自然塗料「バターミルクペイント」の色見本
オールドビレッジ社の塗料「バターミルクペイント」や「プロヴァンス」のサンプルを買い集めて色見本、約25色を作りました。バターミルクペイントの色はほぼ揃った様に思いますが、名前が変わってしまったり廃盤になってしまった色もあります。
塗装はヒノキの木材にしました。またバターミルクペイントとプロヴァンスの色見本ではありますが、僕の場合バターミルクペイントを塗装したあとにサンドペーパーで塗装面を整え、そのあとにブライワックスの「ミディアムブラウン」でツヤを出し若干古さを出しています。
また撮影したカメラの特徴で写真の色の発色が良くなってしまっていますし、モニターでも色はだいぶ変わると思いますのでその辺を加味して参考にして頂ければと思います。
バターミルクペイントとは
水性の塗料で吸着性も良く塗りやすい塗料。ミルクで作られているので環境に優しい自然塗料でどの色も色合いが良い。アンティーク風にペイントするためには欠かせない塗料といえるかも知れない。水性なので使い終わった筆は水洗いをするだけで簡単。でもかと言って弱いわけではなく塗れば水にも強く耐久性も高いので、屋内外どこにでも使える。DIYの塗料の中でもものすごく使いやすいほうだと思うし、近所のホームセンターのDIYコーナーにも最近では置かれている。
僕は木材だけではなく鉄やプラスチックなど何にでも塗ってしまっている。物によるけれどかなり爪で本気でこすっても剥がれることはないし、不安な時はプライマーで下地を作っている。
バターミルクペイントを何にでも塗ってしまっているけれど、ほんとに何にでも塗りたくなるくらいお気に入り。上の写真はレターケースを塗ったもの。バターミルクペイントの「オハイオカップボードブルー」を塗りヤスリがけしてブライワックスを塗りました。透明の引き出し部分をどうにかしなければならないけれど、買った時の状態より遥かに良くなったし、アンティーク感も出てステキになった。
バターミルクペイントの色々な塗り方やテクニックは下記のリンク先に書いています。お時間があれば読んでみてください。
赤系の色見本
Child's Rocker Bright Red
チャイルズロッカーブライトレッド
マゼンタとイエローが100の赤ではなくて、シアンが入った少し落ち着いた色の赤。けれど名前にある様にどこか幼い印象の赤。
Ohio Cuoboard Reddish Brown
オハイオカップボードレディッシュブラウン
赤の強い茶色。さつまいもの皮ほどは赤くないけれど方向性は近いと思う。
Windsor Chair Pink
ウィンザーチェアーピンク
黄色が強めのゆるくてやさしいピンク。
British Red
ブリティッシュレッド
表現しづらい色。赤というよりは茶色方面の色。「スクラップメイドのインテリア」では鉄の額縁のサビの色として使用。
Rouge Royal
ルージュロイヤル
バターミルクペイントではなくプロヴァンスの塗料。VIVID VANのサイト上にもないので廃盤カラーかも知れない。限りなく赤に近いピンク、べに。
Ohio Cupboard Rust Color
オハイオカップボードラストカラー
2個上のブリティッシュレッドにかなり近い色。ブリティッシュレッドよりも弱い。
Child's Rocker Dark Red
チャイルズロッカーダークレッド
あずき色。人によってはチョコレート色と言うかもしれない。それくらいの、茶色になるか紫色になるか、という微妙なところの色。何か忘れてしまったけれど、小学校で使っていた道具がこんな色をしていて懐かしく感じる。「スクラップメイド」のインテリアでは、鉄が腐食したサビの色として使用していた。
青系の色見本
Virginia Clock Blue
バージニアクロックブルー
寒冷紗を張りその上に塗ってしまったので他の色見本とは少し感じが違うかもしれない。実物の色は写真ほどあざやかではなく、もうちょっと落ち着いている。
Lavender
ラベンダー
プロヴァンスの色。まさにラベンダーと言った色。
Bleu Nuit
ブルニュイ。と読むらしい。
プロヴァンスの色だけれど、サイトをみるとなくなってしまっている。写真ほど鮮やかな青ではなくもっと深い青。Nuitはフランス語で「夜」という意味らしい。
Soldier Blue
ソルジャーブルー
若干黄色の入った落ち着いた青。やや疲れた青という印象。ソルジャーブルーという名前があっている。
Dressing Table Blue
ドレッシングテーブルブルー
知らぬ間に母親にネコを描かれてしまった。化粧用の鏡と引き出しを備えたテーブルをドレッシングテーブルと言うらしい。黄色の入ったゆるい水色。Windsor Chair Pinkと仲間みたいな色。「スクラップメイドのインテリア」では度々登場し、また青サビを表現するのにも使われている。
Dressing Table Navy Blue
ドレッシングテーブルネイビーブルー
Bleu Nuitに割りと近いけどそこまでは強くなく落ち着いた色。やや落ち着いたネイビー。
Ohio Cupboard Blue
オハイオカップボードブルー
表現するのが難しい水色。うーん。
緑系の色見本
Fancy Chair Green
ファンシーチェアグリーン
マゼンタの強い海藻系の緑色。「スクラップメイドのインテリア」ではカップボードの塗装で使用している。
Wild Bayberry
ワイルドベイベリー
漆喰を塗るコテの柄に塗ってしまった。
黄色系の色見本
Fancy Chair Yellow
ファンシーチェアイエロー
優しい黄色。
Sunflower
サンフラワー
プロヴァンスの色。レモンと黄色の中間の様な色。ひまわりというほどパンチは強くない気がする。
Old Buttermilk Yellow
オールドバターミルクイエロー
黄土色。
Wilder Chair Yellow
ワイルダーチェアイエロー
Fancy Chair Yellowにかなり近い。こちらの方がマゼンタもイエローも弱く、軽い色。
白・グレー・黒系の色見本
Cream
クリーム
プロヴァンスの色。バターミルクペイントのCorner Cupboard Yellowish Whiteにかなり近いけれど、こちらの方が黄色が弱くグレーが強い印象。
Ochre
オーカー
こちらもプロヴァンスの色。サイトの色見本だと完全な黄土色に見えるけれど、実際はそこまで黄色が強くない。黄色の強いグレーで、昭和の事務用品がタバコのヤニでかなり黄色くなった感じ。
Picture Frame Cream Color
ピクチャーフレームクリームカラー
ほかのクリーム系の色に比べるとクリーム感は強くない。青みがかった薄いグレーという感じ。
Black
ブラック
黒だけれど真っ黒ではなく限りなく黒に近い墨色。
Corner Cupboard Yellowish White
コーナーカップボードイエロイッシュホワイト
上の写真がブライワックスを塗ったもの。下が塗っていないもの。ブライワックスが木材の溝にあまりにも残ってしまったので塗っていないバージョンも作った。
名前の通り黄みがかった白。この色単体だと気にならないけれど、下のShading Whiteと並べるとかなり黄色く感じる。
Shading White
シェイディングホワイト
こちらにはブライワックスを塗っていない。真っ白、と言ってもいいけれど、ほんのり微妙に青が入ったクールな印象の白。