OPTUSのシムカードを買いに行く
昨夜はシンゴと朝の4時頃まで話し込んでしまい、今日は11時過ぎに起きることとなった。シンゴとは趣味も気もあう。あとは最近若者が好きである。大した歳の差でも無いが、何か自分にできる事がないかと協力したくなる。
起きるとシムカードを買いにでかけた。いつもなら市内の中心地に向かうのだが、飽きてきたので違う方向へ向かった。市内の北東方面にあるエリアで、地球の歩き方には買い物好きにはおすすめのエリア、的な事が書いてあった。
アイポッドで英会話を聞きながらテクテクと歩いた。昨日の雨がなかったように晴れている。いつもより少し肌寒く感じる。それでも歩くのが楽しい街だ。ニュージーランドで出会った友達を呼びたい。みんなで歩いたらもっと楽しいだろうと思う。カフェがところどころにある。人気のない通りにもぽつんとカフェがある。地面の枯れ葉達が秋の雰囲気を出す。本当に素敵な街だと思う。
メルボルンの北東エリア、フィッツロイという地区だろうか。ここも人が多い。しかし繁華街の様に大通りではなく、狭い道にカフェやレストラン、おしゃれな洋服屋や雑貨屋などが並んでいる。アジア人も少ない。観光客よりも地元の人間の方が多そうだ。繁華街が渋谷ならフィッツロイは代官山、と言った感じがした。ぶらぶらとウィンドウショッピングを楽しんで疲れたらカフェで一休み。そんな遊び方が楽しそうなところだ。あとはそう、アパートかフラットに住むんだったらここら辺が素敵である。落ち着いておしゃれ、そして必要な店が揃っている。きっとこの辺は人気のエリアに違いない。
フィッツロイのエリアを歩き続け、とうとう携帯ショップを発見した。そしてとうとうOPTUSのシムカードを購入した。毎月30ドルのプリペイド式のシムカードだ。これでやっと僕の携帯電話が機能するようになる。そして初回は300ドル近くの無料通話がついてくる。まあでもそんなには使わないだろう。
宿に戻ると無料通話を使ってやろうと思いみんなに電話をかける事にした。
まずは2時間時差があるニュージーランドのコリアンのエイデンに電話をした。久しぶりのエイデンの声は懐かしかった。その次にビビアンにかけた。ビビアンも懐かしかった。彼女とはちゃんとしたお別れの挨拶ができていないのだ。その後は日本の母親に電話した。日本を発ってから始めての電話である。どんな感じになるかなあなんて思っていたが、いつも通りの感じの会話であった。いま思うと、オレオレ詐欺と思われてたのかも、なんて思ったりもする。その後クレジットカードの会社に電話をかけたりして、あっという間に無料通話は200ドルを切った。国際電話とは恐ろしいものである。
夜ご飯は、宿のコリアンの女の子二人が明日去るというのでご飯を作ってくれた。韓国のスパイシーな味噌汁と肉などを焼いてくれとても美味しかった。彼女らはワーホリで来ており、明日からはメルボルンから2時間の街に行きファームでトマトのピッキングをするという。そこで2ヶ月ほど働いてお金を貯め、その後はオーストラリアを旅行するようだ。大変だろうけど頑張って欲しい。
僕もそろそろ行く末を考えなければならないだろうか。しかし、物事は徐々に動き始めている、それを実感する。空っぽのところに情報が一つずつ収まり、少しずつ形になっていっているのがわかる。働いていないけれど焦ることはないのだ。いずれタイミングが来る。そんな風に今は思っている。(5/2 end)