本格的な風邪
7月の日記のフォルダーを確認すると、何と4日間しか日記を書いていなかった。今月の目標は毎日日記を書くことにした。もう面白くなかろうが、同じ内容だろうが毎日日記を更新しようと思う。これが今の僕の唯一の課題だ。
先週から一週間くらい本格的に風邪をひいて寝込んでいた。バイト中に鼻水がたらたらとでていたが、その翌日から本格的に風邪に苦しむ事となった。まず初日と二日目は鼻水がとまらず息ができなかった。三日目くらいになると喉が痛くなり、悪寒でぶるぶると震えた。次の日くらいからは発熱で熱くなり、それが冷めてくると大分風邪は良くなっていた。今は喉に違和感があるのと、たまにくしゃみがでるくらいで、体は問題なく動かす事ができる。今まで風邪だ風邪だと寝込んだりしていたが、今までのは単なる風邪の前触れみたいなもんで、今回のはワーキングホリデー初の風邪である。カナダに行くことを決意したあとだが、寒い国がとことん嫌になった。
とりあえず、僕が寝こみ続けて迷惑をかけた同室のベン、ありがとう。おにぎりを作ってくれたカズさん、飯を用意しようとしてくれたケンちゃん、ありがとう。
風邪ということで、日曜と月曜のバイトのシフトも変更してもらった。僕の代わりに宿の日本人のカズさんを送り込む、という替え玉作戦を用意しておいたが、バイト先のヘッドシェフがなんとかやりくりしれくれて、今週は日曜日に一日だけ働けば良いという事になった。
今回の風邪で思った事は、ビタミンを摂ろう、ということだ。前回は野菜を摂ろうという事になったが、今回ビタミンの大切さもわかった気がする。ちなみに、以前の日記に書いた人参の件だが、僕は食べている。毎日ではないけれど、お腹が空いた時にスナック感覚で人参をポリポリと食べている。
先ほどバイトのヘッドシェフから連絡があり、いつごろ辞める事になりそうなのか、と聞かれた。8月半ばくらいはどうでしょうか、というと、わかりました、との事だった。空気的に、僕が抜ける事でできる穴も埋まりそうな感じだ。ということで、僕は8月半ばに移動する事となる。多分。
メルボルンを離れるということに関してずいぶんと考えた。というのも、段々とここでの暮らしが形になってきたからだ。あれ、これ前に書いたかな?まあいいや、シャイなバイトのメンバー達とも3ヶ月間を費やしてやっと仲良くなってきたし、その中でも英語の勉強会の交流もある。日本人ヘッドシェフは本当に良くしてくれる。時給も上がった。宿には三ヶ月毎日顔をあわせているような連中が少なくとも5人はいる。バックパッカーはシェアハウスの様な感覚だ。
ここでの暮らしをもっと、何というのだろう、濃くしていったら、それはそれで面白いのではないのかな、とも思い始めていたのだ。だからメルボルンを去ると考えると、少し寂しい気もする。
今後の旅の予定の青写真が頭の中でできつつある。カナダにはもちろん行くのだけれど、その行くためのコースがいくつかある。一番安いと考えられるのは、一度アジアに戻ってそこからカナダ。これが一番安そうだ。オーストラリアからインドネシアの島を旅し、タイからバンクーバーという方法が今のところ一番魅力的なパターンで、もう一つは一度日本に戻ってからバンクーバーというパターン。日本に戻りたい最大の理由は、歯医者に行きたい。奥歯が虫歯であるような気がするのだ。爆弾を抱えながら旅をするのは嫌なので、一度日本に戻り完治させたいという気持ちがある。
止まっていたかの様に思えた時間も、街の気温が上がると共に動き始めた気がする。さあ、次に目指すはファームである。(8/2 end)