自転車旅行76日目：御所から三好市へ

2007年7月21日

昨日とみちゃんが書いてくれたように、僕らは四国一周という計画を簡単に捨て、四国の真ん中を抜け高知へ向かおうとしている。小さく小さく、四国の内側を一周回ろうという計画だ。

四国の真ん中に川が横断しているが、今日はその川沿いに西に向かった。田舎かなあ、と思って安心していたら結構車通りが多く運転が大変だった。

それにしても道端には死骸が多い。四国に入ってより目立つようになった。かわいい子猫から、それくらいでかいカエル、またまったく原型がわからないものまでもいる。僕らが走っている道路の脇はまさにそいつらの墓場であり、僕らはその墓場の上を走っているのだ。そしてその死骸を見るたびに、こいつらに取り付かれるのではないか、という気になり不安になり、「かわいそうと思うと憑かれる」という事をテレビで言っていたのでそれを実践している。

僕がこう毎日走っていると頭が痛くなるのは、そいつらに憑かれているせいなのかも知れない。僕の後ろを大名行列のように、今まで見た死骸達が着いて来ているのであろう。 そう考えるとまた楽しくなってきたりもする。

そう、今日もうどんを食べた。さぬきうどんだ。かけうどん290円を大盛りにして昼ごはんに頂いた。めんは弾力があり食べ応えがあり、スープはカツオの香りが際立ちおいしかった。それにしても昨日食べた「たらいうどん」は本当においしかった。26年と7ヶ月の中で一番おいしいうどんだった。