キャンベル語学学校の韓国人について

また日記をとばしてしまった。2月9日水曜日。昨日は特別なことは何もなかった。授業が終わった後、ワークショップという参加自由のアクティビティに参加して、面白くないビリヤードをして寝ただけだ。その後の韓国人の友人との会話は楽しかった。家に戻ると疲れて何もすることができず、ぼーっとして、英語の復習もほとんどやらずに寝た。

2月10日。今日の授業もいつも通り何事もなく終わった。しかし最近集中力がなくなってきている気がする。授業に慣れてきたせいだろうか。
そう、昼飯はクラスの人と中華料理でランチをした。クラス、と言っても一人だけを除いた4人である。日本人、中国人、韓国人の三国で食べる中華料理はうまかった。みんな箸が使えるので嬉しい。

食後は韓国人に誘われ、今日もワークショップに行った。今日のワークショップは、みんなでカフェでコーヒーを飲む、というだけである。

最近の僕の興味は韓国人に向いている。彼らを良く観察しているし、一緒にいる時間も長い。クラスの生徒4人中2人が韓国人である。
日本にいる時は韓国への興味は薄かった。母親や姉が韓国のドラマを楽しんでいたが特別な興味ももたなかった。しかしこうして韓国人と過ごしていると、韓国人の良さをすごく感じる。
まず思うのはフレンドリー。人との付き合い方がとてもシンプルであるように思う。もちろん人それぞれだと思うけど、人に対しての警戒心を持たないし、境界線を持たない。下手にでたりとか、無理やりコミュニケーションをとって仲良くなろうとするとか、そんな感じはまったくしない。ごく普通に接してくる。そして素朴である。良く笑い良く声をだす。自然体である。僕はこのような人たちが好きである。僕も韓国ドラマが見たくなった。

でもここまでは僕がただ感じていた事だったので、より韓国人を知るために今日のワークショップではもうちょっと突っ込んだ話をした。
今日長く話したのはリヴ。23くらいの大学生の女子である。大学の途中で語学を学びにニュージーランドに来たようだ。彼女は韓国の教育システムが嫌いだという。知らなかったけれど、かなり教育には厳しい国のようである。大学を卒業するのはマストであり、親も教育に対して厳しいようだ。朝7時くらいから学校は始まり、夜まで勉強づけ。授業に体育のようなものはないらしい。一日中座って勉強しているだけなのでみな太るようだ。そしてあまりの厳しさに自殺する学生も多く、問題になっているという。
なのでこのニュージーランドでの期間は最高に楽しいらしい。どの韓国人の留学生もそうであるようだ。そう思うと、彼らの明るさは厳しさから開放されたものなのかも知れないな、なんてことも思ったりする。実際に韓国に行った事がないからまだ何もわからない。しかし聞くとものすごく教育熱心な国である。少し日本が心配になる。参考までに、僕と語学学校の日本人(２８)会社員、との会話をどうぞ。

東京っすか？
東京の世田谷っす。
僕は江戸川っすよ。
今どこに住んでるんすか？
ホームステイっすよ。この年でホームステイなんて考えらんないっすよ。でも会社がホームステイしろっていうんで無理やりっす。んで子供たちと一緒に飯食ってははは。もう全然何言ってるかわかんねーっす。飯もまずいし。
始めてっすね、日本人の男性をここでみたの。
３週間くらい前まではたくさん日本人の高校生がいたんすけどね～。さすがに高校生じゃ会話が。大学生がいいっすよ。僕ちょっと前まで大学生の子と付き合ってたんすけどね、２週間で別れちゃいましたあははは
どれくらいいる予定なんすか？
会社が半年はいろって言うんで、あと3ヶ月くらいはいなきゃいけないみたいっすね。でも寒いんでオークランドに移ろうかと思ってるんすよ。っつうかここほんとに寒くないっすか？ありえないっすよ。夏だと思って来たのにこの寒さ。考えられないっす。北島の中では一番寒いらしいっすよ。っつうかウェリントンってどこだよ、って感じっすよね。オークランドとかクライストチャーチならわかるけどウェリントンって。グーグルアースで調べたら、うわ小っせー街って。会社がオークランドだと僕が遊んじゃうっていうからっていうんでウェリントンにされたんすけどね。。。。

日本が心配になった会話だけれど、むしろ久しぶりに東京人同士の会話ができて、楽しかった。（2/10 end）