漆喰塗りDIY③ 下地作り。こんにゃく糊で寒冷紗を張る・漆喰を練り置きする
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賃貸の部屋の壁に漆喰を塗るという計画でやってます。壁紙を張ってある壁(その下はベニヤ)に漆喰を塗り、下地は綿の寒冷紗(かんれいしゃ)で作ることにしました。寒冷紗の下地についてはこちらをどうぞ。
このページでは、漆喰塗りの前日、下地になる寒冷紗をこんにゃく糊でくっつけ、漆喰を練り置きしたことを書いています。
こんにゃく糊作り

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畳1畳でこんにゃく糊を1リットル使うようで、その1リットルのために必要なこんにゃく粉は5から6グラムらしい。
今回漆喰を塗る予定の壁は畳2畳ぶん。ということで2リットルのこんにゃく糊を作った。ノリというからには普通のノリの様にどろどろとしていると思ったが、思ったよりも水っぽい。これで十分な粘着力があるのだろうかと疑問に思ったが、まあ大丈夫だろう。実際に見たこともないのでやってみるしかない。
こんにゃく糊を壁に塗る

適当にカットした寒冷紗をピンで壁に留め、その上から刷毛でこんにゃく糊を塗っていく。しかしペンキ用の刷毛が硬くうまく塗れず、下にボトボトとこんにゃく糊がこぼれ落ちる。どうにも仕事にならないので、途中から刷毛を諦め手で塗りこんでいくことにした。手は荒れていないので大丈夫だろう。
色んなところで手こずったけれど作業は終了。
こんにゃく糊が乾くスピードは遅いようだ。匂いは微妙にある。わずかにこんにゃくの匂いがするくらいだろうか。気になるレベルではない。
寒冷紗を厚くした部分は、壁紙を切り取ってしまった部分の継ぎ目と、いつの頃か殴ってあけた壁の穴、そして柱と接する場所。

漆喰を練り置きする
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漆喰は練って1日から2日くらい置くと塗りやすくなり、また仕上がりも良くなるという。ということで作業前日に漆喰を練ることに。
用意する漆喰は、畳2畳分で4キログラム。水の量は3.1リットル。ちなみにこの数字はどこからみつけてきたのだろうか、思い出せない。
漆喰をバケツに移すと粉が舞い上がるが、そっと入れれば大丈夫。水もそっと入れる。とりあえず様子をみながらちょいちょい足しながらオタマで混ぜてゆく。
そしてドリルにかくはん機を装着してウィーンと混ぜてみるが、問題がでた。
バケツの端や底に漆喰がぎゅっと固まってしまい全ての漆喰を上手に混ぜることができない。上っ面しか混ぜることができないのだ。
撹拌機でなんとかしてやろうと思ったがそれも出来ず、結局ゴム手袋を装着してバケツに手をツッコミ、バケツの端で硬く固まった漆喰を剥がし水となじませた。(先に水を入れておくと良いそうだ)
色々な作業がスムーズに行かない。一つ一つ勉強になる。
全ての漆喰を水に馴染まし終わるとその後は順調に撹拌できた。水をちょいちょい足しながら、なんとなくユーチューブで見た漆喰の硬さ、みんなの言うホイップクリームの硬さに漆喰を調節して練り置き作業は終了。
まだまだ漆喰は硬いと思うけれど、それは感覚だけで実際は何もわからない。漆喰を柔らかくし過ぎると後々面倒だと思うので、明日作業をしながら漆喰の硬さを調節していこうと思う。
漆喰からはカニの様な匂いがしている。