韓国人仲間と旅行 in タウポ 最終日
20日日曜日。韓国人との旅行最終日。
8時過ぎに起きる。朝食はコリアンヌードル。一つの鍋で5人分のラーメンを作り、皆でよそって食べる。
そう、これがコリアンスタイル。皆で分けながら食事をつくく、という鍋スタイルがコリアンスタイルなのだ。ビビンパもステーキもラーメンも、個人個人で食べるのではなく、皆で一つのものをつつく感じである。アイスクリームも巨大な物を買ってみんなでスプーンを突っ込んで食べる。極めつけはホットコーヒーもサイダーもシェアする。一つのグラスでである。あ、僕のサイダーなんだけど・・・、なんて気を抜いていると思ってしまうが、これが彼らのスタイルのようだ。そして僕はこのシェアスタイルかなり好きである。すごくフレンドリーだし、そうやってどんどん仲が良くなっていける気がする。そうそう、バナナも一人ひとりかじり合う。バナナを折って渡す事なんてしないのだ。
バスの出発時刻は1時前なので、チェックアウトすると僕らは美術館に向かった。美術館ではデビット・エリオットというイラストレーターの絵が展示されていた。恐らく絵本を中心に活躍しているイラストレーターで、僕はかなり気に入り本を買いたくなったほどだ。またこの美術館は70年代くらいの暮らしの展示や、マオリの文化なども紹介しておりとても面白かった。
美術館のあとは、カフェでまったりした。ここで僕は家族宛のポストカードを書いた。このポストカードは先ほどの美術館で買ったもので、リブにもメッセージを書いてもらった。そしてバスに乗る時間となった。楽しい時間はあっという間に過ぎる。
今回の旅行の感想のまず一つめ。
今回の旅で僕は
とてもリラックスをすることができた。今までニュージーランドでの旅というのは、あたりまえだが、東京からの旅というイメージだった。しかし今回はウェリントンからリフレッシュをしにちょっと田舎に行く、という感じである。気がつけば僕はウェリントンの住人になっており、今回の旅はウェリントンからはじまる、という今までとは趣の違ったものだった。今までウェリントンに辿りつくまでに散々見てきた景色も今回は違ったもののように感じたし、ウェリントンに帰ると、やっとマイタウンに着いたなあなんて感じた。今までにない不思議な感覚である。
そして次に、韓国の文化にまた少し触れる事ができた。語学学校に通うだけでも色々と知ることができるが、一緒に生活をするとより色々な事を学ぶことができる。特に今回日本人との違いを感じたのは食事の部分。彼らの、料理をシェアするスタイルには感動させられた。僕なんか自分の食べたいものを勝手に買って勝手に食べていたが、それでも彼らは僕に料理をシェアしてくれるのだ。ああ忘れてた、なんて思って恥ずかしくなったりもしたが、僕はこのシェアをするスタイルがとても好きになった。自分の食べ物が少ないのにそれを人に分け与える事ができるなんて、なんて素敵なことだろうか。自分もそうできる人間になりたいと思った。
そしてまた個人個人のキャラクターもより深く知る事ができた。特に僕は彼らの言うことがさっぱりわからないから見ることしか芸がないが、それでも色々な事を学ぶことができた。そしてこの旅を通して彼らとの関係をより深める事ができたと思う。特にリブとは、また違った絆をもつ事ができたと思っている。(3/20 end)