自転車旅行17日目:上高地の小梨平キャンプ場で休憩
2007年5月23日
今日も一日上高地にいる事になった。河童橋から歩いて五分くらいの場所に、「小梨平キャンプ場」がある。そこが寝床だ。清流梓川が流れ、高い木々に囲まれた涼しいこのキャンプ場は、雪をかぶった穂高連峰を望める最高のロケーションにある。梓川の流れる音を聞きながらこの景色を見ていると、何時間たってもあきが来ない。
どこから来たのかわからないが、上高地へとゆうパックで大量の荷物を送り、この地で5連泊もしている真っ黒なおじさんもいた。朝はオヤジシャツとハーフパンツでうろつくこのおじさんは、出かけるときはかばんに入れたラジカセから、クラシックを流しながら歩いている。山に登るわけでもなく、このあたりをウロウロし、梓川のそばで穂高連峰を毎日眺めている。優雅な時間の使い方だな、と思った。気にいった場所でこのような休暇を過ごすのも悪くない。
本来なら僕も一週間くらいこの場所にいたかった。せっかくここまで登ってきたのだから、もうちょっとゆっくりしたかったが、一日700円の宿泊料は痛く、また食料を入手出来ない事から上高地を去ることにした。
今日は何もしなかった。おきまりの明神池までのウォーキングはしたが、あとは洗濯をしたり、新しい箸をつくったりして時間はあっという間に過ぎた。時間が過ぎるのは本当に早い。夜はどこかの学校が林間学校でキャンプファイヤーをしていた。楽しげな笑い声でいっぱいだった。もうあのような時間は僕には来ないのだと思うと少し寂しく思った。
夜中月が消えると、空一面にたくさんの星が輝いた。旅に出て初めてたくさんの星を見る事が出来た。
出発地 | 現在地 | 走行距離 | 走行時間 | 総走行距離 | 朝飯 | 昼飯 | 夜飯 |
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- | 上高地 | 0k | 0 | 384.7k | パン | 米 | アンチョビパスタ |