自転車旅行44日目:和歌山県橋本から奈良県當麻町へ
2007年6月19日
昨日の雨が嘘みたいに、晴れた。週間天気予報が二転三転する。はじめて橋の下で眠る、というのを体験したが、あまり良いものではない。深い眠りにもつけなかったし、不気味な「ギーギー」というでかい音が一晩中なり響いていた。まあ朝に日があたらず涼しいのはいいことだが。
今日は奈良県南部にある道の駅に向かった。明日香村の横である。無風で炎天下の中、来た道を戻りながら奈良市内方面へと向かった。途中スーパーでパイナップルの缶詰を買って食べ、大好きなサティでパンを買い、昼飯も食わず走り、二時前には目的の道の駅に着いた。景色は町になり、交通量も増えたせいでとみちゃんの鼻水が止まらなくなった。僕も目が痛いし、非常に疲れた。
道の駅で食パンを食べているとおじいさんに声をかけられた。面白い爺さんで、七十五歳なのに話のテンポも良く、楽しくお話が出来た。聞くと、毎日目の前の山に登っているらしい。近くの温泉を案内してくれたり、テントをはれるベストスポットを案内してくれたり、飴をくれたりした。奈良県に入ってから圧倒的に声をかけられる回数が多い。どの県が一番多いか楽しみである。
黒豆きな粉団子
夜飯の合間のおやつに、「黒豆きな粉団子」をつくる事にした。閉店した道の駅の前で一生懸命団子を製作していると、女性二人の親子らしき人に声をかけられた。
お母さん「何かつくってらっしゃるんですか?」
僕「きな粉の団子です」
お母さん「・・・石みたいだわねぇ。」
とまじめに関心しながら言う。
そう言われ、つくり終わった団子を見ると確かに石のように見えた。黒豆きな粉だからだ。でもさ、こういう事って思っても言わなくない?「おいしそう」とか適当に言えばいいのに。しかもおばさんが箱入り娘っぽくて上品な人だったからかなり笑えた。思った事を素直に言ってるだけなのだろう。
お母さん「自給自足ですねぇ」
僕「この団子の粉もきな粉も道の駅で買ってるんですよ」
お母さん「自給自足ですねぇ」
ツッコミ待ちなのだろうか。
そのお母さんの娘の情報によると、どうやらこの辺は「パワースポット」らしい。何山だかわからないが、目の前の山が「パワー」をもっているらしいのだ。きっと、明日朝僕はすごい男になっていることだろう!
出発地 | 現在地 | 走行距離 | 走行時間 | 総走行距離 | 朝飯 | 昼飯 | 夜飯 |
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橋本 | 奈良県當麻町 | 38k | 3時間 | 1128k | 納豆 | パン | キムチ |