自転車旅行39日目：奈良県松阪市の道の駅「茶倉」で停滞

雨の茶倉から動けず

2007年6月14日

白と灰色の恐らく分厚いと思われる雲が、見上げた空一面を覆っている。もうすぐ先の山まで重い雲に吸収されかけている。雨はザアザアと降り注ぎ、見下ろした川や茶畑は白に包まれて昔話のようだ。今日はここから動かない事にした。

朝8時過ぎると、道の駅の人間が来て開店準備を始めた。僕らもあわてて片付けを始めた。朝飯に昨日買っておいたパンを食べ、道の駅で資料を探し2階の休憩所へ行った。楽しみにしていた「日本最古の土偶」だったが、レプリカで残念だった。

昼飯は1階で「茶倉うどん」を食べた。三百円のわりにおいしかった。食後はまた2階の休憩所に行き、絵を描き、本を読み、昼寝をした。それにあきた僕らは近くの丘の上にある東屋に行き、くだらない事をして時間を潰した。本当に暇で暇でしょうがない。

道の駅が終わる頃になると、また道の駅に戻り夕食の支度をはじめた。今日はポトフを作った。まだ二人とも寂しく、雨が降りとても悲しい食事であったが、その分暖かいポトフのありがたさを知った。残ったポトフのうまみ汁に塩ラーメンを入れ、腹はまんぷくとなった。

明日は雨のち晴れの予定である。
明日は１０キロ先の道の駅「美杉」に行く予定である。