ウェリントンのフラットと語学学校探し2日目
今日も雨。なので一日中インターネットをする日に決めた。バックパッカーの有料のwifiは24時間無制限で600~700円と言ったところ。24時間なんて起きていられないのだから、せめて12時間くらいのプランを作って欲しいな。
朝飯にスニッカーズのようなMarsというバーをかじりながら、部屋のベッドでインターネットを始めた。思いのほかスピードが速くて快適。マックでの無料Wi-Fiのスピードとは比べ物にはならない。
まずは昨日の続きでフラット探し。Trade Me というニュージーランドのヤフオクのようなサイトで探した。数カ所、繁華街に近いところで100ドルから120前後のフラットを見つけることができたので、空きはあるか、というメールを数件送った。
部屋で昼飯にパンを食べしばらく検索を続ける。すると外が晴れてきた。雨が止んだようだ。慌てて準備をし、かばんにワイヤーロックをかけ街へとでかけた。ヴィクトリア大学に語学学校の料金を聞きに行くためだ。
晴れたウェリントンは初めてだ。真っ青な空でとても気持いいが、僕は急がなかればならない。時間は既に3時30分を過ぎているので、今更大学に行っても受付はやっていないかもしれない。
ヴィクトリア大学への道は急勾配だ。軽い登山。りんごを落としたらえらいスピードで転がって行きそうな角度だ。もしビクトリア大学で勉強するなら、大学に近い所でフラットを借りなければならないな、と思った。
なんとか大学にたどり着くと、案の定インフォメーションは閉まっており手柄は何も無かった。なのでしぶしぶ坂を下って帰る。そしてふと見えた景色が素晴らしかった。ウェリントンの町並みと海が見渡せたのだ。ここにきてやっと、ウェリントンは山がある街なのだな、と思った。こんなにいい天気が続くのなら、毎日この坂を登って大学に通っても良いんだけど、と思う。
帰りがけにNew Worldというウェリントンの繁華街にあるスーパーマーケットで、ハムとジャムとパンを買った。あと数日分の朝飯兼昼飯兼おやつだ。しかしニューワールドはしゃれているだけあって値段が高い。
宿に帰ると、フラットのオーナーからメールが一通。しかしもう入居者は決まった、との事だった。
もう一度ヴィクトリア大学とマッセー大学の語学学校について調べる。やっぱり大学のサイトなのでどうも調べづらい。しかも何となく、入学には多少の語学力が必要な気もしてきた。なので僕は大学ではなく、普通の語学学校、the campbell institute キャンベル語学学校に行くことにした。大学の方が楽しそうだな、と思ったがもうめんどうだ。フラット探しも含めて、キャンベルに明日相談してみよう。ちなみにキャンベルも歴史のある語学学校だ。
その後は中華料理屋でうまい麻婆豆腐を食べ、姉と長時間のスカイプをした。
今日もこのまま一人部屋で行けるかと思っていたが、10時になり新しい宿泊者がやってきた。彼は来ると同時にフランスパンにスライスチーズをはさみ、フンフン鼻息を鳴らしながら、もくもくと食べている。そしてそれをコーラで豪快に流しこんだ。僕の様な食事だ。しかもよくみると彼の荷物がない。食べ物だけである。とても不安になったので話しかけてみる事にした。
彼はアルゼンチン人だった。ニュージーランドで初めてアルゼンチン人にお目にかかった。彼は8ヶ月間ニュージーランドを旅しており、北東をまわったら国に帰るという。そして彼が言うには、ニュージーランドドルは高いということだ。1ニュージーランドドルは3ペソらしい。3ペソだとアルゼンチンで何が買えるか、と聞くと、500mlのコーラのペッドボトルやクッキーなんかは買えるという。しかしここでは、3ペソじゃコーラやクッキーは買えない、と言っていた。
話し終えると彼はどこかへと出かけて行った。残されたのは食料だけである。
目の鋭い若者だ。万が一の事を考え、荷物をしっかりと管理しようと思う。