オークランドに到着 ミルフォードトラック日記 ②
2011年1月7日。日本時間の13時過ぎ、無事にオークランドに到着。長かったゴールドコースト空港での待ち時間も今は遠い昔だ。ゴールドコーストからオークランドまでの飛行機は小さく狭く、そして僕はほとんど寝ていた。
空港の荷物検査では、持っていた食料と登山用品が引っかかった。食料に関してはパンが気になったらしく、何か挟んでいるか?というようなことを聞かれたので、セブンイレブンで買ったチョコチップスティックを見せると、満足しているようだった。登山靴は「ナイス」と満足そうであった。僕はいつも登山靴を掃除しているので問題がないのだ。テントは新品だ、というと、やはり満足そうであった。
到着のゲートを抜けると荷物を整理し、トラベラーズチェックを一万円分交換をした。何か色々と言っていたけど全くわからない。恐らく1万円だけでいのか、ということだと思うがレートが悪いと思われるので、これ以上はいい。1万円のトラベラーズチェックはNZD134.20となった。
久々に外にでてタバコを吸う。クラクラして倒れそうだが、いい。素晴らしい天気だ。宮古島やハワイと同じ様な気候だ。雲を突き抜けて斜めから力強く差し込んでくる日差し。ここは南国なのだ。移動の疲れも一気に吹っ飛んで心地良さへと変わった。
空港からオークランドシティまではエアバスでいく。バス停の前にチケット券売機があるのであらかじめそこで買っておけばいい。クレジットカードも使えて片道16ドル、往復で23ドルだったと思う。
空港近くの街並みはリゾート地のようだった。広い庭がある家が、ゆとりを持った間隔で並んでいる。
また信号待ちの時、バスの運転手がどこで降りる、と尋ねてくれたのでベースオークランド(バックパッカー)と告げると、NO.3で降りろと教えてくれた。
18:45分にオークランド空港を出発し、19:25分、今夜の宿泊先であるベースオークランドに到着した。←ここからは現地時間で書く。
宿のチェックインは思ったよりすんなりといった。ただ困ったのが「セキュリティカード」だ。ドミトリーの部屋でも、全ての部屋にはセキュリティカードを通さないと入れない。そしてエレベーターで宿泊階に行く際にもセキュリティカードを通さなければならないのだ。使い方にかなりてこずったが、色々な方に教えていただいて無事部屋へとたどり着くことができた。みんな親切で嬉しい。部屋は二段ベットが二つだけ置いてある簡素なものだった。窓もない一番安い部屋なので居心地はとても悪い。ぶーん、と変な音もする。でもやっと横になれるのだ、と思うと嬉しい。このベースオークランドはマンション型のバックパッカーで、客のほとんどが欧米人である。ラフな格好をした欧米人がそこいらにたむろしている。タイを思い出した。
夜ご飯はバーガーキングでハンバーガーのセットを食べた。7ドル50セントと安くもないが、肉がうまくて満足した。BIGBOYの俵ハンバーグのように肉が香ばしい。
外へ出ると素晴らしい南国の夕焼けだ。旅へ来たと実感する。
夜はこれからなのだ、と言いたいところだが、疲れているのでとっとと眠ることにする。
とりあえず、初日の予定を全て終えることができて嬉しい。
ベースオークランドのWIFIが有料なのは残念だ。(1/7 end)