初心者のための登山とキャンプ入門

ガスランタンの使い方

ランタンを点火しているイラスト

ガスランタン使用上の注意

やけどや火事に注意

ガソリン、ガスタイプのランタンは、いずれも燃料を燃焼させる事で光を発光しています。したがって誤った使い方をすると当然危険な場合もあるので注意しましょう。そこでまず気をつけることは、燃焼中のランタンのベンチレーターやグローブには絶対に触れない様にする事です。同時に、引火しやすいものをランタンに近づけない様にしましょう。また不安定な場所に置くとランタンが転倒することもあります。倒れた場所が熱に弱いテントや寝袋の場合、生地に簡単に穴が開いてしまうので気をつけましょう。いずれにしろテント内でのランタンの使用は避け、どうしても必要な場合はバッテリータイプ(LED)のランタンがオススメです。

ガスカートリッジは本体と同じメーカーのものを

ガスカートリッジの取り扱い方ですが、原則は本体と同じメーカーのカートリッジを使用する事です。ロッキングシステムが異なるタイプは当然使用する事が出来ませんが、たとえ異なるメーカーで接続が可能でも、事故が起きた場合は保障を受ける事が出来ませんので注意しましょう。

ガスランタンの使用方手順

1. ランタン本体にカートリッジを取り付ける

本体にカートリッジを取り付けているイラスト

ランタン本体とカートリッジ接続部の形状がメーカーによって異なりますので、カートリッジ購入の際には良く確認をしましょう。

2. ランタンのグローブを外す

ランタンのグローブを外しているイラスト

画像の様にグローブがメッシュになっているランタンを選ぶと割れる心配がありません。

3. マントルを装着する

マントルを装着しているイラスト

マントルをバーナーチューブの上から覆うように装着します。

4. マントルを装着した状態

マントルを装着した状態のイラスト

マントルの先端を、バーナーチューブの窪みにセットします。マントルが丸くなるように形を整えましょう。

5. マントルをカラ焼きする

マントルをカラ焼きしているイラスト

マントルをカラ焼きします。柄の長いライターがあると、火から離れて作業が出来るので安全です。全体が白くなるまで焼きましょう。

6. 灰状になったマントル

灰状になったマントルのイラスト

マントルをカラ焼きすると灰状になります。均一にカラ焼きができれば、きれいな丸い形になります。壊れ易いので、カラ焼きしたマントルには触れない様にしましょう。

7. グローブを装着する

グローブを装着中のイラスト

ここでもマントルを壊さないように注意します。外れない様にきちんと本体にロックしましょう。

8. ランタンを点火する

ランタンを点火しているイラスト

ランタンの燃料調節バルブを開き、ガスの音がしたら自動点火装置を押します。自動点火装置の無いランタンの場合にはライターで点火します。

9. ランタンの点灯!

ランタンが点灯しているイラスト

小さなマントルを発光体としてオレンジ色のやさしい光が灯ります。ランタンの明るさは、燃料調節バルブで調節しましょう。