ウェリントンでクライミング
2月14日月曜日。語学学校での授業が終わるとクライミングジムに向かった。月曜のワークショップはクライミングなのだ。しばらくはワークショップの出席を避けたかったけれど、ワークショップの先生(アルゼンチン人)とクライミングの話で盛り上がってしまったため行かざるをえなくなった。場所は前回フットサルをしたところと同じで、繁華街から歩いてすぐのウォーターフロントにある。
フットサルとは違いさすがにクライミングの出席者は少なかった。先生を入れて計5人。3人は日本人。僕以外の2人が皇居の警官。残るはスイス人。
クライミングジムの規模は大きくないが高さはある。また壁はよくある平らな壁ではなく、モルタルで実際風につくっている。そこにホールドがついている感じでなかなか魅力的。シューズとハーネスのレンタル、一日中やりたい放題で20ドル。シューズとハーネスさえあえれば、かなり安い。
簡単に指導を受けた後、クライミングをスタートした。僕はスイス人のクライミング経験者、フレッドとコンビ。フレッドはパワーで登っているところもまだ多いが、なかなか良い登りをする。今後がかなり期待できる。日本ではクライマーが登っている最中「ガンバ!」と声をかけるが、ここでは何と言って良いのかわからない。なのでとりあえずガンバと言い続けた。最終的に掛け声は「ガンバ」で統一された。スイス人もアルゼンチン人もそして日本人もみなガンバ!と叫んだ。
僕は久しぶりだったけどそこそこ登れたと思う。しかしレンタルのクライミングシューズは足も痛くて細かいホールドに立つ事が怖かった。
チワワのような目をしたアルゼンチン人の先生フェディーは、趣味がクライミングのようである。マイハーネスとマイシューズも持っており、途中で彼女も合流してクライミングを楽しんでいた。
2時間くらいクライミングを楽しみ、僕はクライミングジムを去った。帰り際にフェディーが今週の水曜と土曜に来ないかと言っていたが、もう来週でいいよ、という感じである。とりあえずメイビーと言っておいた。ちなみにアルゼンチン人の先生フェディーは、ワークショップ専用の先生である。色々なイベントを放課後につくっては、そこに生徒を連れていき一緒に楽しむという感じである(クライミングは本気)。その他も、バリスタの修行と英語の授業を兼ねたプログラムを用意したり、グラフィックデザインと英語を兼ねたプログラムなどを用意して、生徒達にカムイン、カムイン!ジョインイン!とよく言っている。
クライミングから帰ると疲れ果てていたが、宿題がたくさんあったのでがんばった。食事は作る予定だったけど、姉に連絡をとるためマックで食べることにした。姉のメールによると母親の調子が悪いようである。
姉とのチャットで母親の状態はそこまで悪くないとわかったが、実際に自分が近くにいないので、かなり心配である。朝にメールでその事実を知ってから、一日中憂鬱であった。状態次第では帰ろうとまで思っていた。しかもそのチャットをしている姉まで、子育てのせいか、ルーティーンの毎日のせいかよくわからないが、欝になりそうだと言っている。泣きたい状態である。遠くにいるといつもの5倍くらい心配してしまう。飛んで帰りたいような気分だ。
とりあえずは大丈夫そうだが、近いうちに国際電話のカードを買って電話してみようと思う。(2/14 end)