初心者のための登山とキャンプ入門

初心者におすすめのノコギリ、ゼットソー265シリーズとパネルソーのレビュー

柄に自転車のバーテープを巻いたゼットソー

ゼットソー265、III265、α265、パネルソーと次々に買う。

木材を切断する時はジグソーを使っていたけれどノコギリに変えることにした。ジグソーは小さくて扱いも簡単だけれど音とにかくがうるさい。住宅街で、しかもアパート・マンション暮らしの人が使用するのには少し厳しい。それに木くずの飛び散り方も激しい。
そこで代わりに選んだのが替刃式ノコギリの「ゼットソー」。アマゾンでもモノタロウでも評価が高いし、安い。そして超メジャーであるということ。比較的ものが少ない近所のホームセンターでも取り扱いしていた。

購入したゼットソー265があまりにも良くて、グリップも変え、しまいには他の265シリーズの替え刃やパネルソーを試すまでに至った。
のこぎりについては完全な素人で初心者ですが、素人目線でどののこぎりの替え刃が使いやすかったか、また僕もそうでしたが「種類が多くてどれを買ったらわからない」という人の参考になったら嬉しいです。

ゼットソー265シリーズ・パネルソーのレビュー

ゼットソー265と替え刃、パネルソー

左からゼットソー265、ゼットソーIII265、ゼットソーα265、そしてパネルソー導突目。左三枚の刃はゼットソーの柄を利用できますが、パネルソーにはパネルソーの替え刃しかつけることができません。

ゼットソー265(横挽き)

ます購入したのはゼットソーの中で一番メジャーと思われる横挽きの「ゼットソー265」。「ゼットソーⅢ265」や「ゼットソーα265」など気になるのこぎりもあったけれど、まずは定番で安いのこぎりを選んだ。

そして生まれてはじめて「のこぎりってこんなに切れるんだ」と感動した。昔から家にあったのこぎりが悪かったのか僕の頭が悪かったのか、「のこぎり=使えない」というイメージがあったので驚いた。無駄に隣近所に薦めたくなるくらいだった。

ただ、今までのこぎりを使うことがあまりなかったので、ノコギリを挽くコツがわかるまでにちょっと時間がかかった。けれど「力を入れずに挽く」というイメージが持てる様になると、面白い様にスイスイ切れる様になった。大きな氷を切るみたいに、シャー、シャーと切れるので音も気にならないし、木くずの飛び散りもない。けれどまっすぐには切れない。

ゼットソー265
岡田金属 ゼットソー 265本体

パネルソー導突目(横挽き)

あまりにもまっすぐに切れないものだから道具のせいにして、なんとなくぶれの少なそうな「パネルソー」を購入した。というのもあるし、前述したゼットソーがとても良かったから、パネルソーの宣伝文句「目が細かいため切り肌が美しく」、に興味が沸き試したくなった。ちなみにパネルソーはゼットソーではないと思うけれど。

切り口は大変美しい。なので切ったまんま本番に使えるんだと思う。切り心地も問題なく良く切れる。
ゼットソーよりはまっすぐに切れている気がするけど、それでも線はよろよろとしてしまう。結局は僕の腕が悪いのだということが確認できた。買う必要はなかった。

ゼットソーIII265(縦・横・斜め)

「縦・横・斜め切断が可能」というゼットソーIII265。木材を縦挽きする機会があったので替え刃を購入した。横挽きの刃で縦に挽くと刃を痛めてしまうようだ。

薄いヒノキを切ってみたけれど、縦はとても切りにくい。これはゼットソーIII265のせいか木材のせいだか僕にはわからないが、切ると言うよりは削るという感じで全然進まなくて疲れた。縦挽きとはこういうものなのかもしれない。横は問題なく切れたけれど、ゼットソー265に比べたら切り心地が悪い様に感じた。斜めはまだ試していない。

ゼットソーα265(横挽き)

「究極の横挽き」と言うのはどんなことか知りたかったし、ゼットソーの日記を書こうと思った時、その日記の中にゼットソーα265がなくてはならないと思った。そして急いでホームセンターで買ってきた。
替え刃は1000円以内なので気楽に買えて嬉しい。遊び感覚で買えてしまう。

ゼットソーα265は「挽き心地が軽いと人気」とある通り、ものすごく軽いので切っていて気持ちがいい。これこそまさに氷を切る感覚だと思った。職人さんにも人気らしいし、リピート率が高いのも良くわかる。切るのがあまりにも楽しいのでひたすら端材を切りまくって遊んだ。

ゼットソー はじめに買うなら

ゼットソーα265
ゼットソーα265 本体

ゼットソー265かゼットソーα265だと思います。両方共切れ味は素晴らしいし切っていて楽しいのでどちらでも良いと思うが、より楽しく切れるのは「ゼットソーα265」の方だと思う。両方を切り比べてみると軽さが全然違う。なので、もし両方の刃がダメになったとしたら、僕は間違いなく次の替え刃にα265を選ぶと思う。

ということで素人のレビューですが、はじめて買うノコギリには「ゼットソーα265」がおすすめです。
けれど柄がちょっと気になるので改造しました。

ゼットソー265、パネルソーの柄を改造

ゼットソーとパネルソーの柄に自転車のバーテープを巻く

もともとゼットソーの柄には籐なのか籐に似せたものなのか、そんなものが巻いてあったけれど、それを全部剥がして自転車のハンドルに巻くバーテープを巻いた。ゼットソーがお気に入りになったのでもっとステキにしてあげたくなった。
使用したのはフジトシの革製のバーテープで、自転車のハンドルを巻くのと同じ要領で巻いた。始まりと終わりの部分にはヘンプではなくコットンの紐を巻き、そして水性ニスで固め補強した。下のサイトの「ヘンプ巻き」を参考にさせてもらった。

バーテープの巻き始めはヘンプ巻きに

使い勝手は良くなったと思う。柄を握った感じもとても気持ちがいいし、案外ヘンプ巻きにしたところが指に引っかかって使いやすい。果たしてかっこよくなったかどうかはわからないけれど、改造したことでモノとしての温かみがでたのでとても気に入っている。はやくもっと色々なものが切りたい。

子猫の机を作った

ヒノキの天板の足置き
足置きの、浮造りした天板

というのはつまらない冗談で、パソコンをする時の足置き。自分は背も低く、それに加えて足も短いので世間一般的に利用される机は大きい。そして椅子も大きいので、机にあった高さに椅子を調節すると足がブラブラしてしまうのだ。
悲しい話だけれどそれは事実で、世の中に文句を言いたいけれどそうも行かず、そう言うわけで足置きを作った。自分の足の短さにはただただ驚くばかりだ。

天板の素材はヒノキを浮造りして年輪を強調させた。脚はSPF。塗装はオイルステインとブライワックス。ついでにアンティークオイルも塗ってみたけれど、気持ち悪くなったのであとで拭い取った。

ひどいクオリティで人に見せてはいけないものだし、公表するための特別な工夫もなかった。でもせっかく世に生まれてきたので載せてあげることにした。

ノコギリが使える様になるとDIYが楽しくなる。気軽になんか作ってみようと思える。もっと使える様になれば増々楽しくなるに違いない。