安い・軽い・日持ちする、登山に向いた松前漬けとマカロニサラダ定食
日本の乾燥食材って優れたものが多いですよね。しかし1品ではメインディッシュになりづらいので2品作って満足感を補いましょう。今回は納豆昆布とさきイカを使った松前漬けと、簡単なマカロニサラダを作ります。安い・軽い・日持ちするという登山向きメニューですし、味が正反対のおかずになるので食事の満足感もあると思います。
松前漬けの食材
納豆昆布 1袋(30g)
昆布を酢に漬け込んだ後に細く刻んだもので、水につけてかき混ぜるだけでネバネバと納豆のようになります。納豆を食べられない登山ではしょうゆやめんつゆで味付けして納豆のように食べてもいいかもですね。今回はこれをつかって松前漬けにしました。ブランド昆布だと高いものもありますがこちらは普通のスーパーで268円で売っていました。
さきいか 1袋(23g)
おつまみのさきイカです。普通はスルメを使うんですが、さきイカで代用します。昆布と同量がよいそうです。セブン-イレブンで128円。
にんじん 30g
にんじんも昆布やさきイカと同量くらいが良いです。
たれ
しょうゆ・酒・みりん、各大さじ1杯。別の章でも紹介していますが、この、しょうゆ・酒・みりんが1対1対1は日本人が好きな和食の味の万能タレです。登山中の食事に何回か和食を入れようと思ったらこのタレを使いまわすような献立を組むとボトルを何本も持って行ったりする手間が省けます。もしこのメニューのためだけにタレを用意するなら、酒は無くてもOKです。
重さは合計168g。400円ちょっとです。4人分を作ります。
松前漬けの作り方
1. にんじんを千切りにして茹でる
にんじんを千切りにして、水300mlとともにクッカーに入れて火をかけます。柔らかくなったら火を止めて少し冷まします。
同時にタレを別のクッカーで一度沸騰させて、こちらも冷まします。甘辛味が好きな人は砂糖を入れても良いと思います。
2. 昆布とイカを加えて混ぜる
お湯がぬるま湯程度まで冷めたら、昆布とさきイカを入れて混ぜます。(さきイカがやたら長い場合は手で適当にちぎってから入れて下さい。)
昆布のぬめりは熱に弱いようで、熱湯や火にかけてしまうとぬめりが無くなってしまいます。松前漬けは、本来なら水でふやかして昆布のぬめりを十分に出し半日から一日かけて作りますが、今回はぬるま湯で急速にもどして昆布やイカを柔らかくしてしまいます。
噛めるくらい柔らかくなっていればタレを味をみながら和えて、出来上がりです。
今回はおかずとして食べますから、普通の松前漬けくらいの濃い味をイメージして作ると量が食べられなくなってしまいます。さきイカにも味がしっかりついていますから、昆布の煮物のイメージで薄味なくらいがよいでしょう。昆布の味も楽しめモリモリと食べやすいかと思います。
できあがり
出来上がり量は334gでした。一人分80gちょっとと、ちょうど食べやすい量です。トップの写真がそれになります。
やはり、かなり膨らみますね。やはりひじきや昆布など細かい海藻はちゃんと測って作ったほうが良さそうです。イカもいい具合に水分を吸って柔らかくなり、さきイカとは思えないお肉感がありおいしいです。
マカロニサラダの食材
- マカロニ 100g(200g入り、138円)
- ツナ 1パック(50g、130円)
- マヨネーズ
- 塩
- 黒コショウ
4人分作ります。マカロニは茹で時間2分のものを100g持っていきます。ツナは缶詰でなくパウチかつ液を捨てる必要もない商品がオススメです。うちの近所のスーパーには売っていないので私はネットで買っています。黒胡椒はいつもの様に小さいジッパー付きの袋に入れ、材料は全部で240gでした。松前漬けと合わせると、全部で4人分で400g、約600円です。なかなか良いセンを行っているのではないでしょうか。
マカロニサラダの作り方
1. マカロニをゆでる
クッカーに水300mlと塩少々を入れ、沸騰したらマカロニを入れ、強火でよくかき混ぜながらゆでる。ちょっと固めくらいまで茹で上がったところでゆで汁が残っていればフタを使ってすき間から捨てる。
2. ツナ、マヨネーズ、黒胡椒を和える
クッカーにツナとマヨネーズと黒胡椒を入れて混ぜて出来上がりです。出来上がり量は280gでした。一人あたり70gと調度良い量ではありますが100gくらいまでなら普通に食べれそうな感じもしました。
定食の完成です。やっぱりマヨネーズ味のものって、一品あるとうれしいですよね。食べやすくなります。どちらも簡単で豪華な具材などは入っていないメニューなんですが、白いご飯の他に味の違うおかずが2品あるなんて山ごはんとしてはすばらしいですよね。山行の後半でも大丈夫なのでぜひ試してみてください。