初心者のための登山とキャンプ入門

富士山登山の服装とレインウェア

山ガールの服装

富士登山をするときに一番迷うのは服装ですよね。今流行っているようなカラフルなアウトドアウェアに身を包まなければ登れないのでしょうか?いや、たぶん、すでに持っている服装で十分登れますよ。

逆に、この機会にこの先役立ちそうなアウトドアウェアなら買ってもいい、と考える人もいますよね。このページを読んでその判断に役立てて頂ければと思います。

富士登山の服装の基本

登山の服装変遷

富士山ではいろんな気候と体調に対応しなければいけません。五合目は涼しいと思ったけど歩き始めたら日差しが強くて汗ダラダラ、休憩で座ったとたん「さぶっ!」。風が吹いて本格的に冷えてきた!、と思ったら雨が降って「手まで凍える~」そして御来光待ちに至っては極寒。。。というぐあいに。
そこで、富士登山での服装で重要なポイントは、

  1. 肌に触れるのは汗をかいてもヒヤっとしないものを選ぶ
  2. 重ね着とこまめな脱ぎ着で体温調整
  3. 絶対に濡れないようレインウェアを用意

の3つ。これが無事登山出来るかどうかに重要です。あとは、どれだけ快適にしたいか、という点になってきます。

富士登山で用意する服

服装のより詳しい説明はページの下の方でしていますが、基本的には運動に適した、動きやすくて乾きやすい服(綿ではなく化繊の素材)を用意してください。

レインウェア(カッパ)
上下に分かれたタイプ。コンビニの安いカッパは破れるのでNG
肌着
下着、シャツ、靴下など。綿ではなく化繊のもの、靴下は厚手のものを
ズボン
ジャージの様にストレッチ性があり足が上げやすいもの。スカート、半ズボンの場合は下にタイツ
靴底の厚い、ひも靴の運動靴
上着
ジャージ、ウインドブレーカー、フリースなど。着て歩いても暑くないもの
防寒着
ダウンジャケット、手袋、ネックウォーマーなど。ダウンジャケットは薄手のものが荷物にならないのでおすすめ

シーンごとの服装イメージ

登山中の服装のイメージです。山を登り標高があがるにつれ、どんな服装になっていくのかをイメージにしてみました。

歩き始めの服装イメージ

富士登山 五合目の服装

薄着でスタート。「少し肌寒いかな」くらいがちょうどいいです。でも紫外線にさらされすぎると疲れるので肌の露出が少ない服装がおすすめです。
ポイントは汗をかきすぎないで体がほんわかとウォームアップされてくる、くらいの着方がいいですね。

休憩中や上部の服装イメージ

富士登山 休憩・七合目からの服装

疲れて到着して座ったとたん何もしたくなくなりますが、休憩中は体が冷えるのですかさず上着をはおりましょう。風が強ければ、フリースなどの風を通すものよりもウィンドブレーカーかレインウェアのように風を防ぐものにしましょう。
上着はザックの上の方に入れておくか、外にくくりつけサッと取り出せる様な準備をしておくと良いと思います。

また登れば登るほど気温も下がりますし、風もでてきます。さっきまで日が当っていても雲に隠れた途端寒くなったりと体感温度はころころ変わります。歩きながらでも「ちょっと冷えちゃうかな」と感じたらめんどくさがらずに上着をはおりましょう。
そのときの上着は、普段大汗かきの人なら薄いフリースや化繊のシャツなど通気性の良いものを、そんなに普段汗もかかないし暑がりでもない人ならレインウェアやウィンドブレーカーなどもいいでしょう。
胸元の開け閉めで熱気を調節できるように、かぶるタイプより前開きが良いですね。

  • 左の人:+シャツ
  • 右の人:+フリースジャケット

山頂の服装のイメージ

富士登山 山頂の服装

富士山の山頂に到着。座り込んで休憩したいところですが、ここでもとにもかくにも防寒してしまいましょう。頂上ではおそらく少し長めに休憩をとったり、中には居眠りをする人もいるかもしれません。上着を出すのをめんどくさがって寒さにこらえていても、そのうち我慢できなくなって冷えたころに上着をきるハメになりがちです。

疲れた体に‘冷え’は大敵です。冷えると筋肉の運動量も落ち、気分的にもテンションが下がります。風があれば帽子をかぶり、レインウェアのフードをかぶり、手袋をはめてありったけの防寒をします。
ちなみに左の人が履いているのはジップオフパンツ。ジッパーでズボンの裾を切り離せる特殊なズボンもあります。

  • 左の人:+ダウンジャケット +ズボンの裾
  • 右の人:+ダウンジャケット

ご来光待ちの服装のイメージ

富士登山 ご来光待ちの服装

御来光待ちをするプランの人はさらに用意が必要です。日の出の頃は1日の時間の中で一番寒い時間帯。しかも歩かないから寒い。フリースやインナーダウンなどを来て、さらにレインウェアを上下来てで風をしのぎ、あればゲイターもはめて、ネックウォーマーや手袋・ニット帽などで防寒します。
そしてお尻の下に敷く断熱シート、温かい飲み物なんかがあれば完璧です。おしりの下に敷くシートはアウトドアグッズとしても売っていますが、100円ショップでガーデニング用に屈んだ時に膝に敷くクッションとして売っていたりしてオススメです。

さらに寒がりな人はエマージェンシーシートなどこれまた100円ショップのものも役に立ちます。テントを持っている人ならフライシートにくるまるなども温かいですよ。

  • 左の人:+ニット帽 +手袋 +ネックウォーマー +レインウェアの下
  • 右の人:+手袋 +ネックウォーマー +レインウェア上下

持ってる服と装備で登るパターン

登山で傘が壊れる人 カッパがとんでく人

持ってる服、家にあるもの、近所の人に借りれるものを駆使して買わないで揃えるパターンです。
漠然と言ってしまうと「若い」「元気」「体力がある」「身軽」というような人などは、ポイントさえ押さえれば手持ちのもので十分間に合うと思います。

靴底が厚い靴で足への衝撃を減らす

スニーカーなら、靴底が厚いひも靴を選びましょう。コンバースみたいな靴底が薄くかかとがぺったんこのものはオススメ出来ません。富士山は溶岩の山なのでずっと砂利か岩になります。14時間石を踏み続けていると非常に疲れます。

また、かかとがペッたんこより、ちょっと高さがある方が歩くのにラクです。かかとへの衝撃からの保護と、登るとき少しアキレス腱に優しいです。足首まであるハイカットの靴があれば、下山時に足首が固定されるのでさらによいです。 靴底はボコボコしてグリップの効く方がいいですね。

ただ、借りてきて初めて履く靴や慣れない靴でいきなり歩くのはNGです。靴は登山の命です。街中でちょっと慣らして様子を見ましょう。

靴のきつさを調節できる紐靴を。荷物も軽くしよう。

ひもは足の甲全体をキュッと締めたときに親指が靴の内側に当たらないことも確認してください。当たっていると下りの時にガンガンぶつかって親指の爪がむけたりします
。スニーカーで登る人は、荷物が重いほど足首への負担も大きいですから、荷物がなるべく重くならないように気をつけることも重要です。

レインウェア

上下に別れたタイプを

ドンキホーテなどで1,000円くらいで売っているような、上下に分かれたカッパでも良いでしょう。「通学用」とか「作業用」とでも売っているかもしれません。このタイプは通気性が無いので「蒸れる」という点があります。‘大汗かき’を自負している人は避けた方が良いでしょう。

もしお父さんが釣りに行くなら、きっとそれよりかなりレベルの高いレインウェアを持っているはずですし、また近所のお兄さんが新聞配達をしていたなら、必ず使っていたはずなので借りに行ってみましょう。

100円カッパはNG

100円カッパは破れますから絶対NG。サイクル用で風が吹いたらまくれ上がるようなものも、足が濡れて冷えると悲惨なので止めましょう。

靴下

足の保護のために厚手のものを

靴下はスキーやテニスなどスポーツ用の足の裏部分の厚いものが良いです。特に下りでは、2枚履いて足を保護し、ジャストなきつさに調節すると良いでしょう。
下る直前には靴下と靴を整え直してから下りましょう。靴下がよれていると水ぶくれや靴ずれになるし、靴の中で足が滑るとねんざなどを起こしますし、爪が割れてしまいます。

Tシャツ、ロングTシャツ、下着

スポーツ用の乾きやすい化繊のものを

綿は避けて、すぐに乾くスポーツ用が適しています。ロングTシャツならスキーやゴルフのものも良いですね。首元がスタンドアップカラーだと日焼け防止にも役立ちます。

冷えが心配な人は、下着もコットンじゃなく化繊のものがあれば、そちらの方がベターです。ユニクロで言うとドライなんたら系が適していますが、なかにはコットンを使用したなめらかな肌触りを目指したものもあるので品質表示に注意です。

ズボン

足が動かしやすいものを。半ズボンなら下にタイツを

綿は避けて、ジャージかナイロンのズボンが良いでしょう。スポーツ用のものはだいたい良いと思います。足を上げたときに曲げづらくない事、腰が出ないことが必須です。裾が広がったパンツの場合、足首に輪ゴムなどで広がりを抑えると足元が見えて歩きやすくなります。

半ズボンやスカートの場合、冷え、紫外線、怪我防止のために生足が出ないよう下にタイツを履きましょう。肌に当たるレギンスやタイツが化繊なら、肌に触れない半ズボンなどは綿でも構わないと思います。ジーンズは乾きにくく足を上げにくいので向きません。

上着

ちょっと肌寒い時用の上着。着ながら歩いても暑すぎないものがベスト

薄手のフリース、ウインドブレーカー、ジャージなど。着ながら歩いても暑すぎない、をイメージして選んでみましょう。ショルダーベルトと背中でザックがこすれるので、大切なフリースは避けた方が良いでしょう。

私は半袖だけでは肌寒いとき、握りこぶし大くらいになる1000円くらいのウィンドブレーカーを着て歩きます。風が防げると薄くてもとても温かいし、そんなに汗っかきではない自分にいはちょうどいいしかさばらないのが気に入っています。

防寒着

ユニクロの軽量ダウンはコンパクトにもなって便利

冬場にはユニクロの薄くて軽いダウンが流行っていますが、ああいうのは風も防げるしコンパクトになって便利ですね。それでも寒いなら、さらにレインウェアを羽織ればなりの防寒が出来るでしょう。

フリースも今では家族の誰かしらが持ってると思うのでこちらは入手しやすいでしょう。しかし富士山では一般的に荷物が多くないと思うので、山頂で御来光待ち予定の人でザックに余裕のある人はカサばっても重くないならばダウンジャケットやジャンバーを持っていっても良いのではないでしょうか。

アウトドアウェアはこんなかんじ

トレッキングシューズ

キャラバンのトレッキングシューズ
Caravan / トレッキングシューズ C1-02S

トレッキングシューズについては基本的な装備の紹介でも書いていますが、運動靴との大きな違いは、富士山においては下山時に膝や足首を守ってくれ、疲れを軽減させてくれる事が大きいと思います。体重の重い人、荷物をたくさん担ぐ人、膝や足首に自信が無い人、シニアで初心者の方などは買うと良いかもしれません。また、雨天時は運動靴と大きな差が出ますね。

ただ、保管方法は注意です。私はかつて大事にしていたトレッキングシューズが3回くらい(買って2年くらい)でダメにしたことがあります。きちんと乾かして保管しておいたのに、久しぶりに履いたらソールが「パラ」っと取れたのです。ソールと靴底のあいだのゴムが劣化してモシャモシャになっていました。「足ももう大きくならないから」と長く履くつもりでいたのでショックでした。大事に箱に入れておいたのが湿気と熱をこもらせ、かえって良くなかったようです。
保管状態にもよりますが「ずっと使えるから」と思って買う人は、お店の人に耐用年数や保管方法をよくよく確認すると良いでしょう。

また、登山靴を買っていきなり富士山で使おうとして靴ずれをしてしまう人がかなりいるようです。新しく買ったなら、街中で履きならし、さらに靴ずれ用の絆創膏とテーピングテープを持っていくことをお勧めします。靴ずれは、気付いたらすぐに貼るようにしましょう。

この先山に行く予定が無い人なら 「街中でも履きやすいもの」 とお店で相談して買うのも良いでしょう。タウンからライトハイクを想定して作られたシューズなんかも売っています。私はトレラン用っぽいトレッキングシューズをアウトレットで6000円くらいで買い、日常でも履いていますしそれでマレーシアのキナバル山にも登りました。

キャラバンのトレッキングシューズ
メレル / トカメレオン8 ストームゴアテックス

こちらはゴアテックスを採用した防水性に優れたハイキングシューズです。ソールは適度な硬さがあるので岩場も平地も歩きやすく、またグリップ力もあります。

レインウェア

ノースフェイス レインテックスエアロ
ザ・ノースフェイス / ベンチャージャケット

専門のレインウェアと日常用のものは何が違うのでしょうか。それは生地です。アウトドア用は一番に体から出る汗(蒸気)を外に逃がしつつ雨は中に入れない、という性能を大事にしています(透湿性と防水性)。一般に大人が1時間にかく汗は、軽い運動で500ml、重いザックを背負った登山では1Lと言われています。

この防水透湿性素材で一番有名なのがゴアテックスでしょう。ゴアテックスを用いて作られているレインウェアは上下で2万円~と高価です。一概にゴアテックスと言っても、裏にさらにレイヤーを重ねて耐久性を持たせてあったりと厚さも重さも様々です。
ほかにもスーパーハイドロブリーズやエントラントなど防水透湿の素材はさまざま開発されています。

登山用品店オリジナルのカッパが安い

では初心者はどうやって選べばいいでしょうか。値段を気にせずとにかくファッション性を重視したい人は、予算を決めて防水透湿性素材で出来ているものの中から好きなものを選べば良いでしょう。パタゴニアとかコロンビアとか…高価ですがかわいいものも多いですよね。イチイチ細かいことを気にしていたら好きなデザインは選べなくなってしまうでしょう。

もっと価格を抑えてでもゴアのものを買いたい、という人にオススメなのは、登山用品店に行くことです。山の店には、ネットには出ていないその山の店オリジナルのゴアのカッパが売っていたり、旧モデルが安く売っていたりします。
私は2回買いましたが、どちらも15,000円以下で上下を買いました。もちろん上下同色。1代目の黄色は「幼稚園児みたい」と言われ2代目の紺は「漁師みたい」と言われています。

かっこよさは気にしないのですが、やはり差が出るのはフードです。両方ともツバがありませんので、顔面をダラダラと雨が垂れてきます。後頭部でフードを調節するマジックテープもありませんでしたので目にかかる具合を調節することができませんでした。首周りのフード収納部分もあまり快適ではない気がします。あとやっぱりシルエットがダボっとしてかっこ悪いですね。

あとチェックしたい機能としてはポケットの使い勝手や、大汗かきの人は脇の下のチャックの有無(ベンチレーターといい、レインウェア内の温度と湿度を快適に保つためのしくみ)でしょうか。しかし私の場合ですが、雨具は滅多に着ないので次も同じような感じで最低限の機能と安さを重視して買うと思います。

靴下

スマートウール PhDアウトドアミディアムクルー
スマートウール / PhDアウトドアミディアムクルー

クッション、耐久性に優れたメリノウールを使用したスマートウールのソックス。抗菌・防臭効果もあり登山の定番です。

登山用の靴下は、足への衝撃軽減と汗を吸って乾きやすい、汗をかいても温かいなどの機能を考えて作られているところがふつうの靴下とは違います。
特に厚みは、足と靴との間でクッションの役割をして調節してくれるのでとても重要です。トレッキングシューズの内部は固いので、そこへ薄いふつうの靴下を履くと靴ずれの原因になります。

一昔前は登山用靴下と言えばウール100%でしたが最近では防臭なども考慮したハイテク素材を駆使したものもたくさん出ています。
個人的には洗濯ネットに入れて洗濯機で洗える、という点も確認して選ぶと良いと思います。私はウール100%のものを使っていますが、下山後に手洗いするのが面倒でいつも溜まってしまいます。

Tシャツ、ロングTシャツ、下着

ザ・ノース・フェイス カットソー ロングスリーブドライクルー
ザ・ノース・フェイス / ロングスリーブドライクルー

登山用のものは「吸汗」「速乾」「保温」を主に考えて作ってあります。汗を吸ってすぐに乾くわけではないのですが「ヒヤ」っと感が違います。冷え性を自負している人は気をつけたい部分です。

また登山中は着替えないで下山までずっと着ることが多いですから富士山で山小屋泊りを検討している人は、汗をかいても快適な1枚は持っていてソンはないかもしれません。
なお、アウウトドア用品店には吸汗速乾素材のTシャツで無いものもたくさん置いてあるので(オーガニックコットンとか、ただのおしゃれTシャツとか)、表示をきちんと確認して選びましょう。

ズボン、パンツ

アルパインライトパンツ ノースフェイス
ザ・ノース・フェイス / アルパインライトパンツ

すっきりデザインで人気。ストレッチ性もあるので足上げもしやすい。

登山用のズボンは一番に膝の動きをじゃましないようなストレッチ素材と立体的な形が基本です。さらに、薄いベルトが直についていて、その上からザックのウエストベルトをしてもじゃまにならないような工夫、ポケットの中のものを落とさないようなチャックや、コンバーチブルタイプでは登山で汚れたスソを下山後に外すことが出来たりというような機能があります。

ただ必然的に股上が深く、ウエストベルトが当たる腰下部分のデザインはシンプルで、シルエットもボテっとしたデザインのものが多いのですが、最近では細身のモデルも見かける事が多くなりました。

mont-bell / [ザノースフェイス] ショートパンツ マウンテンアクティブショーツ
ザノースフェイス / マウンテンアクティブショーツ
[ザ・ノース・フェイス] タイツ ドライトラウザーズ レディース
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ザ・ノース・フェイス / タイツ ドライトラウザーズ レディース

女性に最近流行っているのが、タイツ+ハーフパンツ or スカート の組み合わせです。
筋肉の疲労や関節をサポートしてくれるような高機能タイツは、脚力の不安な方やシニアには良いかもしれません。ただし締めつけ感があります。

サポートをするような機能は要らないよ、という方は吸汗速乾素材のタイツを選べばよいでしょう。岩にひっかけたりすることを考えるとある程度の厚みはあった方が良いでしょう。

上着

ミレー / LIGHTGRID JKT
ミレー / LIGHTGRID JKT

歩行中にも着やすい薄手のフリースジャケット

前開きのシャツや薄いフリースのものが便利です。前空きのシャツは羽織りやすく、やはり素材が吸湿速乾性に優れています。山ではガスったりして服が湿ることがよくあるので、そういったときに違いを発揮します。

登山用のものは値段も高いですが縫製がしっかりしていたりします。上からザックを背負ったりザックを背負ったまま脱いだりとけっこうハードな使用に耐えなければなりません。フリースなども肩やひじなどのこすれる部分が補強されていたり、薄くて丈夫で温かい生地、軽いジッパーなどと工夫がされています。

やはり高価なフリースは全然‘もち’が違う気がします。ただ最近ではおしゃれ重視でブランドであるがゆえに高価なだけで機能も普段着と変わらないものがたくさんあるので気をつけてください。
一般的なチェックの山シャツやフリースに飽きた人は、写真のようなベストの重ね着もかわいいですね。

防寒着

ザ・ノース・フェイス / ジャケット レッドランプロフーディ
ザ・ノース・フェイス / ジャケット レッドランプロフーディ

登山の防寒着の定番は薄手のダウンジャケットです。軽量かつコンパクトに収納できるので、たとえ使用しなくても持ち運びが苦ではありません。
ユニクロにも薄手のダウンジャケットはありますが、アウトドア専用のものは壊れにくく、また高品質のダウンを使用しているので薄いのに温かい、などの特徴があります。

私も長い間家にあったウールのセーターをがんばって使っていましたが店で手にしたとき、その小ささと軽さに魅了されてしまいました。
登山用ダウンにはすごく良い商品が多いと思いますのでぜひチェックしてみてください。小さいので旅行用の防寒着としても便利です。