オーストラリアでワーキングホリデー計画
3月22日火曜日、また最近何かと忙しくなってきた。
まずは、昨日から語学学校の先生がチェンジした。全てのクラスである。僕のクラスの先生は、うーん名前を忘れたが、ウェリントン出身の35くらいの女性の先生になった。 子どもがそのまま大人になったような顔の先生である。
この先生の特徴としては、なかなか話すのが速い。なので聞き漏らしてしまう事が多い。しかし、最近はこれくらいの方がいいと思っている。なぜなら僕は、前のまえの先生、レイチェルの言っている事をかなり理解出来るようになっていたのだ。始めてレイチェルの授業を受けた時、50%くらいしか彼女の言うことが理解できなかった。しかし授業を続けるうちに徐々に何を言っているかわかるようになり、後半はほとんど彼女の英語がわかるようになった。レコーダーもいらなくなった。集中力も減りつつあった。
このような経験があるので、新しい先生が話す英語は早いが次第に慣れていくであろうと思っている。また仕切りなおして授業に集中していく必要がある。
そしてこの先生の授業はなかなか濃厚である。計画性があるので無駄な時間がない。好感が持てる授業だ。しかしその分家に帰ってから復習するボリュームが多いし、また宿題も多い。大変だが嬉しいことだ。あと一ヶ月間、この先生のもとでやっていけると思う。
忙しいその2は、今週からニュージーランド脱出計画をちゃくちゃくと進めている。月曜日は学校で先日取得したオーストラリアのビザをプリントさせてもらった。その後アパートに帰るとインターネットのアカウントを購入。一ヶ月間5ギガで30ドルである。ついでにアパートを去る日もオーナーに告げた。4月の23日をチェックアウトの日と決めた。みんなが羨む安くて街の中心地にあるマンションではあり惜しいが、いたしかたない。
部屋に戻るとウェリントン初メルボルンの飛行機のチケットを購入した。価格は280ドル前後で安くはないが、13時40分発なので素敵である。翌日だと220ドルの激安チケットもあったが、6時発という今の僕には考えられないくらい時間だったのでやめた。
そして昨日はジェームスと連絡を取りメルボルンへの到着日を告げた。市内の素敵なバックパッカーも探してくれるという。ありがたいことだ。しかし、ジェームスがいるからオーストラリアに行くと行っても、そこまで彼をあてにしているわけではない。彼には彼の人生があるから、僕は僕でオーストラリアでの暮らし方を見つけていかなければならない。もちろん、彼にはできる限り手伝ってもらうつもりではある。
上記のような感じで、ちょっと最近忙しかった。というか、もう準備はほぼ終わったと言っていいかもしれない。あと残る仕事はいらない物を日本に送る、部屋の掃除をする、それくらいだ。
来月にはオーストラリアである。と言っても、今のところ明確なビジョンはないが、一つだけ夢に見ている事がある。それはディジュリドゥという楽器を買うことだ。アボリジニの民族楽器であるディジュリドゥはながーい角の様な形をしており、ピキョ~とサイケデリックな魅力的な音が出る。それを買い、できればどこかでレッスンでも受けたいと思っている。それが今のところの唯一のビジョンかもしれない。
忘れないうちにもう一つ書いておきたい事がある。昨日始めてマオリの文化に触れることができた。ただテレビを見ただけだが、マオリの民謡?なんと言ったらいいのだろうか、マオリのショーのライブをテレビで見たのだ。ちょうどフラダンスショーのような感じである。
ステージにはマオリの女性が10人、男性が10人と言ったところだろうか、大人数が民族衣装を身につけ体を揺らしながら歌っていた。曲はハワイの様な南国系の音階が多いものもあるし、音階が少ない民族的なものもあった。前者は輸入物かどうか、詳しいことは全く知らない。
僕が感動したのは音楽の構成である。曲の前半部分は少ない音階で単純なメロディである。男性、女性でパートが分かれてハモることもない。しかしだんだんと皆の声が力強くなり、しまいには歌うというか声を張り上げる感じになる。それと同時にみな地面を蹴り大きな音をたて、力強さを体全体で表現する。大雨が降り雷がゴロゴロと轟く様な、そんなイメージを持たせるような、儀式的とでも言うのだろうか、とても力強い音楽へと変わっていく。でも僕ごときではこの素晴らしさは到底表現ができないので、暇があればユーチューブなどで探してみてほしい、と思う。
ここに来てはじめてマオリの文化に少し触れることができたと思う。いままで美術館で彼らの彫刻をいくつか見たが、中国の青銅器のデザインほどの感動はなかった。 しかし音楽は素晴らしい。ライブがあるかどうか、チケットを探してみようと思う。生のライブの迫力はすごいことだろう。(3/21,22 end)