自転車旅行86日目：大分県の湯布院観光

僕らの今後の旅の予定が変わった。九州を「さんきゅうパス」というどんなバスでも乗り放題のパスで周ろうとしたが、それも変更した。バスで鹿児島まで行き、そこからフェリーへ乗ってしまう。金の問題でそのように変更した。

自転車をバスに乗せるには専用のかばんのようなものがいる。それが明日の午前中に届く予定なので、空いた時間僕らは由布院観光へと繰り出した。

さて由布院とはどんなところか。僕が知っている限りの情報だと、土地が値段が高く、温泉が出て、高級旅館ばかりが建ち、定年後はそこで暮らしたい人が多く、また別荘も多く、標高が高いところにある。そんなわけで僕は軽井沢のようなイメージを由布院に対し持っている。

しかし、たいして面白くもなかった。まあ僕らが歩いたコースが「観光客お決まりコース」だったからなのかも知れない。それに加え温泉にも入らず、またおいしいご飯も食べていない。由布院の味わい方が違ったのかも知れない。

感想を言うと、「ただのお土産街」だ。細い道の両脇をみやげ物屋があるだけだった。しかもただのどこにでもある土産ばかりだった。ただその中で鬼太郎専門ショップは楽しむ事が出来た。

良かった点を上げると、バスから見える景色である。由布院に向かう途中に見える山がとても面白かった。木が生えていない部分があり、草だけの黄緑色の山が在るのである。こんな山は初めて見た。また巨大な石がごろごろしており、日本では見られないような不思議な光景だった。
ゆっくり、この山だけを観光したほうが面白いのではないか、と思った。