木工・木彫用に素敵なミニルーターを購入。レビュー、騒音のことなど。
用途は木を削ったり磨いたり、木工に。とりあえず今のところは流木磨きのマシンとしてミニルーターを購入しました。ミニルーターとかリューターとか、マイクログラインダーとかいくつかの呼ばれ方があってどれか正解かわからないけれど、ここではミニルーターで行こうと思います。
購入したのはアルゴファイルジャパン株式会社の「マイクロモーターシステム スターライトセット」というモデル。商品はアマゾンの評価から選んだ。
ネットで検索してみてもミニルーターを扱う情報が非常に少なくて、というか木工などで本格的に使用している人が少なかったので、アマゾンの評価のみでこの商品を選んだ。結果的に良かったと思う。すごくいい道具に出会えて本当に嬉しい。
騒音についての心配
ミニルーターを買う際に一番気にしていたところは「どれくらい騒音があるか」ということだった。ホームセンターではミニルーターを試しに使用できるところがあるけれど、そこに置いてあるミニルーターの音の大きさはひどい。プロクソンの1万5000円くらいまでのモデルが3つくらい展示してあるのだけれど、どれもこれも騒音がすごくて、とてもじゃないが公営住宅で使って良い代物ではないと思えた。
(あとで気づいたんだけれど、ホームセンターに展示してあったルーターは木に固定してあるから木が鳴ってうるさかったんだと思う。なので実際どれほどの音の大きさかはわかりません。)
もっと静かな物があるだろう、と諦めずに探したところ、僕が購入したアルゴファイルジャパンのミニルーターのレビューがすごく良かった。アマゾンで現在90あるカスタマーレビューの中から、静音に関するレビューをいくつかピックアップすると、
- 音も静かなので夜間マンションの部屋での作業も気になりません。
- 静かでパワーがあり使いやすいハンドピースもイイ感じです。
- 音も静かで,重さも気にならない程度で,この値段ならよかったとバッチリ言えます。
- 静かで、パワーも申し分ないかなと思います。
- 静音性は十分、軸ブレもなく、回転数の調整も楽。
- 音も静かで、手に響く振動もあまり気にならないです。
- とにかく静か、壁の薄ーいアパートでも真夜中に使えます。
- 芯ブレなしで非常に使いやすく、静かなので夜中でも大丈夫。
- 音も静かで、軽くて集中して作業出来ます。
- 音も静かなので夜でも気にせず使用できるのも助かります。
- 長時間の連続使用ができ、ハイパワーかつ静音なので作業がしやすいです。
これらのレビューの中の「夜間マンションの部屋での作業も気になりません」と「壁の薄ーいアパートでも真夜中に使えます」に背中を押してもらった。価格は2万円と遊びに使うには少し高いけれど、安物を買って使えないよりはいいだろう思い買うことにした。
実際に使ってみて
モーター音のみならとても静かだと思う。スターライトセットのミニルーターは35,000回転ということなんだけれども、その半分で使用している時はうるさめのパソコンのファンががんばってる時くらいの音しかしない。
一方、回転数をマックスにすると高音はきつくなるが、それでも、夜中にマンションで使用していても苦情がでるほどの音ではないだろうし、もちろん僕の様な公営住宅住まいでも問題ないだろう。
ただしこれはモーター音のみで、モノを削っている時の音は別だと思う。僕が思うに、ガラスや貝殻、小さな金属、小さな木材、プラスチック、そう言ったものを夜間に削るには問題ないと思う。金属をバフや何かで磨いたりするだけなら何も問題はない。
だけど大きめの木材をガシガシ削ったり、大きな鉄パイプを削ったりとか、そう言う使い方は夜間の使用は少し厳しいんじゃないだろうか。もちろんそんな時間にそんな激しいことをする人は少ないと思うけれど、使用する材料やビットの形状でも音の大きさや質がだいぶ違うな、ということは使ってみてわかった。
長々と書いてしまったけれど、まとめると、このミニルーターはとても静かです。公営住宅でもマンションでもアパートでも、苦情に怯えながら使わなければいけない、ということはありません。僕はベランダでも使用できています。
レビュー、付属品のことなど
書くことでもないけれど、使い方は簡単。
本体右下の丸いところにハンドピースのコードを差し込んで、コンセントを入れて本体の電源をONにするだけ。左のツマミを時計回りに回すとどんどん回転が速くなっていく。モーターの回転を反対にできるスイッチもあるけれど、今のところ使用するタイミングが見つからない。
これとは別にフットペダルも付属していて大変便利。フットペダルを踏めばONになり、離すとOFFになる。
ハンドピースとスタンド。アマゾンの写真をみると僕の置き方は違うのかも知れない。
ハンドピースのサイズは、女性と同じくらい手の小さい僕には少し大きく感じたけれど、使ううちに慣れた。重さは205グラムで機械が詰まった重さ。もう少し軽ければより使いやすそうだとは思うけれど、プロクソンのベストセラーのミニルーターも260グラムある。なのできっと、軽い方なのだろう。それに僕は2時間ぶっ通しで貝殻を研くことができたし、休憩を挟んで6時間も作業し続けられた。もちろん肩が凝ったり集中し過ぎて疲れはしたけど、重さが作業に差し支えることはないと感じている。
ビットの軸の経は2.35mm。世の中に売られているビットは2.35mmが多いので色々なビットを使うことができる。
付属のダイヤモンドビット30本。ダイヤモンドビットを使うのは初めてでよくわからないけれど、アルミや貝殻は良く削れた。木材には全然使えないということがわかった。またこちらの付属のビットは荒削り用で仕上げには向かないと思う。ルーターで仕上げまでするなら別途ビットを用意する必要があるだろう。
付属のゴーグルとマスク。有りがたかったのはゴーグルで、わざわざホームセンターに買いに行かずに済んだ。木材を削っていると木クズが顔の方にたくさん飛んでくるのでゴーグルは必須だと思う。それにゴーグルはルーペみたいになっているので、手元がちょっとだけ大きく見えて作業がしやすい。
買うならこっちのルーターがおすすめ
こちらは僕の購入した商品とは違うけれど、どちらかと言うとこちらの「3.0φコレット+2.35φスリーブ仕様」の方がおすすめ。メーカーも料金の違いもセットの違いもない。僕がこの商品の存在に気づかなかったのか、はたまた購入後に売り出されたのかはわからないけれど、こちらを買わなかったことがすごく悔しい。
僕の買ったミニルーターとの違いは、こっちは2.35mmだけじゃなく3mmのビットも使えるということ。探すと欲しいビットの経が3mmだった!ということが意外と多く困るので、使えるビットの選択肢が増えるこちらが絶対におすすめです。
まとめ、ビット選びがとても大事
まだまだ使用時間も短いのでミニルーターのことを理解しているとは言いがたいけれど、今回買ったマイクロモーターシステムのスターライトセットのミニルーターはとても良い道具で、現在宝の様な存在になっている。
商品が届き、外箱を開けて梱包のされ方を見ただけでも「良さそうだ」と思ったけれど、実際に使ってみて本当に良い道具だと感じている。何が良いかとか具体的にわからない。ただ良い道具を手に入れると使いたくて仕方なくなる衝動が起きるけども、このミニルーターでも同じ様な衝動が起きている。それくらい魅力的な道具だと思う。
けれど、こう感じられるまでには若干の時間とお金がかかった。ミニルーターではなく使用するビットがとても大事だとわかるまで無駄な買い物をしてしまった。木工において(他のジャンルは良くわかりません)は使用するビットが結構重要で、それを知らずにいくつかビットを買ってしまったのだ。まとまったら次回、購入して使わないであろうビットと、おすすめのビットなどを日記にしたいと思います。