのところで感じていた若干の大人しさは感じないしパワフルな音ばかり。もちろんVirusAにも好きな音はたくさんある。
・・・今また気になったので、Ti2 PolarとVirusAのミキサーに繋いでいるケーブルを変えて音のチェックをしてみた。
今まではTi2 Polarに激安のケーブルを、VirusAにはそれよりはまともなケーブルをつけていた。んでそれを変えてまた同じ様にパルスでチェック。するとTi2 Polarの音が元気になった。好きな感じの音になってしまった。
結局はケーブルの良し悪しだったのだろうか。
今まで調べてきたのは何だったんだろう。
ということで、Ti2とVirusAの音のチェックはもうやめようと思う。実際こんな事をやってたって何にもならない。ただ実は、僕の心がTi2の方が良い音であって欲しいと願っていただけなんだ。それの確認をしていただけなんだ。しょうもない事をやる前に、良いケーブルを買おうじゃないか。
ここまでふんふんと真剣に読んでしまった方がいたらごめんなさい。
Virus Ti2 Polarの良いところ
しょうもない感じになってしまったので、Virusでお気に入りの機能を紹介して日記をしめようと思う。
光るロゴ
なんていう名前かわからないけど、サブオシレーターボリュームの下にあるLEDが好き。便利。機能は、例えばレゾナンスの値を変更してもとの位置に戻したいとする。液晶にも数字が出るので確認出来るんだけど、このLEDはセーブした値に戻ると光る様になっている。つまみをいじくりまわしてもとに戻したい時も、液晶を見ながらに比べたらはるかに楽ちん。
ソフトノブ×3
まず位置がいい。センターの一番手前に位置しているので、扱いやすい。機能はフリーのつまみといったところで、このソフトノブに対してエフェクトとかフィルターとか、いろんなパラメータを与えることができる。Virus Ti2はエフェクトも多くてすぐにはアクセスできないものもあるから、出番が多いものはソフトノブにふっておくと便利。VirusAにも似たようなものがあるけれど、それは右端に位置していてかなり扱いづらい。
それと、マトリックスで設定したパラメータをソフトノブにふれるのも素晴らしい。マトリックスってなんだ、って話しをすると僕には説明できないのでやめるけど、ともかく素晴らしい機能で、それをソフトノブにセットしいじくると音が劇的に変化させられる。ソフトノブ一つまわすだけで、まるっきり違う音色に変化させられるんだ。ライブなんかにはすごく便利。
シフトボタン
どこにでもありそうだけど、Virusにシフトボタンがあって本当に良かった。このシフトボタンを押しながら、例えばノイズのつまみをまわすとリングモジュレーターの値を変更することができる。VirusAではこんなショートカット的な機能がなかったからボタンを連打する必要とかあった。
こんな感じで、とりあえずはVirus Ti2 Polarのレビューは終えようと思います。しょーもない感じになってしまいましたが、また思いついたらレビューをしようと思います。では。