自転車旅行46日目:奈良市内から京都府宇治へ
2007年6月21日
奈良の東大寺や法隆寺もそうだが、寺に入りありがたい大仏様を拝むにはお金がかかる。寺に入る事は許されるのだが、重要な部分を見ることが出来ない。今日行った、唐招提寺、薬師寺、平等院なんぞは金なしでは寺に入る事すら許されない。おかげで僕達は行くだけ行って何も見る事が出来ていないのだ。もう京都だが、市内の寺もほとんど見ることが出来ないんだろうな。
貧乏人には非常に観光しづらい町である。
外国人のチャリダー
すさまじい数のトラックが通る国道を、奈良から宇治に向けて走っていく。それとあわせ肉が焼けるくらいの紫外線が僕の肌を焼く。少ない水を首と肩に何度もぶっかける。その外人チャリダーは、炎天下の国道沿いで、ものすごい勢いで何かを飲んでいた。
後ろから彼を見たとき、はじめ僕は日本人のそれもかなり太っている人だと思った。チャリダーだと言うのは理解出来たがあまりにも暑いため、これ以上暑くなるのは嫌だと思い、何にも気づかなかったように走り去った。
そうしてしばらくすると後ろから叫び声が聞こえた。雑音のようであった。驚いて振り返るとさっきの人だった。しかも外人だった。もうかなりいい年の、かっぷくのいい外人のおっさんだった。僕らは止まっておしゃべりをした、というか強制的にとめさせられた。
彼が何をしゃべっていたがわからないが、
- 彼は韓国から日本に渡ってきた。
- 東京から奈良まで九日間で来た。
- 昨日は九時間もかけて二千メートルの山にのぼってちょーつかれた。おかげでいっぱい寝た。
- 私は太っていて年だからつらい。
- 暑いから北海道に向かう事にする。
- このバッグは東急ハンズで買った。防水性だ。
- このフロントバッグには地図が入る。保冷も聞く。なんでもポンポンと入れておける、いいだろう?
まあそんな感じだった。彼はどこかの大学の教授?だったようであり、まさにそんな顔をしていた。良くいる外人のドストライクで、僕は過去に二度くらいみたような顔をしていた。
そんなことより、
とみちゃんが彼と会話が出来ていた!
僕なんか聞き取るのもかなりつらかったのに、とみちゃんは返答も出来ていた!
いやあかなりとみちゃんをあなどっていたよ。
関心した。
僕も英語を勉強したいなあ。
もってきた参考書は3日で送り返したけどね。
笑顔が子供のように素敵な外人さんでした。
出発地 | 現在地 | 走行距離 | 走行時間 | 総走行距離 | 朝飯 | 昼飯 | 夜飯 |
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奈良 | 宇治 | 46k | 3時間 | 1204k | サンドイッチ | カレー | かに玉 |