乾燥キャベツを使った「山でお湯を捨てないパスタ」
フリーズドライのパスタは便利ですが、それでは満足出来ない人、飽きてしまった人にオススメしたいパスタです。重量はフリーズドライより重いですが、簡単で安いし味は普通のランチで食べられるくらいおいしいですよ。
山には野菜を持って行きづらいのですが具なしパスタでは悲しすぎるし、パスタの茹で具合がうまく行かなかった場合にそれがとても目立ってしまいます。乾燥キャベツを利用すれば歯ごたえも出てにぎやかになりますし、にんにくと唐辛子が効いていて食べやすいので多少パスタの茹で加減に失敗してもおいしくいただける気がします。
お湯を捨てない作り方なので水場がなくても大丈夫ですし、山行何日目でも大丈夫な食材です。長期山行でバテた体でも食欲をそそってくれそうなかおりのパスタです。
乾燥キャベツの紹介
今回利用したものはこれ。アスザックフーズより100gで420円。今回は一人分5g使いましたが、それだと21円。安いですよね。味や歯ごたえはペヤングソース焼きそばに入っているあれと全く一緒です。賞味期限も半年以上ありますから、ぜひ登山の料理のバリエーションを増やすのに乾燥野菜のおためしをオススメします。山行の後半にだけ使うのもよいでしょう。
ツナキャベツパスタの食材
2人分になります。
- サラスパ 200g
登山の定番。長さが短いのでコッヘルに入りやすいのと、かつパッキングしやすく、さらにジッパーの袋に入っているので登山には便利。さらに細いので茹で時間も4分と短く、200g入りなので二人分にちょうど良いし、一人なら二回分にピッタリ。エネルギーも一食あたり(100g)358kcalと高く、パワーをチャージできる。はごろもフーズより100円と値段も安いのもうれしいですよね。ただやっぱり細いので麺の食べごたえ的には普通のパスタと全然違うなぁという印象があります。 - 乾燥キャベツ 10g
今回は一人5g使用。大さじ1杯。10gでも良いかもです。 - シーチキン 「液切りしないで使えるツナフレーク」 1袋
これは登山の料理にはちょうどいいサイズで、かなりオススメです。油漬けの普通のシーチキンなんですが、たっぷりの油ではないので捨てる必要が無いことと、何よりも缶のゴミが出ないのがすばらしい。50g入り、126円。 - 固形コンソメ 2個
今回はコンソメで煮て(茹でて)味をつけていきます。 - にんにく 1片
- 赤唐辛子 1つ
- オリーブオイル 30ml(大さじ2杯)
- 塩・黒コショウ
2人分で309g。材料費も300円ちょっと。サラスパの袋がジッパー付きなのでそれに細かいものは詰め込んでいきます
ちなみに、サタケのマジックパスタを2個(2人分)だと、144gで756円です。作るなら、値段は半額、重さは倍。味は倍くらいおいしいと思いますが準備と作ったり片付けたりする手間が掛かりますね。なかなか絶妙なラインですね。
ツナキャベツパスタの作り方
1. にんにくを切ってオリーブオイルで炒める
にんにくを薄切りにし、オリーブオイルとともにフライパンで炒めます。(写真では1人前ずつ作っています)
2. 水とコンソメと赤唐辛子を入れる
水一人分につき300~400mlと固形コンソメ1個と赤唐辛子を入れ、コンソメを溶かします。
3. パスタを入れる
沸騰したらパスタを入れ、2分ほど煮たらツナとキャベツを入れる。残り2分、アルデンテを目指しつつ火を通します。サラスパはあっというまにアルデンテから「茹で過ぎ」になってしまうので気をつけて下さい。
4. 塩コショウで味を整えて、できあがり
合計4分火を通すと、こんな感じで水分がなくなります。火加減にも依りますが、汁気が少し残っていても 「スープパスタ」 という感じでおいしく食べられますので水分を飛ばすことを意識しないで下さい。あくまで好きなパスタのかたさに神経を配りながらやると良いでしょう。
一人分です。パスタ100gと言えばレストランでてくる量と同じなので充分食べごたえがあります。赤唐辛子の辛みとにんにくの香りが効いてすごくおいしいですよ。
アレンジ例
- 乾燥キャベツ & ベーコン
- 乾燥キャベツ & ソーセージ
- 乾燥キャベツ & コンビーフ
- 乾燥キャベツ & 桜えび