テアナウでトレッキングの食料を調達
2011年1月11日火曜日。今日は朝9時に起きた。朝方に何度か起きることもあったが、概ね眠れた様に思う。しかしまだ頭がぼーっとするし、ふらふらとする。いつになったらこの状態は良くなるのだろうか。
朝飯にパンケーキのようなものとオレンジジュースを飲み、DOCに向かった。
DOCとはトレッキングや山の情報を扱っているインフォメーションセンター。トレッキングの予約などもできるし、トレッキングや登山のためのグッズを購入することができる。ミルフォードトラックをトレッキングするためには予約をするだけでなくチケットが必要になるので、今日はそれを取りにDOCに向かった。チケットはトレッキング2日前にDOCから入手することができる。
DOC受付の英語で手こずるかなあなんて思っていたら、なんとそこには日本人スタッフが働いていた。驚きである。おかげでやりとりにてこずる事なく、また色々な情報も得る事ができた。何よりも久々に日本語を話せたのが嬉しい。ニュージーランドでトレッキングをするのはミルフォードだけかな、と僕の意欲はすでになかったが、優しい日本人スタッフのおかげで、他のトレッキングコースも歩いてみようかな、と思うことができた。
DOCではマップと虫除け、トレッキングの最中に余分な荷物をバックパッカーでキープしてもらうための袋(バックパックを雨から守るインナーパック)を買った。予約もうまくできているようで安心した。次は食料である。
一度宿に戻り、朝飯と同じメニューの昼食をとり、今度はタウンに向かった。そう、ちなみに僕が宿泊しているバックパッカーからDOCまでは歩いて10分以内、タウンにでるのも10分以内だ。
まずはアウトドアショップへ。肌寒いのがどうしても我慢出来ないので長袖を買おうと思ったが、良いのがない。Sサイズでも僕にはでかすぎるし、適当なものでも良い値段がするのでなかなか手を出せない。結局何も買えず、アウトドアショップではフリーズドライと自然の中でも使えるシャンプーを買った。その後スーパーマーケットに行き、トレッキング中の食料と行動食を買った。トレッキング中の夜飯はアウトドアショップで買ったフリーズドライだが、昼飯は主にクッキーとパン。行動食はグラムで買う事ができるナッツを選んだ。ナッツの種類はとても豊富でどれも試したくなる。ナッツやドライフルーツの組み合わせで商品名が変わるので面白い。「エナジーブースター」と名付けられたものを買ったが、なんだか良さそうだ。あとは勢いで今夜の食事用に肉を買ってみた。
今までの経験で物価をまとめると、日本と同じくらい、もしくは高いものも多い。安いなと感じたものは肉とパン。まだ全部を見たわけではないけれど、今のところこのような感想をもった。なので僕はあまりまともなものを食べていない。一日にどれほどのカロリーを得れているのだろうか。やせていくだろうと思う。
スーパーマーケットの買い物のあとはガソリンスタンドに立ち寄った。トレッキング中、料理に使う燃料のガソリンを買うためだ。しかし、どうやら販売できるガソリンのミニマムが2リットルらしく、大量に余ってしまうので購入することができなかった。90と95という2種類のガソリンがあったように思うが、あれはレギュラーとハイオクの違いだろうか。ジェイミーに聞いてもよくわからないようだ。そしてそんなこんなでジェイミーとでかけることになった。ジェイミーがガソリンスタンドの店員に聞いてくれるという。
ジェイミーと歩いてガソリンスタンドに向かった。歩きながら英語で色々と会話をしたが、半分わかって半分わからない。今日はお互い特別にやることがないね、というような事を話した気がする。
ガソリンスタンドに到着すると、ジェイミーが店員にこのボトルにガソリンを入れてくれてくれないのか、というような事を聞いてくれた。しかしやはり最低2リットルからの販売だった。それとは別に1リットルのボトル売りのガソリンがあることを教えてくれたが、僕は300mlほどしか必要なく、またそれは13ドルと少し高かった。アウトドア用の良質のガソリンなのであろうが、結局僕はそれも買うことなく店をあとにした。ミルフォードトラックで宿泊するハット(山小屋のようなもの)にはガスコンロがあるにはあるのだ。
その後はジェイミーと街をぶらぶらしたりテアナウ湖のベンチで座ってお話をした。彼女はマオリらしい。USAから来たと言うがUSA育ちのマオリなのだろうか。英語がうまく聞き取れないのでいまいちその辺がはっきりしない。彼女からはマオリのタトゥーの話を聞いたり、最近お気に入りのハウスミミュージックを聴かせてもらったりした。また彼女は動画を作る仕事をしている、と言っていた。そしてその動画を企業に売って収入を得ているようであった。なのでテアナウ周辺の動画を撮っては動画の編集作業をしているようだ。彼女がノートパソコンを使用しているのをよく見かけたが、恐らく編集作業をしていたのだろう。
今のところジェイミーは僕の唯一の話し相手である。このような出会いがあると、もっと旅を続けて色々な人に出会いたいと思う。そうすればもっと旅をエンジョイできる。そしてもっと英語が話せるようになりたいと思う。(1/11 end)