Kindle(キンドル)3Gを買う
昨日、アメリカのアマゾンでKindle3(キンドル3)を買った。Kindleとは電子書籍を読むデバイスである、マシーンである。知らない人のために説明してみると、アマゾンで本のデータを購入して、それをそのキンドルというマシーンで読む、ということである。一応書いてある通りに言うと、3500冊?ほどの本がその中に入るようで、Kindle自体の重さは200グラムとちょっとだった気がする。なのでフルに3500冊の本をKindleに入れたとしたら、3500冊が200グラムとちょっと、という事になる。まあそんなのはどうでも良いか。
またこのKindle3(Kindle3G)の特徴は、Wifiを使ってインターネットができる。そして携帯で使われている3Gの電波でもインターネットを使う事ができる。そしてこの接続料はなんと無料。なのでWifiスポットが見つからなければ3Gの電波を使ってインターネットをする事ができるのだ。しかし、まだ物が届いていないので何とも言う事ができないのだが、Kindle3Gでのネットサーフィンはさほど期待できないようである。しかしそれは重々承知している。メインは本を読む事、インターネットは予備という感じで考えている。
そう、なぜKindle3Gを買ったかと言うと、ちょっとこのメルボルンでも仕事をしてみようかな、と考えたからだ。自分はインターネットのコンテンツを作るような仕事をしているが、どうしても海外の書籍が資料として必要だったのだ。まあ本は本でアマゾンドットコムから買っても良いのだが、旅先でかさばる本を買うのがネックであった。捨てるのも家に送るのも嫌である。まだまだ旅を続けるつもりでもある。
まあこれは一つの理由で、もう一つは電子書籍が安い、ということだ。比較していないのではっきりとは言えないが、電子書籍の値段は比較的に安い様に感じる。もちろん送料もない事もある。
次に英語の勉強。もちろん英語の本を沢山読めば英語の勉強にもなるし、Kindleには英文を読み上げてくれる機能もついているのでそれを利用するつもりもある。また英英辞典も英和辞典もあり、本を読みながらわからない単語の意味を調べる事もできる。現在僕はイングリッシュグラマー・イン・ユーズという1キロくらいある英文法の本を持っているが、それを日本に送り返す事ができ、旅が楽になる。しかしこの本は電子書籍では売られていないので、他の英文法の電子書籍を購入する必要がある。
そして次に旅行のガイドブックを入れることができる。僕はこれからまだまだ色々な国を訪れるつもりである。その都度、訪れた国のガイドブックを購入してKindleに入れてしまえるのだ。重たいロンリープラネットも送り返す事ができる。また、PDFも取り込む事ができるので地図などを取り込んでおくのも便利かもしれない。そう、これはイメージの段階だが、ある国に訪れたとして、その国の文化などを深くしりたいと思うかもしれない。そんな時Kindleで電子書籍を購入して読み詳しく掘り下げてみたり、その国の旅行記などを読むのも良いかも知れない。想像するだけで楽しくなってしまう。
最後にWifi、3Gでのインターネット接続。3Gを利用してのインターネットがどれほどのものだかわからないが、僕はこの機能に過剰に期待している。というのも、ニュージーランド、オーストラリアと渡って来たわけだが、フリーのWiFiスポットを探すのは困難であった。WiFiスポットを探す、というよりマクドナルドを探す、というのが適切かも知れない。 空港でもWiFiはただではないし、バックパッカーも有料のところがほとんどである。別にがっつりインターネットをやりたい訳ではなくて、ちょっとメールを確認したいとか、ちょっと地図を見たいとか、ちょっと電話番号を知りたいとか、そのちょっとが今までできなかった。僕の調べた限り、3Gの電波は世界の主要都市で使用する事ができそうである(接続先が制限されている国もある)。なのでWiFiが使用できない都市、WiFiの普及率はさっぱりわからないが、例えばアジアを旅行している際にも3Gを使用してインターネットができるのではないだろうか、という淡い期待を持っているのだ。どうだろうか。そうだ、これからは旅とKindle、というのも日記のテーマにしてみるのも良いかも知れない。そしてそう、3Gでのインターネット接続は前にも書いたように無料である。
Kindleを購入した理由をまだまだ書きたいところだが長くなりそうなので次に行く。
僕が購入したのはKindle3Gというモデル。Kindle3は3G接続ができないモデルで139米ドル。Kindle3Gは50ドル高い189米ドル。どっちを選ぶか少し迷ったが、3Gに期待して50ドルを出してみた。
送料はアメリカからメルボルンまで日本円で2251円。そして同時にKindle3専用の保護ケースを買ってしまった。これが意外に高く、Kindleとセットの価格で48ドル。そう、少しこの保護ケースの説明をしたい。この保護ケースは革製、最大の特徴はケースのコーナーにライトがついていることだ。
これはどういう事かというと、Kindleは暗い所では見る事ができないので、それを補うためのものだと思われる。ライトの電源はKindleから供給されるので、ライト自体に充電する必要はない。ちなみにKindleのバッテリー持続時間は、ライトを使用しない状態で30日であるという。恐らくこれは、電源がついたまんまで30日という事だと思われる。というかKindleは恐らく電源は点きっぱなしであると思われれる。電源On,Offという概念がなさそうだ。
そう、それでこの革製のKindleのケースを購入するかどうかはすごく迷った。ケースに50ドル近くも払わなければならないのだ。まあこれは、えい、やあ、で購入する事にした。言ってしまえばアマゾンの思惑通りである。はじめは139ドルという安さに惹かれKindleを調べはじめ、3Gの存在を知りKindle3Gの購入を決め、暗いところでもKindle読みたいな、なんて思ってケースも買ってしまった 。送料を含み合計22028円である。わかってはいるんだけど、アマゾンの思惑通りフルコースのお買い物をしてしまった。いつも思う事だけど、はじめから全てまとまった状態で売ってくれれば、そう思う事も、悩む事もないのに。まあKindleがはじめから2万円だったら購入したかどうかはわからないが。
まあそんな感じで、僕のKindleライフはあと4日後に始まる。Kindle以外ではIpadの購入も考えられたが、重い、高い、機能が多すぎという事で見送った。
はっきりとはしていないが、現在Kindleは日本の書籍に対応していないようである。なのでしばらくは英語の本を読み続ける事になりそうだ。しかしKindleを買ったあとに思ったが、僕は英語を読めるテイでKindleを購入した事に気がついた。ウェブサイトの商品説明やレビューを読むのは得意だが、僕の英語力なんてたかが知れている。さあ、どうなるであろうか。Kindleの到着が楽しみである。
(6/13 end)