初心者のための登山とキャンプ入門

キャンプ場レポート、岐阜県美濃白川「クオーレふれあいの里」

クオーレの里 キャンプ場

紹介するのは岐阜県の美濃白川クオーレふれあいの里

川遊びをメインとして、いろんな遊び方や宿泊施設などが用意されたアウトドア施設です。自然は楽しみたいけどワイルドなのは苦手!というおじいちゃんおばあちゃんもこういうところでなら一緒に泊まれそうです。

コテージの紹介

コテージ ヴィラ・クオーレ

乳児連れでもラクラクスムーズにBBQも宿泊も出来たコテージ。小さい子が居るグループに最適な理由とともに紹介します。

BBQするならBBQコンロと屋根付きコテージを

コテージの外観

サイズは、10人用で一棟18,900円。
間取りは1階にリビングとキッチンとツインのベッドルームがあり、2階は8枚布団が敷けるロフトになっています。2家族以上で利用できるとリーズナブルですね。

一軒家のように周りを植えこみで囲われており、敷地内は2-3台の車が留められるくらい広かったです。庭には屋根付きのBBQコンロとテーブルやイス、夜間の照明が備え付けられていました。16時のチェックインだったので日差しの心配はありませんでしたが、にわか雨が降ったので屋根は大いに役立ちました。すぐに薄暗くなったので照明が無かったらかなり不自由だったと思います。

ここまで揃っていると、あとは食材と炭を持参すれば良いだけなので準備は本当に簡単です。テントを乾かす必要もなければ、寝袋をしまう必要もありません。持って行く荷物の量が少ないだけでなく、準備や片づけをする時間も省けるって素晴しいです。

うるさくしても大丈夫

特に男の子は、おとなしい子もいればめちゃくちゃ騒がしい子供まで差が激しいです。さらに友だちと一緒に泊まるとなるとテンションが異常に高くなったりもします。乳児なら夜泣きの心配もあります。

それでもコテージだったら、ドタバタしても大声を出しても大丈夫。ホテルや旅館だとこうは行かないですよね。
現にこの時も、ここぞとばかりにドタバタと”戦いごっこ”と”枕投げ”をしていました。家では下の階の人に気を遣ってできないことも今日ならできるって、きっと楽しいと思います。 何より親の気苦労がなくなるっていうのは大きいです。

室内の装備は普通の家なみ

コテージ内のキッチン

コテージには小さいキッチンがあって普通のガスコンロ、洗剤やスポンジ、ナベやボウルの調理器具などが一式揃っていました。

キッチンペーパーやラップ、箱ティッシュなどの消耗品は持参しました。

また、ドラッグストアで売っている拭き取り不要の除菌スプレーを持って行きました。まな板など、人の使用感が気になる人には良いかもしれません。

コテージの食器棚

キッチンには、食器棚に各種の食器とトースター、電子レンジが備え付けられていました。もちろん炊飯ジャーもありました。
「せっかくなら焚き火で飯盒を」 といきたいところですが、子供にとって白米はとっても大事です。もしお肉が硬くて食べられなかったとしたら、最悪オニギリを作ってあげればお腹を満たすことができます。しかも今回は12人分。ここは確実に炊飯ジャーで炊くのが正解でしょう。

さらに足りなかった時のために、パックごはんとフリカケを持って行きました。レンジがあれば、いざというときにサッとご飯を作れるのでありがたいです。

食器はたいてい陶器やガラスだと思います。子供が割るのが心配な場合は、子供の分だけプラスティックのものを持参しても良いでしょう。

唯一の欠点、階段

コテージ内 階段

今回、唯一惜しかったのはコテージ内に階段があったことです。

男の子はそこらじゅうで取っ組み合いをしますし、1歳児はやたらと階段昇り降りしたがります。3歳の子以上は上ったり下りたりするのが危なっかしいわけでは無いのですが、柵の間から顔を出したり上からモノを落としたりと、とにかく子供は階段遊びが大好きなのです。そのたびに大人が注意したり見張っていなければならず、それがめんどくさかったです。

できるなら、1,2歳児がいる場合は平屋が理想的だと思いました。

子どもたちは庭で水鉄砲やボール蹴り、夕方には花火を楽しんでいました。暗くなっても外で遊べるのも良いですよね。

シャワーも浴槽もあり、お布団も清潔なシーツが用意されていたので旅館のように快適に眠れました。 また、子供は布団をちゃんとかぶって寝られないという心配もあります。寒い時期は風邪が心配ですが、エアコンが付いていれば安心です。

持って行いくと便利だと思ったもの

コテージには一般的に、ティッシュなどの消耗品に加えてタオルや洗面道具が無いことが多いと思います。あと、微妙なのはドライヤーです。今回は無かったです。涼しい季節や髪の長い人がいる場合は確認しておくと良いかもしれません。

また、靴を履いていったなら、コテージ用にサンダルを別に持って行くと便利です。中と外をしょっちゅう行き来するので活躍します。靴下の上からでも履けるクロックスタイプが良いですね。子供にとっては予備の靴にもなりますね。

テントサイト

クオーレふれあいの里 キャンプ場

空いている部分は全部はフリーサイトです。敷地内に100張のスペースがあります。

スッと長い木立が程よい日陰を作ってくれていますね。5月のこの時はまだテントで泊まっている人は居ませんでしたが、とても気持ちのよい空間です。料金は、テント一張2,500円。タープを張る場合はさらに1,000円。加えて入場料が一人120円必要です。

なお、車が入れるオートサイトのエリアもちょっと離れたところにありました。1区画4,000円でした。AC電源もあり、100㎡の広さです。

リヤカーと駐車場

キャンプ場 貸出リヤカー

フリーサイト内には車は入れず、駐車場に留めます。リヤカーを無料で借りれるのでこれを利用して荷物を運びます。荷物を運ぶ手間はありますが、小さい子供が居る場合は場内に車が走らないというのは安心です。
駐車場料金は一台300円です。


バーベキューハウス

バーベキューハウス 料金表

こちらは、バーベキューハウスの料金表です。BBQグリルや焚き火台を持っていない場合は有料でここを利用することができます。

雨の時などはタープの下でやるよりも快適ですし、網や鉄板も付いていますので荷物を減らしたいお手軽キャンプの場合もいいですね。
お肉と野菜のちょっとしたセットも事前に予約しておくことができます。

バーベキューハウス

イスも付いてアミも鉄板も同時に使える広さがあり、使い勝手がよさそうです。

ここのキャンプ場は料金がこまめに区切られている方で、必要な分だけ利用して払う、というスタイルですね。手軽さも選んでも良いですし、自分たちで持ってきて出費を抑えるという選択もできます。

バンガロー

バンガロー

バンガローは、コンセント無し、コンセント有り、バス・トイレ付きと3タイプありました。サイズも各種あります。

節約したければコンセント無しの安いタイプに泊まればいいですね。例えば6人用なら一棟(6畳)6,000円です。もし一緒に行ったお友達ファミリーがキャンプが初めてならバス・トイレ付きに泊まってもらうなど、使い分けができるのは便利です。キャンプには行きたいけど共同のトイレやシャワーはストレスだ、という人も居るものです。

他に30人用の寝具付きロッジなど各種の宿泊施設が有りました。

ゴミのルール

キャンプ場のゴミ

ここはごみの区分は細かくない方でしたが、清掃協力費として45Lの指定ゴミ袋を1組100円で購入するというスタイルでした。

温水シャワー

キャンプ場のコインシャワー

温水シャワーは3分間100円でした。なんとなくですが涼しい季節に子供が利用するなら、風邪を引かないように万全の準備が必要そうな感じがしました。真夏なら問題無いと思います。

ロケーション、イベント

キャンプ場でどんな遊びが楽しめるかは、キャンプ場選びの大きなポイントになります。

ここでは夏の川遊びが一番の魅力です。
川はどこにでもありますが、人が泳ぐのに適した深さや水流のところを自分で探すのは、慣れていない人にとってはカンタンではないでしょう。キャンプ場で川遊びをウリにしている所は上記の事に加え水も比較的キレイですし、シャワーなどの設備も整っていることから、利用料金を払ってもデイキャンプとしての利用価値があると言えると思います。

キャンプ場で川遊び

川遊びの他には、釣りや魚のつかみ取り、こちらではちょっと変わってやな体験なども行っていました。川以外では、燻製作りやピザ作り体験などのイベント行っているようでした。

その他の施設

ここは4つのゾーンに別れた大型施設で、コインランドリー棟や合宿で使うような50人泊まれる大型施設、ルアーフィッシングが出来る池やテニスコート、郷土料理が食べられる茶屋などいろんな施設がありました。ちょっと行くと道の駅もありました。

かなり山の中にありますのでそれぞれが広々としています。また別の遊び方もしてみたいなと思うキャンプ場でした。