登山靴とトレッキングシューズの選び方 - 特徴と役割・種類-
登山で必要な装備は沢山ありますが、その中でも一番重要と言える装備は登山靴(トレッキングシューズ)になります。
登山靴を履くと疲労が減る、怪我をしづらくなる等の理由はありますが、何より登山が今まで以上に楽しくなります。良い靴を履けばどんな悪路でも「この靴を履いていればどこまでも歩いていける!」という気分にさせてくれます。
このページでは、そんな素敵な登山靴に出会うための情報をまとめています。
結論は「お店で店員さんに相談しよう」ということになってしまいますが、登山初心者の方、初めて登山靴を購入しようと考えている人の予備知識として参考にして頂けたら幸いです。
登山靴の役割
登山靴(トレッキングシューズ)を履いていて感じるのは「疲れづらい」ということです。ひとたび登山靴で山を歩いてしまうと、二度とスニーカーで山を登りたくなくなるほどです。
どんな道でも歩きやすく、疲れにくく
登山靴を履くとなぜ疲れにくくなるのか、ということは詳しくは下に書いていきますが、短くまとめると山道、登山道を歩きやすいからです。
登山道の地面の様子は様々です。岩山を登ったり下りたり、滑りやすい泥の急勾配を登ったり下りたり、瓦礫の道だったり、大きな石の上を石から石へとひたすら歩き続けたり、やたらと鎖を登り続けたり。
山を歩けば景色が変わり、それに応じて地面の様子も変っていきます。
そのような様々なシチュエーションに対応して歩きやすくしてくれるのが登山靴の役割です。
さすがに普段履きの運動靴では上記の様な様々なシチュエーションに対応するのは厳しいですよね。でも逆に、平坦でなだらかな登山道なら運動靴でも問題ないとも言えます。
足も登山者も守る登山靴
登山は歩くスポーツと言われていますが、その言葉通り一日中山の中を歩き回ります。なので足を怪我させない事が大切です。
山で足を怪我してしまうと重大な事故につながる可能性もあります。
例えば山を3時間登り、そこで足を怪我しました。そして山を下りることになるのですが、3時間かけて登ってきた道を怪我した足で戻るというのは針山を歩く様な作業です。
怪我の程度にもよりますが、登ってきた以上の時間が下山にかかり、日が暮れても山を抜け出せないというパターンは大いに考えられます。
ですので、足を怪我させない事はとても大切なのです。
怪我だけでは済まない場合も
つま先を痛めたり捻挫をしたり、指の皮が剥けたり、山での怪我にはいくつかありますが、個人的に一番怖いと考えているのは筋肉疲労です。
スニーカー等の普段靴で山を登ると、太ももやふくらはぎの筋肉を無駄に使いがちになるので筋肉が疲れやすくなります。
その結果、捻挫、膝を痛める、転倒等が起こり、最悪滑落などの事故に繋がりやすくなります。
なので様々な地面のシチュエーションに対応した、疲れにくい靴を履く必要があると考えています。
なお靴ずれは登山で一番多く見られる怪我ですが、これは登山靴を履いていても起こります。登山靴のサイズがあわなかったり、適切に履けていないとすぐに靴ずれを起こしてしまいますので、登山靴を履いたら靴ずれがしない、ということではありません。
特に雨が降って足の中が濡れてしまうと簡単に靴ずれを起こします。それを防ぐために、多くの登山靴には防水性能の高い素材が採用されています。
山歩きが楽しくなる
登山靴の一番の役割は登山を楽しくしてくれることです。調子の良い靴に出会うと、岩山でも泥濘んだ道でも臆することなくぐんぐんと進んで行けます。
羽が生えた様な、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、それくらい軽い足取りで山道を歩くことができます。
登山靴の特徴
ソール(アウトソール)が固い
登山靴、トレッキングシューズ、と靴は厚くて固いソールが備わっています。ソールが固いとでこぼこの道でも歩きやすく、そして疲れにくくなります。
特に岩場を歩く際には固いソールの靴が歩きやすいです。アルプスなどの岩場登山になると、足の裏全体ではなくつま先だったり足の裏の一部分を使って岩の上に立つ様な場面も多くでてきます。
この時、ソールが柔らかい靴だと大変なのですが、ソールが固いとつま先だけで軽く岩の上に立てる様になります。余分な力を使わずに様々な形状の岩の上をバランスを崩さずに歩けるようになります。
ソールの固さは様々
登山靴のソールは固いと言ってもその固さ具合は様々です。一般的に、ハイキングやトレッキングシューズと言った類の靴のソールは柔らかめで、登山の内容がハードになればなるほどソールは固くなっていきます。
柔らかいソールの靴
柔らかいですがそれでもスニーカーに比べると固いです。
この手のソールの靴は、荷物が少ない登山や岩場歩きの少ない登山に適しています。
歩くとソールが曲がるので平坦な道が歩きやすいです。運動靴に近い感覚で履くことができます。
固いソールの靴
テント泊や縦走など荷物の多い登山、アルプスの岩場登山に向いていますが、ソールが曲がりづらいので平坦な道が歩きにくくなります。
登山靴の形状
足首部分の長さの違いだけですが、登山靴(山で履く靴)のタイプは3つに別れています。
恐らく、最初に選ぶことになるのが足首がしっかりとカバーされたハイカットの登山靴になると思いますが、参考までにそれぞれの特徴を紹介したいと思います。
ローカット
スニーカーと同じ形状です。
足首が自由なので軽快で平坦な道は歩きやすいですが、山道では疲れやすくなります。ハイキングシューズにローカットのモデルが多いです。
ミドルカット(ミッドカット)
ローカットとハイカットの中間です。
軽い足首のサポートがあり、ハイキングや日帰り登山用の靴がミドルカットを採用していることが多いです。
ハイカット
トレッキングや本格的な登山はハイカットの靴になります。
足首をガッチリと固定されるので、急な斜面や不安定な足場でも歩きやすく疲れにくくなります。重い荷物を持った登山に適した形状です。
サイズが同じでも内部の形に違いがある
人それぞれ足の形が違う様に、登山靴の内部も登山靴毎に個性があります。
サイズが同じでも甲が高いモデル、幅が広い、狭いモデル、また内部の当たりが固いもの、そうでないものなど靴ごとに特徴があります。
このページの「おすすめの登山靴、選ぶ際の注意点」でも書いていますが、自分の足にあわないものを選ぶと登山中に痛くて歩けなくなりますので、必ず、登山靴は実際にお店で履いて選ぶようにしましょう。
登山靴の素材
登山靴にはおおよそ2種類の素材が使われています。スエードやヌバックなどの革素材とナイロンなどの化学繊維の素材です。
オールレザーの登山靴の特徴は衝撃に強く靴が長持ちする、防水性が強い、履くほどに足になじむ、などが挙げられます。
しかし革をたくさん使用しているので重くなりますし、手入れにも気を使う必要があります。
一方ナイロン素材の登山靴は軽く、通気性もよく手入れが簡単などの特徴がありますが、革に比べると防水性能や耐久性が劣ります。
なお、革と化繊、両方の素材を織り交ぜた登山靴もあります。
登山靴の防水性とゴアテックス
完全防水の登山靴はありません。例えば長靴の様に登山靴を完全防水にしてしまうと足の中が蒸れて濡れてしまい、不快なだけでなく靴ずれの原因を作ってしまいます。
そこで、おおかたの登山靴にはゴアテックスという素材が使われています。
外からの雨などの水分の侵入を防ぎつつも内側の水蒸気は外に逃がす、という特性を持ったゴアテックス素材をを、靴の内側(ライニング)に使用し防水性を高めています。
もちろんゴアテックスを使用していない登山靴も沢山あります。クラシックなオールレザーの登山靴にはゴアテックスを使用していないですし、価格の安い登山靴にはメーカーオリジナルの防水・透湿性素材が使用されていることもあります。
登山靴の種類
ちょっとややこしい登山靴の種類
ここまで登山靴・・・と書いてきました。
でも実は一口に登山靴と言っても、その中にハイキングシューズ、トレッキングシューズ、マウンテニアリング(登山)シューズなどのカテゴリーがあります。
ちなみにハイキングやトレッキングの違いは、
ハイキングは健康のため、あるいは知らない土地を見聞したり、自然の風景や歴史的な景観を楽しむために軽装で、一定のコースや距離を歩くことをいう。小高い丘や山を越えたり、その中腹を横切るといったコースもあり、山歩きと一部その活動は重なる部分もある。
wikipedia「ハイキング」より引用トレッキングは山歩きのこと。登頂を目指すことを主な目的としている登山に対し、トレッキングは特に山頂にはこだわらず、山の中を歩くことを目的としている言葉。ただし、結果的に行動の過程で、山頂を通過することもある。
wikipedia「トレッキング」より引用
ということになります。
山のアクティビティの内容に「適した靴」を選びやすくするため、アウトドアメーカーはハイキングシューズ、トレッキングシューズ、マウンテニアリング(登山)シューズなどのカテゴリーに分けて商品を展開しています。
登山靴のカテゴリーは「目安」
しかし各カテゴリーの区分けに厳格なルールがあるわけではないので、例えばハイキングシューズというカテゴリーだけどトレッキングシューズと呼べそうなものがあったり、ハードな登山ができそうな靴をトレッキングシューズのカテゴリーだったりと、メーカー毎にずれがあります。音楽のジャンルに近いものがあります。
そんな感じなので登山靴を選ぶ際には少し戸惑うのですが、これらのカテゴリーは「目安」と考えて良いでしょう。トレッキングシューズでアルプス登山をする人はたくさんいますし、私の場合トレランシューズで登山をすることともあります。
向き不向きがあるだけで各カテゴリーの靴はそれ専用ということではありません。
そこでここでは、アウトドアメーカーを参考にして登山靴を3つのカテゴリーに分け、それぞれの特徴と向き不向きを紹介します。
メーカー毎にカテゴリーの名称が違ったり内容にずれがあることもありますが、登山靴のカテゴリーのイメージは下記の様に捉えて問題ないと思います。
ハイキングシューズ
ゴアテックス採用のメレルのロングセラー商品。フェス等でも人気。
- 荷物の少ない日帰りかつ低山登山向き
- 傾斜の緩い登山道、湿原の遊歩道などは歩きやすい
- 岩場や傾斜のきつい登山道には向かない
- ローカットでソールの柔らかいモデルが大多数
- ミドルカットのモデルはハードなハイキング向きのイメージ
- ウォーキングシューズ、また旅行+山中の散策などにもよい
アプローチシューズ
ハイキングシューズに似たような形状にアプローチシューズがある。
クライマーがゲレンデに向う際、岩場歩きをするために使用する靴(あえて登山で使用する人もいる)。
トレランシューズ
トレイルランニング用のシューズのことで、ランニングシューズにグリップ力の強いソールが備わっている。
防水性はないがハイキングシューズとしての使用にも向いている。
トレッキングシューズ
登山入門者向けの履きやすさを追求したコスパの高いトレッキングシューズ
- 軽登山靴とも呼ばれる
- 日帰り登山、テントを持たない山小屋泊の登山、積雪期以外の登山向き
- ソールが適度に固いので、傾斜の少ない道から岩場歩きまで幅広く使える
- 化繊素材を使用したモデルが多く、軽く、また手入れも簡単
- 上記の理由 + 値段が手頃なこともあり、登山初心者の人はこのカテゴリーの靴を勧められる傾向にある。
また富士登山で勧められる靴でもある - 個人的に、初めて買う登山靴はトレッキングシューズで良いと考えている
マウンテニアリングシューズ
- 重登山靴とも呼ばれる。モンベルでの呼称は「アルパインシューズ」
- 厳冬期以外の登山、アルプスの岩場歩き、テント泊の縦走向き
- ハードな登山を目的としているのでオールレザーで堅牢、防水性や保湿性に優れたモデルが多い
- ソールが固いので重い荷物を背負った岩場歩きで力を発揮するが、林道などの平坦な道は歩きづらい
- トレッキングシューズ寄りの軽めのものから、厳冬期や海外の4,000m峰登山向きのモデルもあり、幅が広い
- 値段が高い
登山靴を買う際の流れ、とポイント
登山靴は登山用品店に買いに行きましょう
登山靴は登山用品店以外だとスポーツ店、もしくは一般的な靴屋さんでも似たような商品を買うことができますが、登山靴を買う際にはぜひ専門のお店に行って下さい。
専門店であれば店員さんは登山と登山靴の知識が豊富ですし、靴も正しく履かせてくれます。また取り揃えているメーカーの種類も豊富なので、自分にあった登山靴を見つけられる可能性も増えます。
後々困ったことがあれば対応してくれる
実際に登山で靴を履いてみてどうも調子が悪い、と言った時に相談できることも専門店で買うことのメリットです。
例えば靴がきつければ拡げてくれたり、インソールや靴下で調整するやり方を教えてくれたり、またアウトソールが剥がれた場合は修理の受付をしてくれたりもします。
登山靴を買う時の流れ
登山用品店での登山靴の買い方は下記の様になります。お店毎の違いはあるかとおもいますが、有名な登山用品店の場合は概ね下記の様な流れになります。
- 店員さんに相談し、目的に応じた靴を出してもらう
- 登山用の靴下を借りる
- 店員さんが靴を履かせてくれる
- 店内を歩いたり、スロープを歩いて履き心地を確かめる
●1. 店員さんに相談し、目的に応じた靴を出してもらう
このページの「登山靴の種類」の項でも書いた様に、登山靴にはそれぞれ向き不向きがあり、また内部の形状も違います。
初心者の方が適切なモデルを自ら選ぶのは難しいので、まずは店員さんに相談しましょう。
恐らく、どういった登山がしたいか、と尋ねられるので、予め自分のしたい登山のイメージを持っておくと良いと思います。
経験上、富士登山や日帰りの登山でお薦めされるのはトレッキングシューズで、テントを持って登山をしたい、アルプスを登りたい、などの要望があれば、トレッキングシューズかマウンテニアリングシューズをお薦めされます。
適切なサイズを出してくれる
メーカーごとに登山靴内部の形の違ったり、また海外のメーカーの登山靴は細身と言った傾向もありますので、お店では自分の足の幅にあった登山靴を選んでくれます。
なお登山靴は自分の足のサイズより1cmほど大きい靴を履くのが一般的です。
●2. 登山用の厚手の靴下を借りる
登山では厚手の靴下を履くのが普通なので、用意されている試着用のソックスを借りて履きます。
人が使ったソックスをシェアしたくない場合、予め登山用のソックスを用意しておくと良いと思います。中厚、もしくは厚手のソックスが良いでしょう。
登山で定番のスマートウールのソックス。素材はメリノウール
●3. 店員さんが靴を履かせてくれる
意外と難しいのが登山靴の履き方です。
特に靴紐の結び方には慣れが必要なので、そこは経験豊富な店員さんがやってくれます。
登山靴の履き方に関しては下記リンク先のページを参考にしてください。
●4. 店内を歩いたり、スロープを歩いて履き心地を確かめる
靴を履いたら店内を歩いて履き心地を確認しましょう。慣れていないと硬いソールとハイカットの登山靴は歩きにくいかも知れません。
足にきつい場所やゆるい場所、違和感があれば店員さんに相談してみてください。
またスロープがある場合は、山に登るイメージで体重を前に傾け踵が痛くないか、山を下るイメージで体を前に傾けて足首のサポートが効いているかどうか、などの確認をすると良いと思います。
つま先辺りで台のフチに立って見るのも良いでしょう。
いろいろと履き比べましょう
店員さんが選んでくれた靴と同等の靴があればそれも試してみましょう。履き比べてみると履いた時の印象の違い、フィット感の違いなんかが少しわかると思います。
また時間に余裕のある人は、違う登山用品店もまわって試着をすることをお勧めします。お店ごとに取り扱っているメーカーが違いますので、より自分に適した靴を見つけられる可能性があります。
購入後に靴がしっくりこない場合は
購入店に持っていき店員さんに相談してみてください。靴紐の結び方が良くない場合もありますし、インソールやソックスを変える事で改善される場合もあります。
なおインソールと靴下に関しては下記リンク先に詳しく書いています。
おすすめの登山靴、選ぶ際の注意点
登山靴にはマウンテニアリングシューズやトレッキングシューズなどのカテゴリーがありましたが、そこに拘るより履いた感じがよく違和感の無い靴を買うことをおすすめします。
もちろん初めての登山靴選びでその様な靴を見つけることは難しく、また靴の選択肢もそこまで多くないかもしれません。
しかし中には「登山をすると途中から足が痛くなる」と言ってすぐに登山靴を買い替える人もいるくらいですので、失敗しないためにも出来る限りの靴を試してベストを尽くしてください。
ぴったりしすぎる登山靴は避けましょう
足にぴったりとフィットし過ぎるタイトな登山靴はおすすめできません。タイトな靴は履いた時は軽く感じるものですが、足は時間が経てばむくむので靴ずれを起こしてしまいます。
短時間の試着と実際の登山とでは足の状態が違うので、その辺りも考慮して選ぶようにしてください。
またタイトな靴は後々調整するのが難しいです。購入店で靴を広げる作業はしてくれるとは思いますが、望むような結果が得られるとは限りません。
反対に、ルーズな靴の場合はソックスを厚くして調整することができます。
体力に自信がない人は軽い靴、ハイカットの靴
重たい靴を履くと筋肉の疲労が早くなるので、体力や筋力に自信がない人、普段運動をしていない人はなるべく軽い靴がおすすめです。
ナイロン素材を使用したトレッキングシューズは片足600グラム前後(男性で26cmくらいのサイズ)からありますので、まずはそう言った軽量モデルを購入して慣れたらグレードをアップする、という方向が良いかと思います。
またハイカットの靴は足首をサポートしてくれるので、ローカットやミドルカットのモデルに比べ下半身の筋肉が疲れにくくなります。
特に下り坂では自分の体重を靴に任せることができるので楽に下ることができます。
余裕があれもインソールも一緒に
既に書いたことですが、靴下とインソールの役割も重要です。靴下は薄い厚いの違いだけで靴の履き心地が大きく変わりますし、インソールは歩く姿勢に影響します。
普通インソールは登山靴やトレッキングシューズとセットになっていますが、特別なインソールは付いていません。
経験上インソールを変えるだけでかなり歩きやすくなりますので、予算に余裕のある人は登山靴を買う際に一緒に購入すること、またお気に入りのインソールがある方は持参することをお勧めします(インソールを後から購入すると靴の履き心地のバランスが悪くなる事も考えられます。靴と一緒に履き合わせを確認するのがベストです。)
参考:自分の買った登山靴の紹介
はじめての靴:キャラバンのトレッキングシューズ
マウンテニアリングシューズが欲しかったのですが、値段が高かったのでキャラバンのトレッキングシューズを購入しました。
ソールが柔らかめなので岩場は得意ではありませんが、この靴を履いてテント泊装備を背負って北アルプスを縦走することも出来ました。
二つ目の靴:ゴローの登山靴 S8
巣鴨にある登山靴屋さんのオリジナル商品です。1月の赤岳登山をする際に、さすがにトレッキングシューズでは寒いと思い購入しました。
また私の姉が20年以上もこのタイプの登山靴を履いているので、自分も長く使っていける物が欲しいと思い選びました。
履き始めはいくつか違和感があったのですが、調節してもらったり靴下を変えてみたり、そんな事をやっているうちに抜群の履き心地になりました。時間が経って足に馴染んだのもあるかと思います。
ただしやはりキャラバンのトレッキングシューズに比べると重いです。キャラバンが片足650グラムですが、ゴローのS8は約1キロくらいあります。
歩いている最中に重いなあと感じることはありませんが、運動不足、筋力不足で登山をすると膝痛を起こしたりします。
三つ目の靴:スポルティバのトレランシューズ
エベレスト街道をトレッキングする際に購入しました。アウトドアショップで試着をして多いいに気に入りました。
トレッキングの日数が約20日間もあり、また旅行も兼ねていたのでトレランシューズに挑戦してみました。
実際この靴はエベレストトレッキングに最適でした。ただ長い下り坂が続くと足首が多少痛くなる傾向はありました。
それ以降は高尾山や筑波山程度の登山、旅行等で使用しています。