韓国人仲間と週末旅行計画
今日朝学校に着くと、日本好きの先生、ジョルジーナが「東京がやばい」と騒いでいた。僕の聞き間違えかどうか、みんな東京から避難をしている、というような感じに聞こえた。しかし昨晩のニュースや日本のテレビの感じでは、ガソリンや食料品が買われまくっているが、みな落ち着いているようにみえた。念のためインターネットを確認してみるも、そこまで騒ぐほどの情報はないように思えた。実際はどうなのだろうか。日記を書き終えたらしっかりと確認せねばならない。
そんな感じで日本が騒いでいる中、僕は週末ちょっとした旅行に行くことになった。確か、タウポ、という地名だっただろうか。北東のちょうど中心あたりに位置し、大きな湖があるところだ。というのも、韓国人のリブから誘われたからだ。あまり金を使いたくないのでどうかなあなんて思ったが、こういう経験も面白いかも知れないと思い、参加することにした。ちなみにメンバーは、リブ、リブの彼氏のアイデン、ビビアン、と多分ジュという女の子と僕である。オール韓国人のヤングの中に僕が誘われるなんて、とても光栄なことである。自分の日頃の行いは悪くない、という事がわかって嬉しい。
韓国人ばかりだと会話ができず一人ぼっちになるのでは、と思うかもしれない。しかし僕は結構そういうのは気にならない。慣れているし、韓国人のトークは理解できなくても面白い。あとこの韓国人のメンバーに共通している事だけど、みな高校の授業で日本語を専攻している。なのでほんのちょっとくらいなら日本語で盛り上がることができる。
しかしなぜリブが突然旅行の計画をたてたか。それはどうやらリブがラジオから、「今週末ウェリントンに大きな地震がくる」という情報を得たからだ。それが本当なのか冗談なのかわからないが、本人は、死にたくない~と必死なようであった。
本当にこの旅行はあるのだろうか。これだけ日記を書いてしまっているが、実際はどうなるかまだわからない。
そんな話もあって、毎日毎日、地震が僕につきまとっている。もちろん全ての日本人はそうだろう。アパートのフロントのおばちゃんとも地震の話しだし、アイバンと会えば地震の話になる。ニュージーランドの新聞のトップは毎日日本の被災地の大きな写真が一面をかざっている。そして僕はのんきに週末に旅行。日本のみんなはどうなのだろうか。街の空気、雰囲気、人々の表情はどうだろうか。