メルボルンは寒いようだ
寒い。ウェリントンは極寒だ。極寒と言うのは少し派手かもしれないが、それくらい寒いと言いたい。外に出る気が失せるくらい寒いんだ。さすがに街に短パンサンダルは僕だけとなった。もちろん、学校への行き帰りの間だけなので耐えることができる。しかし最近、雨が降り風が吹くようなひどい天気がちらほらある。
これからどんどんと気温は下がっていくのだろうか。もしそうだとしたら、僕はそれに耐え切れる服を用意していない。完全に夏の装いでニュージーランドに来てしまっているのだ。完全に計画ミスだ。おまけにメインのゴアテックスのアウターをどこかで失ってしまった。ウェリントンに滞在するのはあと3週間だけだが、それまで今の服装で耐え切らなければならない。
今日は予定通り学校が始まった。当たり前のことであるが、サマータイムのせいで少しまだ時間を疑ってしまっている自分がいた。
授業は普通に始まり普通に終わった。終わったあとに先生のブロンウィンと少し話したが、どうやらメルボルンは寒いようである。時には0度を切るとか。彼女はメルボルンに半年滞在したことがあるらしいので、信用してよさそうな話だ。また暖かいとこがいいならシドニーの方が良い、と言われた。
困った話だ。寒いからメルボルンに行くのにメルボルンが寒いとは。懲りずに計画ミスである。ジェームスがありえないくらい暑いみたいに言っていたから暖かいと思っていたが、逆にそんなに寒いとは。どうしようか。メルボルンに行ってから考えようか。
そんなこんなで、僕のオーストラリアのプランもちょっとずつ形が見えてきた。
予定ではオーストラリアに少なくとも6ヶ月滞在する。メインはアルバイトである。というのもオーストラリアドルが高すぎて日本円を使いたくないのだ。なのでオーストラリアで稼いだ金をオーストラリアで消費する、というパターンをとりたいと考えている。まあそれでも毎月赤字は間違いないだろうが、日本円を落とさない様心がけながらその6ヶ月間生活するつもりだ。場所はメルボルンから移動するかもしれないし、メルボルンが寒ければ滞在しないかもしれない。それはわからない。そして、その間はディジュリドゥーを練習し、6ヶ月後はオーストラリアを旅してみる。今はそんな感じの予定だ。
こう思うと、これからがワーホリのメインであるかの様に感じる。このサイトのタイトルを変更せねばならなくなりそうである。 (4/5 end)