メルボルンでお仕事をゲットか
5月の6日金曜日。今日も10時ころ起きた。僕の部屋から人が出るたびに掃除のお姉さんがベッドメイクをしにくるので、僕もそのタイミングで起きることとなる。という感じで今日も始まる。言ってしまうと今日は日本を発ってから4ヶ月が経った記念日である。何も変わらず一日が始まる。
いつも通りだらだらと12時頃まで宿で過ごし、コーヒーをナルゲンのボトルに入れ、昼飯のパンケーキをタッパーに詰め図書館に向かった。まあ昨日と全く一緒である。
図書館では普通に英語の勉強をした。アイポッドに落としたポッドキャストの英会話レッスンを聞きながら、知らない単語を拾うという作業である。ポッドキャストの英会話のやつは歩くときにいつも聞いている。そして最終的には机に向かい、それを聞いて書き取り100%の状態に近づけるのだ。文法の参考書、ENGLISH GRAMMAR IN USEを進めたい気持ちもあるが、今は耳を鍛えるのを重視している。そんな事をやっていたらもう夜である。英語の勉強はやはりやりがいがあると思う。
図書館を出ると韓国人のお友達のスーランに電話をかけた。ゲットしたフリーコールを使って色々な友達に電話をしたが、まだスーランには電話をしていなかったのだ。彼女は今ニュージーランドの北東のどこかを一人旅していると言っていた。もう2週間で学校も終わってしまうので、今後の人生を考える時間をとっているようであった。皆それぞれ、日々、状況が変わっていく。僕も今日、一つ動きを入れてみた。
スーランとの電話を終えるとジャパニーズレストランに向かった。今日その前を通りスタッフの募集をしているのを知ったのだ。
再度その店の前に行くと、相変わらずスタッフ募集の張り紙は貼られていた。入ろうか入るまいか、一瞬躊躇したが入る事にした。
そして受付の人に尋ねた。「表の張り紙を見て来ました、まだ募集はしていますか?」と日本語で。帰ってきた答えは「I cant understand」であった。なるほど、日本人ではないのか。周りのスタッフをざっと見ても、ほとんどがコリアンであるように思える。でもさ「いらっしゃいませ!」って元気に言われたら日本語で答えちゃうよね。
店長らしき人は日本人だった。カウンターに立ち割烹着を来ている。スタッフの空きがあるかどうか確かめたかっただけなのだが、なぜか面接という形になった。店長らしき人は人が良さそうで、関西出身の人だと思われた。話によると時給は9ドルと激安で、勤務時間は朝10時30から夜10時まで、休憩時間は1時間30分という感じである。長く働くなら昇給も考えられる、という話しだ。まあ時給に関しては諦めていたので問題がない。しかし労働時間が長すぎ。そこまで稼ぎたいとも思っていないので週2日くらいでじゅうぶんである。それだけで宿代はカバーできる。いっぱい出て欲しいという感じもあったが。
そして、今から2時間トライアルで働いてくれ、という急展開になったが、皿洗いの巨大な外人さんが、「金曜日は適していない」、ということを言ってそれはなくなった。結局仕事は来週の月曜日からになった。なんだかよくわからない感じになってしまったが、とりあえず月曜の朝10時半にここにもう一度来てみようと思う。なんとなくだが仕事はゲットしたようでもある。
そんな感じで今週ももはや週末である。とりあえず仕事の件も落ち着いたので余分な考えがなくなった。あとは英語に集中するだけである。英語を話す機会を作るのは簡単だ。フリーの英語スクールもあるようだし、エクスチェンジを募集している人もたくさんいる。バックパッカーにも外人はいっぱいいる。また少し状況が変わり始めた。(5/6 end)