富士山「御中道」トレッキングコース情報
御中道(おちゅうどう)とは富士山の五合目辺りををぐるっと一周する道で、富士山に3回以上登山をしたものだけが歩くことを許される道、と昔は言われていたそうです。
現在はその4分の1周程度しかできなくなってしまいましたが、一味違った富士山を楽しめるトレッキングコースとして今でも多くの人に利用されています。
このページでは御中道の地図や歩行時間、コースの情報などを詳しく紹介しています。
御中道の地図とコース情報
御中道の地図
- 区間:富士スバルライン五合目 ~ 大沢崩れ(往復)
- 往復の距離:10.8キロ
- 往復の歩行時間:4時間40分
- 標高差:+300m、 -300m
上記のデータはおおよそのものになります。
信仰登山の時代には富士山の中腹を一周できた御中道ですが、現在は「富士スバルライン五合目」から「大沢崩れ」までの4分の1周程しか歩くことができません。
御中道トレッキングのポイント
基本的にスニーカーでも大丈夫
御中道は平坦で道幅も広く歩きやすいので基本的にスニーカーでも歩けます。しかし奥庭からは木々に囲まれた登山道らしい雰囲気に変わりますので、雨が降ったあとは木の根っこや石の上は滑りやすくなるので注意が必要です。
大沢崩れまでの距離を短縮したい場合は奥庭の駐車場から
御中道を富士スバルラインから歩くと、大沢崩れまで往復で約10キロもあり時間がかかります。
そこで、大沢崩れまでの時間と距離を短縮したい場合は奥庭からスタートするのがおすすめです。奥庭の駐車場から御中道まで20分~30分の登りがありますが、距離を約半分ほどに縮めることができ、また往復で1時間短縮することもできます。
御中道、コース紹介のスライド
こちらではスライドで御中道のコースを紹介していますが、スマートフォン等では見づらいことがあります。その場合は下記リンク先を御覧ください。グーグルフォトのアルバムが開きます。
御中道の前半(富士スバルライン五合目 ~ 奥庭)
富士スバルライン五合目から奥庭(御庭)までは、道幅も広く整備されているので非常に歩きやすくなっています。勾配もほとんどありませんので富士登山のウォーミングアップとしてもおすすめのコースです。
道の途中途中にはベンチやテーブルもあります。五合目の混雑を避けてゆっくりしたい、という人にもおすすめです。
御中道の後半(奥庭 ~ 大沢崩れ)
こちらのスライドでは奥庭から大沢崩れまでを紹介しています。
奥庭からの御中道は木々に囲まれた登山道らしい雰囲気になります。道はしっかりと整備されているので迷うことはないと思いますが、上り下りもでてきますので、前半に比べると汗をかく様な道になっています。