コタキナバルへ到着
マレーシア航空はとても小さかった。でもスチュワーデスさんも砕けた感じで一気に南国に来た気分になった。やっぱり南の国はいいなぁ。
コタキナバルの空港は開放的な感じで、その小さな飛行機から滑走路に直接降りたら、広い滑走路をみんな思い思いに自由に歩いて到着ロビーに向かった。
到着ロビーで両替したのは18:52。宿には19:30頃着くと伝えておいたから予定通りだ。余った香港ドルと日本円2,000円分の合計3,000円だけをマレーシアリンギット(RM)に両替して空港を出た。なんでも、町中の私営の両替所で日本円から替えるのが一番レートがいいらしいのだ。
ガイドブックには「空港を左に出て通りにぶつかったところの左手にいればバスが止まってくれる」とある。なんてアバウトなんだ。乗ろうとしていたバスは1.5RM(45円)のミニバスという公共のバスだが、日も暮れてきたしザックも受取って荷物も思いからまぁタクシーでもいいけどーと思いながら、なぜかさっそうと先を歩くきたおくんに着いていった。なんかこういうちょっとした冒険的なのは好きらしい。なんとなくひだりひだりと歩いて行ったら大通りに出て、そしたら左手に道路が広がってる部分があってそこで待った。道路は広く、通る車はどれも小さく見えた。
「BUS MINI」と書いた8人乗りくらいのハイエースみたいな形の車が「プッ」と短くクラクションを鳴らして通り過ぎた。満員だったのかな。とにかくここに居ればバスは来るらしい。やがてまた一台が来て、止まった。「コタ・キナバル?」と聞くとそうだといった。助手席に乗ってるおばあさんもすでに後部座席に座っていたおじさんもみんな痩せて真っ黒だった。完全にみんなインド系の顔をしていた。今日泊まるコンドミニアムは中心地のすぐ近くだから繁華街に着いたら降ろしてもらおうと地図とにらめっこして標識や町の目印をチェックしていたけど、そうする必要もなくバスは繁華街入口の大きなロータリーが終点らしく、そこで下ろされた。
降り立った第一印象は「リゾート」っていう感じはしなかった。モワっとして街灯はみんなオレンジっぽくて、「マレーシア」って感じがした。クアラルンプルとかマレーシアのリゾートには行ったことがないんだけど、13年前に行った時の感覚を思い出した。