自転車旅行42日目:奈良県大宇陀から和歌山県橋本へ
吉野山
2007年6月17日
道の駅「御杖」で買った米がまずい。入り口にどどん、とシャレたパッケージで置いてあったので5キロも買ってしまった。米が黄色いので多分古いものと思われる。米が主食の僕らとしては残念な事である。
大宇陀からあと少し北上すれば奈良県の「明日香村」に到着するのだが、南へ下り吉野山方面に向かった。吉野山とはどんな山か、と聞かれると全く説明は出来ないが、色々と名を聞く山であったので行ってみたい場所であった。色々と歴史のある山なのであろう。
奈良には小さい山がいくつもあり、その合間合間に町がある。今まで走ってそのような印象を受けた。この日も小さい山をいくつかのぼってくだり、吉野へとたどり着いた。
吉野山のふもとの吉野の町は、大きな吉野川を左右にはさんでいる。和歌山方面へ向いて右側の集落には国道が走り、コンビにやスーパーなどにぎやかであり、もう一方の左岸の集落はほとんどそういったものも無く、道路も細く昔ながらの街並みであった。そんな山と川に挟まれた小さな町だが、吉野はかなりよいところだと思われた。川と山と、特に左岸の古い町並みは、走っているとかなり気持ちがいいものだった。
吉野山にはのぼってみたが、観光スポットは吉野山全体にわたったので、名残惜しいが山を降りる事にした。山の入り口にある「吉野神宮?」というところにしか行くことが出来なかったが、ここは桜がキレイらしいので、春に来たらもっと最高だろう。また紅葉の木も多かったので、秋も良いと思われた。
橋本
予定より早く吉野についたので、吉野川沿いに西に走り、和歌山県の橋本に到着した。途中「五條」という場所で昼飯をとった。フジパンから販売している七個入りのパンを二人で買いまくって食べた。できればこのパンを通販で大量に買いたい。これで一つ148円は激安なのである。
この橋本という町は、かの有名な「高野山」のふもとの町であり、また、明日とみちゃんが向かう「十津川温泉」への入り口でもある。「十津川温泉」には自転車で行く予定であったが、危険と判断したためとみちゃんのみバスで向かう事になった。バスで山道を3,4時間も走り続けるらしい。
橋本に着くと、調べておいたキャンプ場へと向かった。だがキャンプ場に着くと疑わしげなおっさんに、「予約制」と言われ断られた。多分客が僕らしかいなく、また客がいる場合には自分が警備的な役割をしなければならなかったので追い返したのだろう。市営のキャンプ場だからやる気がないと思われた。近くの川沿いの橋の下をおすすめされたのでそこへ向かう事にした。公園でもなく、道の駅でもなく、はじめて橋の下でのキャンプとなる。10m先には猫の死骸が転がっているので不安である。「かわいそう」と思うと憑かれる、とテレビで言っていたので、そう思わないようにしよう。
出発地 | 現在地 | 走行距離 | 走行時間 | 総走行距離 | 朝飯 | 昼飯 | 夜飯 |
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大宇陀 | 橋本 | 55k | 5時間 | 1090k | ハンバーグ | パン | 豚キムチ |