観光がてらの「短時間バーベキュー・デイキャンプ」がオススメ!
祖父母と孫とのふれあい旅行をしに、河口湖の温泉に行きました。チェックインまでの時間は何をしよう、と言うことで富士五湖の一つである本栖湖での日帰りバーベキューを思いつきました。夏のテーマパークは高齢者には疲れるし、子供がやんちゃなので美味しい食事も落ちついて楽しめない状況での日帰りBBQは、その土地の自然も楽しめるし土地の美味しい物も食べられるし、さらにどの年齢の人も楽しめるのですごくオススメです。
日帰りバーベキューをしたキャンプ場は「本栖湖レークサイドキャンプ場」です。
デイキャンプのプランニング
いつもは旅のプランニングなんてしないのですが、今回は試しにキッチリ作ってみました。というのも、お義母さんに「どこで観光するのが良いのか、赤ちゃんも居るので考えておいてくださいね」と言われたからです。今回は名古屋と所沢からそれぞれやってきて河口湖の温泉に泊まるということだけが決まっていました。
確かに、暑い中を何時間もぶらぶらするのは厳しそう。それに、氷穴、白糸の滝、まかいの牧場、田貫湖など富士山周辺にはたくさんの観光地があるのですが気になるところはだいたい行った事があったし、それに子供が居て一箇所でチェックインまでの長い時間を過ごすのは難しそうです。3時間弱とそこそこ遠いので移動の時間も考えないといけないし、こんな時こそちゃんと細かくプランニングしていくと自分がラクなんですね。
具体的なプラン
一か所目の集合場所には、名古屋からも所沢からも遠すぎない位置を。宿泊施設からも遠すぎず、出来れば宿泊施設までの通り道にあればベスト。そこで選んだのが富士花鳥園。ここにはベゴニアを中心とするたくさんのお花と、なんとフクロウがたくさんいるんです。ケースに入っていない生身のフクロウが、ふと、そこにいたりしてとてもびっくりします。やっぱり老若男女、動物は大好きですよね。
花鳥園を1-2時間観光した後は通り道の朝霧高原道の駅で名物のソーセージなどを買い、本栖湖のキャンプ場へ行ってタープを張る。日帰りBBQをして昼食と水遊び、ボートなどを楽しむ。時間は3時間程度。その後宿泊施設に移動してチェックイン。 なかなかいいプランができた気がします。
プランニングの副次的効果
今回は事前にハガキに計画を書いて祖父母の家に郵送してみました。現在ではGoogleマップさえあれば、観光地から観光地への距離と時間が瞬時に出ます。混雑やなんやらでその通りに行くわけがないのは承知の上なんですが、ツアーの旅行のように滞在時間や到着時間をそこには明記しました。
すると何が良かったかというと、ふだんかなりせっかちな祖父が、今回の旅では一度もそのような態度を見せなかったのです。まぁ、みんな祖父のキャラだと受け止めているのでせっかちだからといって困るという程のことでもないのですが。
でも、今回のように 「湖で何時間ものんびりする」 ということは、事前に詳しく知らせたことでイメージが出来ていたからこそ受け入れられたんじゃないかと思います。そうじゃないと、「あと何時間ここにいるつもりだ」、「ホテルにはいつ到着するつもりだ」、「ホテルまで結構かかるんだろう」というようなやりとりがあったんじゃないかと思うんです。
日頃からキャンプなどをして 「自然の中でのんびりして何もしないことを楽しむ」 ということに慣れていない人は、きっと屋外で何もやることがない状況に急に置かれると困ると思うので、そういった意味でもスケジュールをハッキリ共有しておいて良かったかなぁと思います。
日帰りBBQ、装備や料金
デイキャンプ利用の料金
お客さんも少ないということで広々と使わせていただけました。
支払った料金は、タープ一張\1,130+利用料大人\670☓4人分で\2,680+車1台\620☓2台で\1,240 合計\5,050。
高いでしょうか、安いでしょうか。
私は今回が初めてのデイキャンプ利用だったのですが、もしこのようにキャンプ場を利用しない場合、こうやってタープを張れてトイレやシャワーを利用できて水遊びが出来る場所を探すことは不可能に近いと思いました。特に全く知らない場所だと、近所の人に穴場を教えてもらわない限り難しいですよね。
大人だけだったらなんとかなりそうですが、子供がいる場合や人数が多い場合は施設の整っているキャンプ場でのデイキャンプ利用はとても便利だと思います。
まぁ3時間位滞在して景色を眺めて、トイレも一人一回行ったか行っていないか位なので、タープ代の他に利用料もかかってくると高い気もしますが。。。
タープの角度と火の場所
写真はなんだかごちゃごちゃしていますが、日除けのタープはやはり必須です。湖側から風が吹いてくるので、風を逃がす方向にタープを張ります。また、開口部からは湖の景色も見えるのでちょうどいいです。
お約束通り、火は風下に置きます。人に煙や火の粉がかからないためです。
お気に入りチェア
キャンプにチェアは必須です。これは、最近買い揃えたものでとても気に入っています。
チェアはだいたいホームセンターにある安いものなどでも 2.3kg くらいあるものが多いのですが、これは1.5kgなんです。高さは、LowでもなくMiddleです。焚き火台にもちょうどいい気がしますし、何よりもかさばらないのがとてもいいのです。1歳の子供も喜んで座ります。ただ、ドリンクホルダーにやたらと牛乳を入れたがってこぼしまくります。また、座面に立つと折りたたまれるので、転びます。
耐荷重は70kgと記載され、子供用ではなく大人用です。空間の狭いヘキサタープにはちょうどいいし、安い割にアームホルダーまであるすぐれものです。
すわり心地は普通に良いですが、座面もそこそこ狭いので長時間くつろぐために座りたいような贅沢チェアーではありません。しかし結局立ったり座ったりが多いので今のところ満足しています。
焚き火台
スノーピークの焚き火台Mです。ペタンと折り畳めて一年中庭に放置してもまったく錆びないほど丈夫です。ただ 炭を底上げするグッズを利用していないので炭が三角錐の頂点に溜まるような感じになってしまい、焼く面積が狭いのが難点です。
炭床Proというグッズを使うと下の三角部分を底上げできますから、広く炭を広げて使うことができます。燃焼効率も良いらしいです。
ウォータータンク
今回、キャンプをしたことのない義父母を気遣ってなんとなく買ってみたもの。ホームセンターで1,000円しなかったです。かさばるのが嫌だったけど高機能な高いものを買う勇気もなかったのでこれにしました。
キャンプグッズボックス
これは友人のマネをしたもので、透明の衣装ケースに、キッチンペーパー、ラップ、アルミホイル、ビニール袋、紙皿紙コップ類、ビニール手袋、雑巾、お玉や菜箸や包丁などの調理道具、ドリンク類、調味料、鍋、シングルバーナー などをめちゃくちゃに放り込んでいます。春から秋までは、なるべくキャンプに行く気になるようにじゃまだけどキッチン付近に置いておき、冬になると食品だけ抜いて押入れ上の天袋にそのまましまいます。
友人のボックスには、ハンガーや洗濯バサミ、ザルなんかも入っていました。
今回の本栖湖畔は砂利っぽい地面でした。柔らかかったのでタープに付属のプラスチックのペグでも入りました。ペグにはこのようにビニールテープをつけておくと砂浜でも無くなりづらくて良いですよ。
しかし硬い地面の時用に、スチール製の長めの丸ペグを数本持っておくと安心です。細いと刺さりやすく、長さがあると抜けにくいです。
持っていったものまとめ
- タープ、チェア人数分、小さな机
- 焚き火台、アミ、トング、炭、チャッカマン、チャコールスターター、着火剤、うちわ、軍手など
- ウォータータンク
- 食材少し
- BBQセット(鍋、シングルバーナー、キッチンペーパー、ナイフ、紙コップなど)
- 水着、サンダル、着替え
日帰りBBQ・デイキャンプのススメ
手軽な昼食に、BBQという選択
涼しい風を受けながら好きなものばかり食べて、歩きまわる子供を叱る必要のないデイキャンプ、本当にオススメですよ。
しかしもっと準備や片付けを手軽にしたい、という場合はいいグッズがあります。
これは、カセットコンロに乗っけるタイプの網焼きプレートです。先日我家の庭でやったBBQで、私が炭で肉を焼く横で友人がこれを使ってガンガン焼いてくれました。正直、炭をおこす必要は無かったような気もしたほどです。アウドドアが苦手で炭おこしに手間取った友人夫婦は、もう今後のキャンプはこれで行くと決めた、といっていました。
これの何が良いかというと、直接火が当たるところです。すると魚や焼き鳥も香ばしく焦がすことができます。でも火が出る穴は斜めに屋根がついており、火に油が垂れ無いようになっています。今回のように高齢者が多いと肉もそんなに食べないし、他に美味しい土地の食べ物もつまみたい場合はこれで十分かもしれません。家でも使えますしね。
「キャンプが初めて」という75歳のお義母さんは、クーラーボックスにたくさんの食べ物を持ってきてくれました。枝豆、漬物、コーン、果物、ソーセージ・・・。はりきって用意してくれたところを見ると、とても楽しみにしていたようです。食事もとても豊かなものになりました。
お義母さんがたくさん用意してくれたので、道の駅ではお漬物や鱒寿司や大福などを買い足しました。好きなものをチョコチョコと食べられるって幸せです。